鳥取県岩美町にある岩井温泉の共同浴場「ゆかむり温泉」の入浴レポートです。
最終更新日 | 2020/7/5 | 訪問日 | 2019/5月中旬 |
【岩美町立岩井ふれあい・やすらぎ温泉施設】基本情報
いわみちょうりつ いわいふれあい やすらぎ おんせんしせつ
住所:〒681-0024鳥取県岩美郡岩美町岩井521番地
TEL:0857-73-1670
公式サイト
【宿泊料金】
なし 日帰り入浴専門
口コミ評価:Google 3.9点/5.0点
【こんな人におススメ】
◆鳥取砂丘の周辺で日帰り温泉を探している
◆地域密着の共同浴場が好き
◆あつめの湯が好き
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【日帰り入浴】
営業時間:6:00~22:00
料金:大人320円 子供160円
定休日:無休
休憩室あり
【ゆかむり発祥の地に建つ地域密着の共同浴場 ゆかむり温泉】
「岩井温泉 岩井屋」に宿泊した翌朝、朝食前に「ゆかむり温泉」に入浴してきました。
岩井温泉は平安後期開湯1,300年の歴史を持つ山陰最古の温泉です。
江戸時代から続く老舗旅館3軒と共同浴場が一つだけの小さな温泉街。
といっても、街と呼べるほどのにぎやかさはなく、江戸時代創業の立派な木造家屋の旅館が3軒向かい合い、他はレトロな商店がいくつかあるだけです^^
岩井温泉は、頭に手拭いをかぶり柄杓で体にお湯をかける「ゆかむり」という奇習があることから、「ゆかむり温泉」と呼ばれ、この共同浴場はそこから名づけられました。
施設の正式名称「岩美町立岩井ふれあい・やすらぎ温泉施設」。
平成14年12月(2002年)にオープンした地域密着型の共同浴場です。
子供から大人まで、近所の人が挨拶をしながらひっきりなしに訪問していました。
温泉は「岩井屋」からの引き湯。
お風呂は内湯が2つ。立ち湯もできるあつめの湯とぬる目の湯があります。
おそらくどちらも加水ありです。
地元の風習を壁画化した温泉銭湯風のタイルがなかなか風情があって良かったです。
奇習「湯かむり」
熱めの湯に長い時間入っていられるように工夫した結果、このようなスタイルになったということです。
今回は一度もこんな風に入浴している人は見かけませんでしたが。
岩井温泉のメインストリート。
江戸時代から続く老舗旅館の立派な木造家屋にレトロな商店がいくつかあって、昭和の時代で時が止まったような味のある街並み。
バス停から1分で共同浴場も各宿にも到着できます。
時刻表にはQRコードがあって、今どこを走っているのかもわかる!というハイテクぶり。
路線バス。
蔵造り風の外観。レトロな温泉街の街並みに溶け込んでいます。
ゆかむり温泉入り口前
「Free!-Dive to the Future-」のキャラクター「橘真琴」。
「Free!」というアニメに出て来る「岩鳶町」というのが鳥取県岩美町を参考にしたということでロケに来たそうで、その記念のコラボらしいです。
パネルには何も書いていないのでキャラクターを特定するのに苦労しました^^
駐車場案内。
すぐ向かいが空いていない時はちょっと離れた場所になります。
玄関
受付前には100円返却式の貴重品ロッカー
券売機
浴室には石鹸もシャンプーも置いていないので必要であればここで購入。
浴室入口
8畳ほどのスペースの脱衣所
トイレ、洗面台、ドライヤーあり。
カギ付のロッカーあり
ゆかむり唄の歌詞
脱衣所ではゆかむり唄の音楽が流れていました。
入口から見た浴室
2つの浴槽と立派な壁画があって銭湯風です。
女湯の壁画は浦富海岸と傘踊り
男湯の方はゆかむりで入浴中の男性達と周りでゆかむり唄を歌う女性が描かれているようです。
入口前の浴槽はタイル張りで8~10人サイズ。
黄味がかってみえますが、お湯はほぼ無色透明です。
湯口は1か所
41度で快適な温度。
入浴中の目線
奥にある立ち湯もできる熱めの湯。こちらは42.5度。
熱めといってもこちらも加水されているようです。
立って入ると胸の下くらいまでの深さがあり、中腰で顎のまですっぽりお湯に覆われます。
湯口
岩井屋に比べて塩分が薄い感じがするので、やっぱり加水ありでしょうね。
地元の高齢者はもっと熱い方が好みなんじゃないかと思うのですが。
洗い場にはシャワーあり。
石鹸、シャンプーはありません。
休憩所もあります。ピンボケ失礼。
「ゆかむり温泉」前の駐車場には「ゆかむり」の歴史を紹介するコーナーが。
「鳥取藩 御制礼場跡」
藩の法令等を掲示していた場所。
駐車場前
斬新なポーズの湯かむり観音像
蒲生川の対岸にある御湯神社の御霊分霊社
岩井温泉の歴史絵巻
ゆかむり温泉の前にある「明石家」。江戸初期創業300年の歴史を持つ老舗旅館。
今回宿泊した「岩井屋」。江戸時代創業130年の歴史ある宿。
岩井屋の向かいにある「花屋」。こちらも創業250年の老舗旅館。
前に車が停まっていて入口が見えなかったため写真はJTBから。
【ゆかむり温泉の感想】
平成に入ってから建てられた共同浴場ですが、昭和の香りのする温泉街になじむレトロ風に作られた施設で雰囲気は良かったです。
旅館が3軒しかないのでお客さんのほとんどは地元の方でしょうが、脱衣所に流れるゆかむり唄や地元の風習を現したタイル壁画も観光客にアピールするようなお金のかけ方がしてあって好感を持てます。
音頭の違う浴槽と、立ち湯できる深さのある浴槽があったのも良かったです。
ゆかむりの習慣は熱すぎるお湯に長湯するためにできたと聞いて、共同浴場のお湯は相当熱いかと覚悟していきましたら、熱めの湯の方も加水されているようで、ちょっと拍子抜けしてしまいました。
分析書を見ると、「岩井屋」のものと同じ、源泉地も「岩井屋」の住所になっていたので、足元湧出のお湯には適わないのかなと。
それでも、旅館とはまた風情の違うタイプのお風呂なので、岩井温泉に行ったらよる価値はあると思います。
泉質 ★★★★ 4.0
お風呂の雰囲気 ★★★★ 4.2
清潔感 ★★★★ 4.2
接客サービス ★★★★ 4.3
【ゆかむり温泉 温泉情報】
◆お風呂
男女別大浴場 内湯各2
◆源泉 H26.3月の分析書
源泉名「ゆかむり温泉 第1泉源」泉温49.8度(気温3.2度) 湧出量630L/分(-)
泉質:カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉(低張性中性高温泉)pH7.1
蒸発残留物1,900mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)1,688mg/kg 成分総計1,698mg/kg
メタケイ酸m56.4g,遊離二酸化炭素ガス9.7mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水あり、加温なし、塩素消毒なし
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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