【旅行記】2泊3日 栗駒~鳴子 19湯 秘湯巡り一人旅

須川高原温泉2016-風呂9

最終更新日  2016/7/2 訪問日  2016/5月下旬

【2泊3日 栗駒~鳴子 19湯 秘湯巡り一人旅 2016春】基本情報

 

2016年5月下旬に栗駒山麓の須川温泉周辺~鳴子温泉にかけて、

2泊3日で19湯の秘湯巡り(一人旅)をしてきました。

スケジュールは以下の通り。


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今回巡った温泉&グルメスポットの地図

google mapリンク

*ルート上にある訪問できなかった温泉も表示されます。

 

【今回の旅の目的】

 

今回の旅の目的は、5月末で3年半の「日本秘湯を守る会」のスタンプ招待期限が切れる前に

お気に入りの「須川高原温泉」に宿泊することでした。

 

片道6時間かかる遠出となるため、1泊ではもったいなく、

近場で気になっていた「大湯温泉 阿部旅館」にも宿泊しました。

 

ついでに半径1時間圏内の日帰り温泉も堪能してきました。

 

「須川高原温泉」に直行するには、

東北道「一関IC」で下車するのが最短距離なのですが、栗駒山をぐるっと北回りに

メインの目的地とするにはなかなか行く機会がないであろう、

「巣郷温泉」、「南郷温泉」に寄ってから栗駒山麓に入ることにしました。

あまりメジャーではないけれど、無視するにはもったいない温泉でした。

 

帰りも「一関IC」から直帰ではなく、国道108号線をそのまま南下し、

秋の宮温泉郷を通って鳴子温泉郷に寄ってから「古川IC」経由で帰ってきました。

 

栗駒山麓は2013年9月以来2年9か月ぶりの再訪、

鳴子温泉郷は2015年12月以来半年ぶりの再訪です。

 

 

【旅スケジュール】

 

前日

夜10時に自宅を出発し、仙台の泉PAで車中泊。

 

1日目 巣郷温泉~栗駒山麓 4湯+1泊

東北道北上JCTから秋田道に入り、「湯田IC」で下りる。

SAで寝すぎてしまい、時間の都合上、湯川温泉はパス。

 

1湯目 巣郷温泉 でめ金食堂

巣郷温泉 でめ金食堂19

「でめ金食堂」は、国道沿いにあるドライブインで、

食事をすると無料で入浴できるという変わった温泉です。

通り沿いには他に日帰り入浴できる施設がいくつかありますが、

ここが一番お湯が良いらしいということで立ち寄りました。

透明なでもお湯でアブラ臭が強く、なかなか個性的な温泉でした。

 

巣郷温泉 老人憩いの家 偵察

巣郷温泉 老人憩いの家 福寿荘5

「でめ金食堂」の向かいにある日帰り入浴施設です。

午後からの営業とは知らず、入浴できませんでした。

 

2湯目 南郷温泉 共林荘 日帰り入浴

南郷(夢)温泉 共林荘17

通り沿いを岩手県から秋田県に向かうと、横手市の郊外にある一軒宿です。

ほんのり白濁したアブラ臭のする硫黄泉で、上質かつ上品なお湯でした。

 

3湯目 須川温泉 栗駒山荘 日帰り入浴&ランチ

栗駒山荘17

横手市内から栗駒山麓に入り、「栗駒山荘」で遅いランチを取って入浴しました。

GWも終わり観光客はひと段落したのか、誰もおらず絶景を独り占めできました^^

ランチが美味しかったので、夕食も気になり、

次回は栗駒山荘に宿泊してみようかという気になりました。

*写真は前回9月に訪問した時のものです。

 

4湯目 須川高原温泉 宿泊

須川高原温泉2016-風呂9

「日本秘湯を守る会」のスタンプ帳招待泊で旅館部に宿泊しました。

露天風呂の横にある大日岩が目の前に見える部屋で、

ダイナミックな景色を楽しむことができました。

雪解け水の混じる季節ということで、お湯は白濁しておらず、

心なしか酸性度も弱く感じました。

でもやっぱり良い温泉、良い宿で、自分の中では東北ではベスト5に入ります!

 

1泊だけだと温泉だけで終わってしまい、

前回やり残した栗駒山登山は断念です(>_<)

まだ雪が残っていて冬用の準備もしていませんでしたが。

 

 

2日目 小安峡~川原毛地獄 6湯+1泊

 

今日はちょっと忙しいです。

栗駒山麓からいったん離れ、日本海方面の大仙市へ、

その後再び栗駒山の南側、小安峡に戻り、

泥湯、川原毛大湯滝を巡って阿部旅館に宿泊です。

5時までのチェックインに間に合うかなぁ~

 

5湯目 岩倉温泉 日帰り入浴

岩倉温泉32

須川高原から岩倉温泉までは片道1時間半と少し離れていますが、

前回、乳頭温泉郷の帰りに寄り損ねたのでどうしても気になって行ってきました。

インターからほど近い場所にあるにもかかわらず、

ホタルも出るような清流沿いにあり、

ほどよく鄙びた宿も風情があり良かったです。

お湯は飲んでも美味しいお吸い物のような塩味で、

地味ながら体に効くいい温泉でした。

 

ランチ 佐藤養助総本店

佐藤養助総本店10

岩倉温泉から湯沢市内を抜け、

小安峡に向かう途中に稲庭うどんの総本店で食事をしました。

いつもはお土産で乾麺を買っていただけですが、

本店で食べるとびっくりするほどツルツルの麺で、

家で食べるのとは味の差は歴然、感激でした!

店舗奥には工場もあり、手際よく乾麺を捌く従業員さんたちの様子を見学できます。

売店では総本店でしか売っていないという限定販売の麺を買って帰りました。

 

6湯目 小安峡温泉 多郎兵衛旅館 日帰り入浴

小安峡温泉 多郎兵衛旅館8

小安峡のメインストリートにひときわ目立つ和風旅館。

館内は黒川温泉風、メインの湯殿は法師乃湯風^^

女性好みの雰囲気の良い宿でした。

誰もおらずどのお風呂も貸切状態で贅沢な時間を味わえました。

お湯は加温循環ろ過併用なので、ちょっと物足りないかな。

 

7湯目 泥湯温泉 小椋旅館 日帰り入浴

泥湯温泉 小椋旅館15

奥山旅館の前には車がいっぱい泊まっていたので、先に小椋旅館へ。

鄙びた内湯も良かったですが、

こちらから尋ねないと教えてくれないという外湯の露天風呂にも入れました。

泥湯温泉はどちらかというと雪景色の方が似合うかなぁ。

 

8湯目 泥湯温泉 奥山旅館 日帰り入浴&カフェ

泥湯温泉 奥山旅館 2016-27

混雑もひと段落。女性用のお風呂はまさかの貸切状態でした。

同系等のにごり湯である「須川高原温泉」が雪解け水のせいで薄く感じ、

逆に前回は薄いと感じた泥湯温泉が相対的に濃くて良いお湯に感じました。

やっぱりこの露天風呂は良いです!

今回は内湯の方にある混浴風呂には入れなかったので、

次は宿泊でゆっくりできたらなぁと思います。

奥山旅館 カフェ湯の花1

そして、奥山旅館日帰り受付の掘っ立て小屋の裏には、

おしゃれな和風のカフェがオープンしていました。

奥山旅館プロデュースで、お蕎麦やそば粉を使ったガレットを食べられます。

夕食前だったのでお茶で済ませましたが、また次回の楽しみができました。

 

9湯目 川原毛大湯滝

川原毛大湯滝 2016-10

天然のジャグジー温泉、川原毛大湯滝です。

シーズンは7月~9月頃なのですが、5月下旬の時点で35度前後と、

天気の良い日ならば入れないことはない湯温でした。

前回は登山で足を傷めてしまい、上の滝壺横の浴槽には行けなかったので、

そこを確認しに行くのが目的でした。

写真は上から撮ったもの。

お湯は相変わらず酸っぱかったです。

まだシーズン前で脱衣所の小屋も解体したままビニールシートに覆われていました。

 

10湯目 奥小安峡 大湯温泉 阿部旅館 宿泊

大湯温泉 阿部旅館2016-温泉23

前回は天然の川湯を目的に日帰りで立ち寄りましたが、

皆瀬牛ステーキが気になっていたのと、宿の雰囲気が良かったので宿泊しました。

川湯は正式にはシーズン前でしたが、入れなくはない温度でした。

ただ、おたまじゃくしがウヨウヨ、

足元の石は苔でヌルヌルしていて滑るので、足湯で済ませました。

 

逆に驚いたのが、他のお風呂です。

前回は、源泉が100度近くあり、加水も間に合わないため、

循環ろ過して温度調節していたということでした。

そんなわけで、お湯の特徴がほとんど感じられなかったのですが、

今回は循環の表示が消えていました。

加水になったのか、それとも熱交換になったのか聞き忘れましたが、

どのお風呂も中山平温泉のようにトロトロでビックリしました!

もともとはこんな特徴のあるいいお湯だったんですね~

 

 

3日目 小安峡~鳴子温泉郷へ 9湯

小安峡から国道108号線を南下し、

秋の宮温泉郷を経て鳴子温泉郷に向かいます。

鳴子では前回入浴できなかった温泉と気に入った温泉のおさらいです。

 

11湯 秋の宮温泉郷 鷹の湯温泉 日帰り入浴

鷹の湯温泉59

静かな渓流沿いにたたずむ一軒宿です。

レトロな雰囲気で、地味に良い味を出していました。

立ち湯もできる内湯、趣の異なる露天風呂とダイナミックな滝見露天風呂と、

バラエティに富んだお風呂のある宿です。

日帰り開始時間ちょうどの訪問でお風呂の半分は清掃中でしたが、

泊りでゆっくりしてみたい宿でした。

 

12湯 鬼首温泉郷 吹上温泉 峯雲閣 日帰り入浴

吹上温泉 峯雲閣10

観光ポスターにも使わられている天然の滝湯温泉です。

鳴子温泉郷のなかでは泉質は地味ですが、

眺めも良く、マイナスイオンたっぷり、

滝の真下で入浴できるというこの自然環境のおかげで、かなり人気のある温泉です。

日帰り時間が短いのが難点です。

(後日宿泊しました。)

 

13湯 鬼首温泉郷 とどろき旅館 日帰り入浴

鬼首温泉 とどろき旅館7

家族経営の鄙びた湯治宿という雰囲気でしたが、

手入れされた庭園風の露天風呂はとても風情がありました。

鳴子は北関東とは違い、混浴風呂でも人がいないことが多く、

女性一人旅には嬉しい限りです。

 

ランチ 中山平温泉 手打板そば 藤治朗

板そば藤治郎25

閉館してしまった中山平温泉「東蛇の湯」の敷地内にあるお蕎麦屋さんです。

何気なく気になって立ち寄ったのですが、安くてとても美味しい本格蕎麦でした!

(現在は国道沿いに移転し、息子さんがやっています)。

 

14湯目 鳴子温泉 共同浴場 滝の湯 

鳴子温泉 滝の湯7

鳴子温泉の象徴ともいえる共同浴場の「滝の湯」です。

JRの観光ポスターにも採用されています。

激熱浴槽とぬる湯、打たせ湯があり、

小さいながらも共同浴場としては贅沢な造りです。

いつも混んでいるのと駐車場がないのが難点かな。

 

15湯目 鳴子温泉 姥の湯 日帰り入浴 再訪

姥の湯2016-15

4つの異なる源泉を楽しめるという「姥の湯」です。

とはいえ、何だかんだでアブラ臭のする白濁したお湯が目当てだったのですが、

前回も今回もお湯の入替中で入れず(>_<)

時間をずらして夕方近くに行ったのですが・・・。

 

16湯目 東鳴子温泉 いさぜん旅館 日帰り入浴

東鳴子温泉 いさぜん旅館18

黒湯、泡つき、アブラ臭と揃ったガツンとくるお湯が名物の宿です。

共同浴場のような鄙びた浴室も味わいがあります。

この日はたまたまぬるかったので長居してしまいましたが、

湯あたりする人も多いらしく、危なかったです。

館内にウロウロしている猫は野良だそうで、

猫にも居心地のいいのんびりした宿でした。

 

17湯目 馬場温泉 日帰り入浴

馬場温泉15

東鳴子から川渡温泉に向かう国道沿いにある旅館です。

写真は旅館の内湯。

黒湯で湯口からはアワも出ていますが、

他の強豪ぞろいの中では、「ふ~ん、なるほど。」で終わってしまいました。

でも、馬場温泉の真骨頂は外湯だそうで、そちらに向かいました。

 

18湯 馬場温泉 共同浴場

馬場温泉31

敷地内の真ん中にポツンとある湯小屋が馬場温泉の共同浴場です。

午後5時までは一般客にも開放しています。

お湯が熱すぎて泉質うんぬん以前でしたが、

マニアに受けるのも分かる気がします。

 

19湯目 川渡温泉浴場 再訪

川渡温泉浴場7

前回、初鳴子温泉郷で初めて入浴したのが川渡温泉浴場です。

これが鳴子のアブラ臭かと自分の中で基準になったお湯で、

鳴子を立つ最後の仕上げにもう一度味わいたく再訪しました。

共同浴場では、滝の湯と川渡温泉は甲乙つけがたいです。

お湯の入替直後でいつもよりはぬるいと言われましたが、

それでも45度近くありました(>_<)

 

まとめ

というわけで、2泊3日大忙しで19湯を巡ってきました。

関東在住だと、栗駒山麓と鳴子温泉はあまり結びつきませんが、

距離にするとそれほどでもなく、

通り沿いでいろんな温泉に立ち寄れるので、

なかなか効率の良い湯巡りになりました。

 

温泉に関しては再訪した場所が多いので、

初めての時のような感激はあまりなかったですが、

◆阿部旅館のお湯の良さにはビックリ

◆奥山旅館の露天風呂はやっぱり良い

◆須川高原温泉の大日湯はずっと入っていても飽きない

という感想を持ちました。

 

他に今回印象的だったのは、

◆須川高原温泉の客室から見える絶景

◆皆瀬牛のうまさ

◆佐藤養助総本店のツルツル麺

◆そば藤治朗は隠れた名店

と、ほとんど食べ物がメインでした^^

 

⇒「鳴子温泉郷の宿」をインターネットで予約する

 

*ブログの内容は掲載時の情報です。

基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。

 



 

【関連記事】

2015年12月 2泊3日 鳴子温泉郷 塩原温泉郷 秘湯巡りの旅

2013年9月  3泊4日 紅葉前のみちのく秘湯の旅 2013

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