【熊本】垂玉温泉 瀧日和(旧山口旅館) 宿泊 その3 お風呂編

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熊本県南阿蘇村にある「垂玉温泉 山口旅館」の入浴レポートです。

【垂玉温泉 山口旅館】温泉情報

たるたまおんせん やまぐちりょかん

2021/4/16 日帰り施設としてリニューアルオープンしました

◆お風呂

男女別大浴場各1(内湯各1 半露天女3・男2 水風呂各1 サウナ各1)、混浴露天1 家族風呂3

◆利用時間

大浴場 内湯「天の湯」15:00~23:00 6:00~ *6:00に男女入替え
半露天「かじかの湯」15:00~24:00 6:00~ *6:00に男女入替え
混浴露天風呂 15:00~23:00 6:00~ *20:30~21:30女性専用(湯あみ着用可)
家族風呂 15:00~24:00 6:00~10:00

瀧日和の口コミ評価:Google 4.4点/5.0点

【垂玉温泉の特徴】

◆貝汁系のうっすらと白濁したお湯(金気臭+微硫化水素臭)
◆内湯の展望風呂が広い
◆外湯の「滝の湯」はまだ休業中


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⇒「垂玉温泉 山口旅館」へのアクセス&基本情報はこちらへ

→「垂玉温泉 山口旅館」の基本情報はその1お部屋編へ

→「垂玉温泉 山口旅館」のお食事情報はその2お食事編へ

 

【日帰り入浴】

営業時間:10:00~18:00受付(19:00退館)
料金 大人800円 子供400円 貸切2,500円/1室1時間
定休日:水曜日

 

【垂玉温泉 山口旅館 宿泊3 お風呂編】

*このレポートは2015年6月当時(リニューアル前)のものです。

 

垂玉温泉(たるたまおんせん)山口旅館は、

阿蘇五岳の一つ烏帽子岳の中腹、標高800mの渓流沿いにある一軒宿です。

シジミのお味噌汁のようなうっすらと白濁したお湯で、

香ばしい鉄臭とかすかな硫化水素臭のする独特なお湯が特徴です。

 

お風呂は男女別の大浴場(内湯・半露天)と外湯の混浴露天風呂「滝の湯」があります。

 

【垂玉温泉 山口旅館 展望風呂 天の湯】

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山口旅館の大浴場は、

階段を降りて1階に向かい、

いったん外に出てからさらに階段を降りたところにあります。

エレベーターはありませんので、足腰の弱い方にはちょっと不向きな温泉です。

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1階に向かう階段

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階段を降りると湯上り処になっています。

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湯上りに、15種の薬草をブレンドした15茶が置いてあります。

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サンダルに履き替えて外へ

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黒っぽい屋根が大浴場です。

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到着日は湯小屋の近い方が女湯

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その下が男湯でした。

大浴場は翌朝6:00~男女入替えとなります。

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脱衣所内は籠のある棚と

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100円コインロッカーがあります。

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洗面台にはヘアブラシとドライヤー

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替えのフェイスタオルが用意されていました。

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ガラス張りの展望風呂「天の湯」 。

20人~30人サイズくらいの大きさです。

山口旅館は外の「滝の湯」が有名ですが、

内湯がこんなに大きいとは知らず、驚きました。

木造りで雰囲気も良いです。

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新緑の季節だったので、緑の景色がきれいでした。

特に朝風呂は気持ちが良かったです。

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お湯はいわゆる貝汁系のうっすらと茶褐色に濁っています。

大浴場に入ると、焦げたような香ばしい鉄臭と硫黄臭(硫化水素臭)がして、

他にはないような独特な温泉の香りがします。

温度は42度弱で快適でした。

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シャワーは左右に5か所+3か所だったかな。

シャンプー類は蜂の巣マークのPOLA製でした。

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かけ湯

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サウナ

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中は普通のドライサウナです。

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水風呂もあります。

 

【展望風呂 天の湯 動画】

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浴室の角には打たせ湯もあります。

奥にドアがありますが、ここから半露天の「かじかの湯」に出入りできます。

翌朝に入れ替わった男湯の方ではこのような造りにはなっていなかったので、

大浴場からかじかの湯に向かうには、一旦着替えなければなりませんでした。

 

【半露天 かじかの湯】

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展望風呂にある打たせ湯横のドアを開けると階段があります。

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間断を降りると、1人用の壺湯が二つありました。

これがかじかの湯です。

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先ほどの展望風呂とは源泉は異なりますが、泉温と成分量が若干違うだけで、

香ばしい鉄臭と貝汁のような濁りは同じです。

温度は42度ほどでした。

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竹の柵があるので隙間から山の景色が見えるだけで、あまり展望はありませんが、

何となく居心地の良いお風呂です。

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建物側の屋根のある部分には2~3人サイズの石のお風呂がありました。

こちらの方が樽風呂よりも成分が濃い感じです。

古い共同浴場にあるような年季の入った浴槽です。

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温泉水か確かめませんでしたが、「垂玉の名水」でしょうか。

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翌朝入れ替わったお風呂に向かいます。

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内湯の展望風呂「天の湯」の方は、

窓の向きが違うだけで、大きさも造りもほぼ同じでした。

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男湯の方は半露天につながっていないので、一旦外に出てから

かじかの湯の脱衣所に向かいます。

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男湯の方は樽風呂ではなく、岩風呂と木風呂でした。

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岩風呂の方は一段下がったところにあり、5~6人サイズの大きさでした。

お湯の投入が少なめで、温度も39度ほどでぬるかったです。

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木風呂の方も5~6人サイズほど。

湯温は42度ほどで、こちらの方が鮮度が良かったです。

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湯口

源泉温度が57度ほどで、夏期は加水されているようです。

大浴場だけでも広くて満足でしたが、色んなお風呂が楽しめるのが良いです。

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かけ湯

シャンプーが置いてあるので、かけ湯をカラン代わりに洗髪もできるようです。

 

【半露天 かじかの湯 動画】

 

【外湯 混浴露天風呂 滝の湯】

最後に、垂玉温泉の名物ともいえる「滝の湯」に向かいます。

「滝の湯」は文字通り、目の前に滝が見える露天風呂です。

こちらは宿泊者専用となります。

 

滝の湯は原則混浴で、20:30~21:30の1時間だけ女性専用になります。

でも、部屋に湯浴みが用意されているので、

景色が良く見えるうちに入っておきたいところです。

年配の女性で一人旅している方も楽しそうに入っていました^^

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宿を出て駐車場から橋に向かって歩きます。

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赤い橋を渡った右側に入口があります。

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橋の下の景色。

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奥には滝が見えます。結構な落差があります。

その下の真ん中にある竹垣のところが滝の湯です。

川に向かって温泉水が流れ落ちているところがまっ茶色になっていました。

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橋を渡ると、山肌から滝のように石清水が流れ落ちていました。

自然に恵まれている環境です。

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右に曲がると滝の湯の入口があります。

場合によっては鍵がかかっており、

入浴する時にはフロントで鍵を預かってから行くこともあるようですが、

この日は開いていました。

 

以前は日帰りでも利用できたようですが、

清風荘から降りてきた人が無断で入ったりと、

マナーの悪い人が多いので、日帰り客には風当たりが強くなっているように感じます。

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通路を奥へ進むと「滝の湯」の提灯が出ています。

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脱衣所内には、銭湯にあるような古いタイプの鍵が付いたロッカーがありました。

脱衣所から5~6段階段を降りると

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こんな景色が広がっています。

奥の滝の傍はがけ崩れがあったのか、

工事の足場が組んであるのでちょっと風情に欠けますが、

お風呂は写真で見ていたままの景色でした。

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中央に置きな岩があって、淵は浅瀬もあるので、15人サイズくらいでしょうか。

思ったよりもやや小ぶりでしたが、自然をうまく利用した風情のあるお風呂です。

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後ろから見るとこんな感じ。

内湯よりも少し白濁が強いようです。

温度は43度近くあり、加水の量が少ないのか、成分も濃いように感じました。

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大きな岩をまたいで上に行くと、3~4人サイズの浴槽がありました。

こちらは温泉水ではなく、冷たい湧水でした。

景色は動画の方が分かりやすいので、↓こちらをご覧ください。

【混浴露天風呂 滝の湯 動画】

 

【家族風呂】

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2階には家族風呂もあります。

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こちらは入浴していませんが、

1~2人サイズの小さなお風呂で、鄙びた感じで雰囲気も暗かったです。

温泉を楽しむためというよりは、

乳児がいるとか、手が必要な方のためのお風呂のようでした。

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本日は休業中とありましたが、リラクゼーションサービスもあるようです。

 

【垂玉温泉 山口旅館 温泉の感想】

 

山口温泉にチェックインする前に、すぐ上の「地獄温泉 清風荘」に寄ったのですが、

あちらは泥っぽい酸性の硫黄泉で、近くなのに全く違う泉質で驚きました。

 

垂玉温泉は、よくある鉱泉系の鉄臭のするお湯とも違いますし、

炭酸水素塩泉の出汁系のお湯とも違い、

単純温泉とは思えないような個性的なお湯でした。

 

お風呂も種類がたくさんあって、

それぞれ風情も異なるので、 一日では忙しいほどでした。

 

泉質★★★★4.1

お風呂の雰囲気★★★★4.4

清潔感★★★★4.3

⇒「垂玉温泉 山口旅館」をインターネットで予約する

【垂玉温泉 山口旅館 源泉情報】

◆源泉

自家源泉4本 自然湧出

@元湯(天の湯)
泉温51.5度 湧出量:?
泉質:単純温泉(低張性中性高温泉)ph6.78
蒸発残留物 溶存物質663.7mg/kg 成分総計757.1mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水加温なし、塩素消毒なし

@かじかの湯
泉温57.1度 湧出量68L/分
泉質:単純温泉(低張性中性高温泉)ph6.81
蒸発残留物917mg/kg 溶存物質737.7mg/kg 成分総計773.4mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水加温なし、塩素消毒ありの表示(夏期のみ湧水で10%加水)

@滝の湯
泉温:43.1度 湧出量50L/分(自然湧出)
泉質:単純温泉(低張性中性高温泉)ph6.81
蒸発残留物459mg/kg 溶存物質620.4mg/kg 成分総計736.5mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水加温なし、塩素消毒なし
態様:源泉かけ流し、加水加温なし、塩素消毒なし

*「油湯」は家族風呂にあったのか、掲示は見逃したようです

→「垂玉温泉 山口旅館」宿泊レポ その1 お部屋編

→「垂玉温泉 山口旅館」宿泊レポ その2 お食事編

 

 

*ブログの内容は掲載時の情報です。

基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。



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