【北海道】岩間温泉 岩間の湯 (野湯)★★★★

岩間温泉47

北海道上士幌町にあるワイルドな野湯「岩間温泉」の入浴レポートです。

最終更新日  2019/8/22 訪問日  2015/6月中旬

【岩間温泉 岩間の湯】基本情報

いわまおんせん いわまのゆ

住所: 北海道河東郡上士幌町三股
TEL:なし
公式サイトなし

【宿泊料金】

なし

口コミ評価:Google 4.6点/5.0点

【岩間温泉はこんな温泉です】

◆ヒグマも出没する可能性のある小さな渓流沿いにある野湯
◆硫黄泉のにごり湯で泉質も抜群
◆天候条件によっては少々難儀な野湯


[スポンサーリンク]








【日帰り入浴】

営業時間:24時間
料金:無料

アクセス

◆車
層雲峡から国道274号線経由、三股大橋を超えてすぐに右折、林道を道なりに約8キロ(20分~30分)、下車後徒歩10分~15分。層雲峡から約2時間。
糠平温泉郷方面から国道274号線経由、三股大橋手前の登山道入り口を左折、林道を道なりに約10数キロ((20分~30分)、下車後徒歩10分~15分。糠平温泉から約1時間15分。
*10月~6月上旬は積雪のため冬タイヤ・チェーンが必要となります。
ドラぷら
◆電車
JR根室本線「帯広駅」から車で1時間50分。
Yahoo!路線情報
◆高速バス
楽天トラベル高速バス予約

地図

 

【2019年現在の状況】

2016年の台風により、岩間温泉に向かう林道は倒木やがれきで車両が通行できない状態になっているそうです。

御殿大橋手前の登山口駐車場から歩いて1時間くらいかかるようです。

コンクリート製の湯船も完全に流されて現在は源泉のパイプが斜面から垂れ下がっているだけの状態です。

パイプの下にビニールシートを広げて湯船を作らなければ入浴できないようですが、川の増水等により足場が確保できない状態もあるようです。

お出掛けの際には最新の情報を入手してください。

 

以下は、2015年6月下旬に訪問した時のレポートになります。

 

【岩間温泉 岩間の湯 その他の湯 日帰り入浴】

 

岩間温泉は、大雪山系「石狩岳」の南麓にある野湯です。

ファンによって整備された「岩間の湯」の他に、渓流の上流・下流に1つずつ、

合計3つの野湯があります。

 

天候その他の条件が揃えばそれほど難易度の高い野湯ではありませんが、

・10月~6月上旬と降雪期間が長い

・細い林道では対向車とのすれ違いが困難

・落石や倒木の危険がある

・途中、冷たい渓流の中を歩いて渡らなければならない箇所がある

・ヒグマの目撃情報が多い地域である

・携帯電話は圏外なので万が一の場合に連絡が取れない

ということから、事前準備が必要であり、

現場でも少々緊張感を持って行かなければ場所ではあります。

 

今年のGWはまだ雪道だとは知らずにノーマルタイヤで訪問した観光客が

何台もスタックしてJAFを呼ぶ事態に陥り、一時期車両通行止めになったそうです。

近隣の施設にも迷惑がかかるので、事前準備は怠りなきようお願いいたします。

 

【岩間温泉の行き方】

層雲峡方面から行く場合には、国道273号線を50キロほど南下します。

三国峠のトンネルと展望台・茶屋のある駐車場まできたらあと2キロ弱。

三国峠

三国峠の駐車場

更に1キロほど南へ進むとロッジ風の「三股山荘」というカフェが見えてきます。

岩間温泉24

「三股山荘」を通り過ぎるとすぐに「三股橋」が見えます。

ここが最大の目印です。

岩間温泉25

橋が終わると右側に「音更山・ニベンツ山・石狩岳・ユニ石狩岳登山口」の看板が出ています。

この看板のある右側の林道に入り、奥に10キロちょっと進むと「岩間温泉」があります。

 

帯広・糠平温泉方面からは逆に国道273号線を北上し、

「三股橋」を渡る手前で左折して林道に入ります。

岩間温泉27

林道入り口

岩間温泉28

火事注意ののぼりと林道での交通安全についての注意書きがあります。

岩間温泉29

30mほど行くと、入林者名簿のボックスがあります。

ヒグマの出る登山道・国有林なので、入口で入林者名簿に記帳します。

箱の中にファイルとペンが入っています。

岩間温泉50

入林者は半分が「岩間温泉」の訪問者、残りは登山や渓流釣りの人たちです。

岩間温泉30

入口から砂利道の林道を道なりに8キロほど(30キロ走行で30分弱)。

渓流を渡らなければならない行き止まりまでとにかく道なりに進みます。

それだけ忘れなけば大丈夫だと思います。

私のナビでは入口から7.8kmと表示されましたが、途中からナビにも出ない道を残り数キロ進んで行きました。

岩間温泉31

最初の分岐点は、「ニベンツ山」と「石狩岳・音更山」ですが、

ここは道なりに「石狩岳・音更山」方面です。

少し視界が開けて雪山が正面に見えます。

岩間温泉37

更に10分ほど進むと、

3~4台分の駐車スペースがあり「ユニ石狩岳・音更山登山口」の看板がありますが、

まだまだ突き当たるまで道なりに進みます。

岩間温泉39

先ほどの登山口から2~3分で大雪山国立公園の案内板と、

10台くらいの駐車スペースに下りて行く道がありますが、ここもスルーします。

岩間温泉43岩間温泉42

1~2分で「御殿大橋」という白いガードレールの橋が出てきます。

これが最後の目印。ここまでくればあと1~2分で渓流に突き当たります。

 

肝心な渓流前の写真を撮り忘れましたが、

道は渓流前で行き止まりになっており、その右側に4~5台駐車スペースがあります。

 

オフロードバイク又は車高の高い4WD車でもない限り、

渓流の手前に車を停めて川を歩いて向こう岸に渡らなければなりません。

(何かあっても自己責任で)

 

訪問時の川幅は10mほどでした(川幅は水量で前後します)。

雪解けの季節で2~3日雨が降った後でしたが、浅い所を選べば膝丈の長靴で渡れる深さでした。

一部流れの速い場所もありますので、増水時は諦めが肝心です。

 

行きは用意しておいたスパイク長靴で渓流を渡りましたが、

帰りは履き替えるのが面倒で濡れても良いビーチブーツで歩いて渡りました。

雪解け水なのでかなり冷たく、3秒ほどで足が痛くなるので、真夏以外は長靴の方が良いと思います。

 

岩間温泉1

川を渡ると笹やぶのある林道を10分ほど歩いて行きます(悪天候の時には倍近くかかると思われます)。

ここからはいかにもヒグマが出そうなヤブがあるので、

渓流の水音にまぎれないようにクマ鈴を大きめに鳴らしたり、ホイッスルを吹きながら歩きました。

岩間温泉2

林道を10分ほど歩くと車とテントが見えました。

既に車で訪問していた先客さんがいたようです。

小さい車で川を渡って来たのかと驚きましたが、慣れている方のようでした。

人がいるのでとりあえずヒグマは大丈夫かなとちょっと安堵。

岩間温泉23

野宿している人なのか?宿主は中にいたのかいないのか。

後から別の場所で聞いた話によると、人が多くなるシーズンは泊りで管理する人もいるようです。

すべてボランティアで管理していて、頭が下がります(工作物の設置は違法ではありますが)。

岩間温泉3

駐車場の前には川を渡る2本の丸太があります。

手すり代わりのロープがあるので、ロープを伝って渡ります。

正面奥に見える緑色の四角い物体が「岩間の湯」の脱衣所です。

岩間温泉44

こちらが「岩間の湯」の湯船。

野湯と呼ぶには立派な湯船があります。6~8人サイズの大きさです。

写真左手にはグリーンシートのかかった衝立と丸太の椅子があり、

見えないように配慮された脱衣スペースになっています。

岩間温泉12

奥に2本の源泉、右には加水用の湧水のホースまで設置されていました。

源泉の温度は46度くらい、表面は熱かったですがしばらくすると41度くらいで快適な温度になりました。

お湯は塩気のあるゆでたまご味です。

岩間温泉10

透明度は30センチくらい。日によって濁りのない時もあるようです。

岩間温泉14

景色もお湯も素晴らしいです。

後はヒグマの心配がなければ・・・。

と思っていたら、湯船の縁をアオダイショウが這って行きました^^

それほど山奥ではない普通の温泉旅館でも見かけるので、

蛇も温泉が好きなんでしょうね(^_^;)

岩間温泉45

こちらは岩間の湯から下流に10mほど降りたところにある湯船。

「ユーネの湯」と呼ばれているようです。

温度は41度くらいでしたが、お湯の投入量が少なめなのでちょっとなまっていました。

岩間温泉48

囲いはありませんが、スノコを置いた脱衣所があります。

岩間温泉11

更にもう一つ。岩間の湯から見て上流10mほどの対岸(駐車場側)にも

自然のままの湯船があります。

「隠し岩間の湯」とでも呼ぶのでしょうか。

岩間温泉17

一番上流側。

大きな岩の間からお湯が流れ出ていました。

でも、川の水も交じっているのか、30度くらいでかなりぬるめでした。

岩間温泉18

中央の浴槽はもう少し温度があり、36度くらい。

岩間温泉20

一番下流にある3つ目の浴槽はほとんど水に近い温度でした。

 

道内ではかなりの有名スポットなので、

週末になる混雑していることもあるようです。

ヒグマの生息地なので、バーベキューなどは止めておいた方が良さそうです。

 

【岩間温泉の動画】

岩間温泉の地図⇒三股展望台に寄り道⇒三股橋から岩間温泉までの道のり⇒岩間温泉⇒下流側の野湯⇒上流側の野湯⇒三股山荘のランチの順に編集しています。

【岩間温泉 温泉の感想】

 

今回の北海道訪問では是非とも訪問したい温泉でしたが、

雨続きの合間に絶好の野湯日和となりました。

思っていた以上にお湯が素晴らしく、景色も最高でとても感動しました!

 

泉質★★★★4.4

お風呂の雰囲気★★★★4.8

清潔感★★★★4.6

野湯の難易度★★★★4.0(天候により3.0~4.8)

 

【岩間温泉 温泉情報】

◆お風呂

混浴風呂3

◆源泉

不明

 

*ブログの内容は掲載時の情報です。

基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。



【岩間温泉周辺の関連記事】

河東郡上士幌町 三股山荘 カフェごはん

河東郡上士幌町 幌加温泉 湯元 鹿の谷 日帰り入浴

河東郡上士幌町 ぬかびら温泉郷 糠平温泉 中村屋 宿泊

河東郡上士幌町 ぬかびら温泉郷 糠平温泉 山湖荘 日帰り入浴

河東郡上士幌町 ぬかびら温泉郷 糠平温泉 湯元館 日帰り入浴

上川町層雲峡 大雪高原温泉 大雪高原山荘 宿泊

上川町 層雲峡温泉 朝陽リゾートホテル 日帰り入浴

上川町 層雲峡温泉 湯元 銀泉閣 日帰り入浴

道東のの混浴のある温泉

ブログ掲載 道北の秘湯レポート

7泊8日 北海道 大雪山 29湯 秘湯巡りの旅 2015初夏


[スポンサーリンク]




ブログ掲載の温泉 都道府県別
北海道 道南 道央 道北 道東
東北 青森県 秋田県 岩手県 山形県 宮城県 福島県
関東 栃木県 群馬県 埼玉県 茨城県 千葉県 東京都 神奈川県
甲信越 山梨県 長野県 新潟県
東海 静岡県 愛知県 岐阜県 三重県
近畿 滋賀県 京都府 奈良県 和歌山県 大阪府 兵庫県
中国 岡山県 広島県 山口県 鳥取県 島根県
四国 徳島県 香川県 愛媛県 高知県
九州 福岡県 佐賀県 大分県 熊本県 長崎県 宮崎県 鹿児島県
沖縄

 

TOP 更新履歴 グルメ&観光 YOUTUBE温泉動画
日帰り温泉 にごり湯 混浴のある温泉 温泉グッズ

「日本秘湯を守る会」、源泉かけ流しの日帰り入浴・宿泊の口コミが気になったら、「秘湯宿.com」で検索♪

>>「日本秘湯を守る会」の会員宿 全国一覧

>>全国の源泉掛け流しのある温泉

食事もおいしい「日本秘湯を守る会」会員宿 ご飯も美味しい厳選宿のランキングを更新しております♪





(このページの閲覧者は 8,189 人です,本日は 1人です)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

アップロードファイルの最大サイズ: 30 MB。 画像, 動画 をアップロードできます。 ここにファイルをドロップ

wp-puzzle.com logo