小野川温泉 共同浴場 [尼湯] [滝の湯] [小町の湯] ★★★

山形県米沢市小野川温泉の共同浴場「尼湯」「滝の湯」「小町の湯」の入浴レポートです。

最終更新日 2019/7/21 訪問日 2019/7月中旬

【小野川温泉 共同浴場】

おのがわおんせん きょうどうよくじょう

⇒「小野川温泉」へのアクセス詳細&宿泊予約はこちらのページへ

【宿泊料金】

なし 日帰り入浴専門

口コミ評価:Google  尼湯4.0点、滝の湯3.8点、3.9点/5.0点

【こんな人におススメ】

◆米沢市内から近場でかけ流しの温泉を探している
◆共同浴場巡りがしたい
◆ホタル観賞ができる温泉地が良い


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【目次】

 

【小野小町ゆかりの温泉 小野川温泉 3つの共同浴場巡り】

米沢の奥座敷と呼ばれる小野川温泉の3つの共同浴場に入浴してきました。

小野川温泉は米沢駅から南西へ約10キロ、車で20分の場所にあります。

 

開湯は平安時代、承和3年(836年)。

小野小町が父に会うため京から東北に向かう途中、病で倒れてしまい、その時に薬師のお告げで発見された温泉と言われています。

小野川の名も小野小町に由来しているそうです。

6月から7月にかけては温泉街を流れる大樽川でホタルの乱舞が見られるそうで、小野小町とホタルがウリの温泉です。

とはいえ、小野小町ゆかりの美人の湯として町おこしをしたのは最近の話。

戦国時代に伊達政宗が湯治をしていた温泉であることでも知られています。

 

小野川温泉には、現在3つの共同浴場と、14軒の宿があり、すべての施設で源泉かけ流しを実現しています。

米沢市の中心部から近いことを考えると、素晴らしい環境ですね。

しかも、硫黄臭漂う塩味のあるお湯なので、泉質も申し分ありません。

 

温泉街の端から端まで歩いても10数分なので、徒歩でも十分回れますが、一部の宿ではレンタサイクルもあります。

 

【小野川温泉 3つの共同浴場 地図】

赤い建物のマークが共同浴場です。

尼湯⇒滝の湯まで200m徒歩3分、滝の湯⇒小町の湯まで350m徒歩5分

*尼湯は二階堂旅館北側に駐車場あり、滝の湯は隣にあり、小町の湯は20m先にあり。

 

【温泉街の中心部にある共同浴場 尼湯】

初めにご紹介するのは温泉街のど真ん中にある「尼湯」です。

まさに、小野小町が倒れた際に温泉が発見された場所と言われています。

米沢方面から向かうと、温泉街の真ん中でちょうどY字路になっている中間に建っています。

駐車場は、100m北側の二階堂旅館の前にあります。

土蔵風の新しい建物

尼湯の看板

案内には近くの山川商店で入浴券を購入してくださいと書いてあったので行ってみました。

10m手前にある山川商店

日付が記載された当日限り有効の入浴券。

しかし、尼湯の館内に入ってみたら券売機がありました(汗)

案内が出た後に券売機が設置されたようです。

券売機は1,000円、2,000円札は使えますが、それ以外の大きなお札しかもっていない場合には商店で買ってくればいいわけですね^^

扉を開けると浴室とつながった通路に脱衣棚があるだけのシンプルな造りです。

ドライヤーや石鹸、シャンプーはありません。

床の上はポカポカを通り越して熱いくらい温泉の床暖房が効いていました。

冬は寒く無くて良いですね。

小野川温泉の共同浴場では、入浴券を棚の見える場所に置いておいて帰りに箱に投入するという方法をとっています。

無断入浴を防ぐのが目的です。

脱衣所から見た浴室。

6畳ほどのスペースに6~8人サイズの長方形の内湯が1つあります。

奥から見た浴槽

湯口は奥に1か所。

出ているお湯は46度くらい。

塩を振ったゆで卵のような味で、飲んでも美味しいです。

湯船の中には白い消しゴムかすのような湯花が舞っています。

壁に有る水温計が指している温度は44度。

42度が適温とあえて書いてあるのは、熱めの湯が好みの高齢者が多く、冬はヒートショックになるため危険だからということなのでしょう。

加水用の蛇口もあります。

お湯の色は無色透明ですが、焦げた感じとやや粉っぽいねっとりしたような硫黄臭がします。

浴感もさっぱりしていますが、出た後はしばらく体がポッポしていて見た目よりも効能が高そうなお湯でした。

尼湯の外には「霊泉 峰の薬師」と書かれた飲泉所があります。

ここがまさに薬師のお告げがあった場所なのでしょうか。

飲泉のすすめと書かれた案内板。ミネラル豊富とのこと。

コップで飲んでみると、お風呂の湯口の湯よりもハッキリとした硫黄臭と卵味がします。

尼湯は4号泉の単独使用で泉温は80度近くあるので、湯船では加水されていますが、加水していないと結構強い硫黄泉ですね。

飲泉所の隣には浜田廣介の歌碑

「旅の芭蕉さま 世が二度あらば ござれ小野川 湯の宿へ」

日本のアンデルセンと呼ばれた旧高畠町出身の童話作家だそうです。

 

【共同浴場 尼湯の感想】

熱めの4号泉を単独使用ということなので加水はありそうですが、鮮度や成分は損なわれておらず、3つの中では一番好みの温泉でした。

42度よりも44度のまま入った方が体にガツンと来ます。

 

泉質 ★★★★ 4.1

お風呂の雰囲気 ★★★ 3.5

清潔感 ★★★★ 4.0

 

 

【共同浴場 尼湯 基本情報】

住所: 〒992-0076 山形県米沢市小野川町2472−2

営業時間:5:00~22:00
料金:200円

【共同浴場 尼湯 温泉情報】

◆お風呂

男女別内湯各1 飲泉所1

◆源泉 H16.7月の分析書

源泉名 小野川温泉「協組4号源泉」泉温80.3度 湧出量 -(-)
泉質:含硫黄-ナトリウム・カルシウム-硫酸塩温泉(低張性中性高温泉)pH6.9
蒸発残留物 5,649mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)5,741mg/kg 成分総計5,768mg/kg
メタケイ酸241.7mg,遊離二酸化炭素ガス24.4mg/kg
硫化水素イオン1.7g,遊離硫化水素ガス2.5mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水あり、加温なし、塩素消毒なし

 

【地元民の憩いの温泉 共同浴場 滝の湯】

続いて、尼の湯から北西へ2~3分歩いたところにある「滝の湯」です。

こちらは2015年に建替えられました。

駐車場が真横にあるからなのか、「尼湯」よりも地元のお客さんが多い印象です。

「滝の湯」の外観

入口の前に券売機があります。1回250円。

扉を開けると靴箱とトイレ、左に脱衣所と浴室があります。

脱衣棚には「入浴券展示」と書かれたプラスチックの入れ物があり、入浴中はここに券を差し込んでおいて出る時にポストに投函します。

鍵付きロッカー(100円)も同じ。

仕組みがわからずに先にポストに入れてしまうと、後から来た地元のお客さんに、無断入浴ではないかと怪しまれてしまうのでご注意!

脱衣所には洗面台のみでドライヤーはありません。

浴室は4畳くらいの広さにタイル張り5~6人サイズの内湯が一つ。

湯船の中は42度。

3つの共同浴場の中では最も入りやすい温度で、他の共同浴場に比べると硫黄臭も少なくさっぱりとした感じです。

湯口は一か所

ぬるいのは利用者が多くて加水しているのかと思いきや、組合4号泉83度に組合5号泉38度というぬる湯の混合泉になっているからです。

5号泉は新しく掘削された源泉で、このぬる湯のおかげで加水せずに混合泉で温度調節できるようになったわけですね。

宿の温泉も4号単独泉か5号との混合泉かそれぞれ異なるそうです。

洗い場にはシャワーあり。

石鹸、シャンプーは置いてありません。

 

【共同浴場 滝の湯の感想】

普段遣いのお風呂としては適温で、ほどほどの硫黄臭で便利なのかなと思いました。

共同浴場としてはインパクトが弱かったです。

 

泉質 ★★★★ 4.0

お風呂の雰囲気 ★★★ 3.5

清潔感 ★★★★ 4.3

 

【共同浴場 滝の湯 基本情報】

 〒992-0076 山形県米沢市小野川町2501

営業時間:6:00~21:00
料金:大人250円

 

【共同浴場 尼湯 温泉情報】

◆お風呂

男女別内湯各1 飲泉所1

◆源泉 H21.1月の分析書

源泉名 小野川温泉「協組4号・5号源泉」泉温46.9度(気温21.1度) 湧出量 -(-)
泉質:含硫黄-ナトリウム・カルシウム-硫酸塩温(低張性中性高温泉)pH67.3
蒸発残留物 4,912.8/kg 溶存物質(ガス成分を除く)3,740.6mg/kg 成分総計3,763.4mg/kg
メタケイ酸79.2mg,遊離二酸化炭素ガス22.2mg/kg
硫化水素イオン1.1mg,チオ硫酸イオン8.1mg,遊離硫化水素ガス0.6mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水あり、加温なし、塩素消毒なし

 

【露天風呂だけの共同浴場 小町の湯】

最後に、川の対岸にある露天風呂だけの共同浴場「小町の湯」です。

共同浴場には露天風呂がないということで新設されたお風呂です。

ホタルが出没する大樽川沿いの「ホタル公園」の前にあります。

共同浴場 尼湯の向かいにある「亀屋万年閣」から細い道を川沿いに歩くと小の川橋があり、ホタル公園の看板と小さな湯小屋が見えてきます。

橋の上から右側に見える茶色い囲いがあるのが「小町の湯」です。

駐車場は30mほど奥に入ったところにあります。

茶色い塀の裏側に回るとベンチと売店があります。

ほたる茶屋と書かれた売店では生ビール、日本酒、枝豆などのおつまみを販売しています。

入浴前は無人でしたが、帰りは近くの測量か工事関係者が集まっていて休憩していました。

入浴料金はここで支払わず、脱衣所にある箱の中に入れます。

女湯は左側

入口から見て右側には脱衣所。

すのこ板に脱衣棚があるだけです。

鳥の巣箱のような料金箱。

小銭を用意しておきましょう。

入口正面から見た露天風呂。岩組みで4~5人サイズ。

脱衣所側から見た露天風呂。

塀に囲まれていますが、空と奥の山の景色がよく見えます。

そこがグリーンのタイル張りですが、お湯は無色透明です。

尼湯と同じく組合4号泉の単独使用です。

湯口は1か所。

硫黄成分がこってりこびりついた岩。

周囲にも硫黄臭が漂っています。

 

ただ、湯船の中は46度後半、湯口付近は50度近くあり、足だけでしびれて入るのがやっとでした( ;∀;)

隣に蛇口がありますが、水なのかも不明、足場が悪くて手が届かず断念。

匂いからすると、かなり好みなのに残念。

後で外にあった案内を確認すると、料金箱にお金を入れる前に入浴できる温度か確認してくださいと書いてあり、いつも入浴できるような温度に管理されているわけではないんですね~

道理で雰囲気や泉質のわりに口コミがイマイチだったわけだと。

 

 

【共同浴場 小町の湯の感想】

同じ4号泉でも加水されていないからか尼湯よりも硫黄臭も強く、飲泉所と同じような感じでした。

これで入浴できる温度だったら一番好みの湯だったろうに、ちょっと残念。

寒い季節に訪問した方が良いんですかね~。

 

泉質 ★★★★ 4.15

お風呂の雰囲気 ★★★★ 4.3

清潔感 ★★★★ 4.0

 

【共同浴場 小町の湯 基本情報】

住所:〒992-0076 山形県米沢市小野川町2189−7

営業時間
4月~8月 6:00~18:00
9月~11月 7:00~17:00
*12月~4月中旬までは雪のため休止

料金:大人200円 子供100円

 

【小町の湯 温泉情報】

◆お風呂

男女別露天風呂各1

◆源泉 H17.6月の分析書(利用施設名は「うめや旅館」)

源泉名 小野川温泉「協組4号源泉」泉温80.3度 湧出量 -(-)
泉質:含硫黄-ナトリウム・カルシウム-硫酸塩温泉(低張性中性高温泉)pH7.0
蒸発残留物 6,470mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)5,515mg/kg 成分総計5,768mg/kg
メタケイ酸241.7mg,遊離二酸化炭素ガス24.4mg/kg
硫化水素イオン1.7g,遊離硫化水素ガス2.5mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水あり、加温なし、塩素消毒なし

 

【小町の湯の裏のホタル公園】

次回宿泊する機会がある時に備えてホタルの予習です。

小町の湯の裏を流れる大樽川は浅瀬のせせらぎで、葦も茂っていてホタルが出るにはちょうど良さそうな川です。

ホタル公園入口の看板

蛍供養塔まで建ててあるところが日本らしい。

2019年ほたるまつりの案内。

その年によって期間は違うようです。

 

【足湯とラジウム玉子製造所】

共同浴場 滝の湯の近くには観光案内所兼足湯「片葉の葦」があります。

チェックイン後のバスを待つお客さんが足湯に浸かっていました。

営業時間:6:00~22:00

 

また、尼湯から北へ80mほど行くと右側には「ラジウム玉子製造所」があり、温泉たまごを作ることができます。

写真は道の駅米沢で販売していた「ラジウム卵」。

特にラジウム泉というわけではないですが、温泉たまごのことをそう呼ぶそうです。

味は普通の温泉たまごで美味しかったですよ。

 

【小野川温泉の感想】

コンパクトな温泉街で、歩ける範囲で共同浴場が点在しているのはお散歩にも丁度良いです。

どの施設もかけ流しが保証されていて、後は予算に合わせて米沢牛のプランを選べて、米沢観光の拠点にするには良い温泉街でした。

また行きたい度は全体で3つ☆にしましたが、小町の湯が適温で入浴できれば全体で☆3つ半にしたいところです。

 

泉質 ★★★★ 4.1

温泉街の雰囲気 ★★★★ 4.2

 

⇒「小野川温泉の宿」をインターネットで予約する

 

*ブログの内容は掲載時の情報です。

基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。



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