【群馬】湯宿温泉 湯本館 日帰り入浴 ★★★★

最終更新 2018/3/8 訪問日 2018/2/月下旬・2014/2月中旬

【湯宿温泉 湯本館 】基本情報

ゆじゅくおんせん ゆもとかん

住所:〒379-1409 群馬県利根郡みなかみ町湯宿温泉2381
TEL:0278-64-0011
公式サイト

⇒「湯宿温泉 湯本館」へのアクセス&宿泊予約はこちらのページへ 

【宿泊料金】

1泊2食付 8,640円~11,124円 お一人様○ 素泊まり○ 湯治× 自炊×
素泊まり4,960円~

口コミ評価:google 3.9点/5.0点

【こんな人におススメ】

◆インパクトのある石膏臭が好き
◆激熱風呂が好き
◆鄙びた宿が好き
◆混浴ファン


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【日帰り入浴】

営業時間:11:00~18:00頃(お湯が溜まる12:00以降の訪問を推奨)
料金:大人600円 小人300円 幼児無料
家族風呂 1人1,500円 2名以上3,000円/室(1時間)
個室休憩2,100円/人、昼食+休憩3,990円、夕食休憩4,410円(入浴料込)

*混浴はバスタオル巻不可

 

【鮮度抜群、ただし激熱! 湯宿温泉 湯本館 日帰り入浴】

「湯宿温泉」は、旧三国街道(国道17号線)沿いにあるため、猿ヶ京、法師、川古温泉と合わせて「三国温泉郷」と呼ばれています。

どの温泉も無色透明、微~強石膏臭があるのが特徴ですが、極端なぬる湯からあつ湯まで温度にバラエティがあります。湯宿温泉は来るモノ拒む激熱の部類。でも、お湯は抜群に良いです。

 

今回、1日目は「法師温泉 長寿館」に宿泊にし、翌日は「上牧温泉 辰巳館」に宿泊しようかと考えていましたが、関東地方は大雪の予報があり、高速が通行止めになって帰れなくなると困るので、日帰り温泉で済ませることに。

この気象状況でもタダでは帰らない^^

湯宿温泉湯本館4

月夜野大橋から見た利根川。

朝から雪が降り始めましたが、帰りの関越道はチェーン規制、家に着いた頃には通行止め、三国街道も雪崩で大渋滞、前橋市内の積雪は70cm超え、多くの民家で駐車場の屋根が雪で押しつぶされるという大変な事態になっていました(@_@)

さて、法師温泉から関越道「月夜野IC」に向かうまでのR17号線沿いの日帰り入浴を何軒かピックアップ。

R17号沿いにはインターまで30分足らずの場所に、川古温泉、猿ヶ京温泉、湯宿温泉が並んでいます。どの温泉も基本的にかけ流しです。

 

初めに通りがかった猿ヶ京温泉「湖城閣」はまだ準備中の時間だったので、湯宿温泉「湯本館」に立ち寄りました。

湯宿温泉湯本館3

湯宿温泉の通り沿いにあった雪だるま。

首に温泉の手ぬぐいを捲いています^^

 

とても小さな温泉街ですが、鄙びた裏路地に共同浴場は4つもあり(一部はジモ銭)、泊まって楽しめる温泉街でもあります。

 

湯本館はメイン通りからちょっと奥まったところにあります。

月夜のインターから来る場合には、「湯宿温泉」と書かれた時計台のようなランドマークから石畳を上がって行くか、「金田屋」と書かれている看板を右に入り、突き当りを左に上ると「湯本館」があります。

駐車場は建物の前に4~5台分あります。宿泊者優先なので、日帰りの際には移動のためフロントにキーを預けました。

「湯本館」の外観。レンガ造の3階建。

入口の門には「湯本作太夫」という。代々のご主人が襲名している名前です。

公式サイトには日帰り入浴の時間が書いてなかったので、まだ10:30だけれど大丈夫かと心配しながら入館。

湯宿温泉湯本館5

フロントで尋ねると、入浴OKでした(^^♪

ただ、女湯はお湯がまだ溜まっていませんと言われました。

日帰り入浴の時間は11:00~のようです。

湯宿温泉湯本館22

ロビーとお土産処。

大浴場は左奥です。

湯宿温泉湯本館21

壁には鴨と鹿のはく製

湯宿温泉湯本館20

古い鎧

 

湯宿温泉は1200年の歴史があり、宿のご主人は21代目だそうで。

宮城県の青根温泉湯元不忘閣も23代目でスゴイと思いましたが、21代だと初代は室町中期くらいでしょうか?

とても歴史のある温泉宿です。

湯宿温泉湯本館17

大浴場に向かう途中、中庭のような所に「窪湯」という源泉がありました。

源泉のパイプ

「湯本館」のすぐ下にある共同浴場「窪湯」はこの源泉からお湯を引いています。共同浴場よりも源泉に近く鮮度の良いお湯というのは、普通の温泉街ではめったに見られませんよね。他には蔵王の「おおみや旅館」がそうでした。

湯宿温泉湯本館19

南無薬師如来の像。奥には洞窟があります。

湯宿温泉は約1,200年前、須川村の弘須法師による大乗妙典誦川満願の夜、薬師如来が現れ種々の薬湯を賜ったのが始まりと言われていて、初代沼田城主の真田信之が関ヶ原の合戦の疲れを癒すために訪れるなど、真田家ゆかりの温泉地でもあるということです(公式サイトより)。

そういえば、「湯本」館という名前も、

湯宿温泉の源泉地だったのかぁと今更気づいた^^

 

訪問の数日前、この源泉地で開湯祈願祭が執り行われたという新聞記事を見ました。

湯宿温泉で開湯祈願祭

千年以上の歴史を持つと言われるみなかみ町の湯宿温泉の湯本館で8日、雪が降る中、開湯祈願祭が開かれた。近隣の本覚院金泉寺(こんせんじ)住職の読経に合わせ、6軒ある旅館の主らがお湯の湧出(ゆうしゅつ)に感謝し、温泉の今後の繁栄を祈った。

同温泉は平安時代初期の852年2月8日、弘須法師による経典誦行満願の夜に薬師如来が現れ、種々の薬湯を賜ったのが始まりとされる。四つの源泉のうち最大の窪湯(くぼゆ)は毎分180リットルわき出す。湯本館主21代目の岡田作太夫さん(48)は「少し掘っただけで湯脈にぶつかるので、工事にも気を遣っています」と話す。

~2014年2月9日 朝日新聞DIGITALより

 

「湯本館」のお風呂は、

  • 大浴場 混浴内湯1
  • 女性用浴場 内湯1
  • 家族湯 内湯1 (日帰りは別料金)

があります。

混浴はバスタオル巻不可です。

 

【湯宿温泉 湯本館 混浴内湯】

浴室はフロント左の廊下を奥へ。

「大浴場」と書かれたドアが2つあり、男女別の入口のようですが、中は一つの広い脱衣所で共用になっています。

脱衣所内は棚とカゴだけでロッカーはなし、洗面台にはドライヤーも置いてありました。

 

浴室は20畳くらいの広さ、中央には大きな黒い石の丸い形をした浴槽が1つ。

初回は事前に下調べをせず混浴とは知りませんでした。ただ、男性用のお風呂はここだけなので、男性が多ければ実質男性用ですね。

 

左にケロリンの桶がとても小さく見えますが、浴槽は10~12人ほど入れそうな大きさ。

右奥の岩の隙間からお湯が流れ出ています。

源泉が出ている岩。周りの石はカルシウムのような白い結晶ができています。

お風呂に足を入れてみると・・・

初回訪問の際、入浴した父によると、「熱くて火傷した!いくら水で薄めても間に合わない(T_T)」

ということでした^^

 

ため息をつきながらぬるくなるのをしばらく待つも・・・。

 

後日、同じ雪の季節に1人で訪問しましたが、前のお客さんが加水したはずなのに46.7度ありました。湯口の辺りで51.7度。自分でも15分以上ホースで水を足してみてもほとんど温度は変わらず。

湯舟の中に突っ込んだホースを見ると、水の部分とお湯の境目が陽炎のようになっているのを見て熱さを実感できます。

フロントでは泊りのお客さん(男性)が来るかもしれないと言われ、あまり長居はできず諦めました(T_T)

 

後から日帰りで来た女性の常連さんに、46度台なら全然入れるでしょ、いつも50度あるから^^

と言われてしまいました。

う~ん、ゆっくりかけ湯しながらならば入れないことはないですけど、バスタオル巻もできず、人の気配を伺いながらだとやっぱり難しいですね。

でも、源泉からの距離の違いなのか、女性用の内湯よりも混浴の方がお湯も良いという話でした。

洗い場にはシャワー、シャンプーあり。

 

見学だけして女湯へ。

 

【湯宿温泉 湯本館 女性用内湯】

大浴場の向かいに女性用の内湯と家族風呂があります。

大浴場が女性用になる時間帯は女湯の方が男性専用になるようです(朝7:00~8:30まで)。

脱衣所にはロッカーなし、洗面台にはドライヤーあり。

POLAの化粧水が置いてありました。

湯宿温泉湯本館16

午前中の訪問時には、まだ15cm程度しかお湯が溜まっていない浴槽。6人くらい入れるサイズです。

温度は50度くらいでしょうか。熱くて入れません(ー_ー)!!

 

浴槽の左手前には蛇口があり、5分くらいお水を足していたら44度くらいになったので、半身浴の状態で入りました。

常連さんがいると、これだけ加水したら怒られそうですが^^

 

お湯は無色透明ですが、ゴミかと間違えるくらい湯花が凄いです!

2時間前に法師温泉長寿館の法師乃湯に入ったばかりですが、明らかにお湯が濃いのが分かります!

浴槽の造りは何てことのない見た目ですが、お湯のパワーに圧倒されました(*^_^*)

湯宿温泉湯本館12

湯口には温泉の成分がびっしりこびりついています。

枡が置いてあったので飲んでみると、美味しい\(^o^)/

五臓六腑に染み渡る感じで、湯上り後も内臓がポカポカしていました。

帰りの高速でやたらとトイレが近くなり、眠気が我慢できなくなり爆睡しました。

湯宿温泉湯本館10

帰りはお湯が20cm位溜まりました^^

2018年の写真。湯気がないと熱くなさそうに見えるけれど・・・。

後日訪問した時には、常連さんいわく46度が適温ということで、46.3度のお湯に加水せずに入っていました。

温度だけ見て諦めかけましたが、いざかかり湯をしながら入ると実際の温度よりもそれほど激熱には感じませんでした。ゆでダコになりそうなので3分以上は入っていられなかったですが。

上がると膝から下が真っ赤。短時間でも身体の中からポッポしてきて、温度が上昇した血液が体中を駆け巡るのが分かるような感覚になりました。

見た目はサラサラとした無色透明のお湯なのですが、”キングオブ石膏泉”という感じで、浴感と飲泉のインパクトが素晴らしいです。

奥に加水用の蛇口あり

静かに波を打つ水面。2回目の訪問時には湯花はなかったです。

 

シャワー台は左右に5か所

 

【湯宿温泉 湯本館 家族風呂】

湯宿温泉湯本館15

こちらは隣の家族風呂。2人サイズ。

お湯は溜まっていません。

家族風呂は日帰りでも別料金で利用できます。

ただ、大浴場以外に入る場合には、お湯が溜まるお昼過ぎくらいに訪問した方が良いかもしれません。

湯宿温泉湯本館7

大浴場の奥の階段の踊り場にはピンクのマッサージチェア。

何分か分かりませんが、100円です^^

湯宿温泉湯本館6

通りすがりに掃除中だったお部屋をチラ見。

 

【湯宿温泉 湯本館 評価】

館内の雰囲気はこじんまりとした湯治宿。若い人や女性受けはしないであろう古さがありますが、気になるほどではないです。

浴槽は内湯だけ、露天風呂もなく、お風呂からの展望もないですが、お湯が素晴らしくてグウの音も出ません。

その時の印象が忘れられず、「法師温泉」の帰りにまた立ち寄ってしまいました。

再訪してもやはりお湯の鮮度とインパクトは以前と変わらない評価です。

 

ちょっとやそっと加水しても対応できないので、激熱風呂と知らないで訪問するとビックリするでしょうが、目安として44度以上のお風呂に入れるかどうか。それくらいまでならば加水すれば対応できます。

42度までしか入ったことがないという方には無理だと思います^^

小さな家族湯で加水しすぎた薄いお湯しか楽しめないかなと。

 

混浴の方は、男性のお客さんがいると女性はほぼ無理ですね。

2食付1万円以下とコスパが良いのでいずれ泊まりたいと思うのですが、その時に男性がいるかどうかが気になってしまいます。あの丸いお風呂のために泊まるようなものなので。

 

泉質★★★★4.5

お風呂の雰囲気★★★3.8

清潔感★★★★4.0

宿の雰囲気★★★3.8

接客サービス★★★★4.3

 

⇒「湯宿温泉 湯本館」をインターネットで予約する 

 

【湯宿温泉 湯本館 温泉情報】

◆お風呂

混浴内湯1、女性用内湯1 家族風呂1

◆源泉

源泉:自家源泉(自然湧出)、源泉温度62.7度 湧出量 180/分
泉質:ナトリウム・カルシウム塩化物泉 pH8.3
態様:源泉掛け流し、加水・加温なし
*浴槽温度は45度前後

適応症:動脈硬化、きりきず、やけど、慢性皮膚病、神経痛、筋肉痛、、関節のこわばり、うちみ、慢性消火器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進

 

*ブログの内容は掲載時の情報です。

基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。



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