【福島】中ノ沢温泉 平澤屋旅館 日帰り入浴 ★★★★

福島県猪苗代町にある「中ノ沢温泉 平澤屋旅館」の入浴レポートです。

最終更新日  2023/2/3 訪問日  2023/1・2020/1・2017/3

【中ノ沢温泉 平澤屋旅館】基本情報

なかのさわおんせん ひらさわやりょかん

住所:〒969-2752 福島県耶麻郡猪苗代町蚕養沼尻山甲2855−133
TEL:0242-64-3821
公式サイト

⇒「中ノ沢温泉 平澤屋旅館」へのアクセス詳細&宿泊予約はこちらのページへ

【宿泊料金】

1泊2食付12,000円~23,000円 お一人様〇 素泊まり〇 湯治〇 自炊×
1泊夕食付11,500円~、1泊朝食付9,500円~ 素泊まり8,000円~

口コミ総合評価:Google 4.0点/5.0点

【こんな人におススメ】

◆あつ湯のにごり湯が好き
◆沼尻スキー場・磐梯山登山の基地に
◆混浴ファン


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【日帰り入浴】2019.10料金改定

営業時間:10:00~16:00 *利用2時間以内
料金:大人700円 子供500円
定休日:不定休

混浴は湯あみ着OK、バスタオル巻き×

 

【中ノ沢温泉 平澤屋旅館 日帰り入浴】

「中ノ沢温泉」は近くの「沼尻温泉」とともに、安達太良山の麓にある沼尻元湯からお湯を引いています。

沼尻元湯は毎分1万リットル以上の湧出量を誇る単独源泉で日本一の湧出量です。

酸性で熱めのお湯なので消毒要らず。どの宿でも源泉かけ流しです!

 

レモンと同程度のpH2.1の酸性泉なので元から殺菌効果は高いのですが、コロナ禍に入ってから、群馬大学の調査では『新型コロナ不活性化に効果があると判明』(実験の結果78.8%が不活性化)という、嬉しい結果になりました。

 

中ノ沢・沼尻温泉とほとんどの宿が日帰り入浴の営業を行っているので、にごり湯をハシゴしたい人にはもってこいのエリアです。

「中ノ沢温泉」は、200mほどのメインストリートに9軒のみの小さな温泉街です(御宿万葉亭と「ボナリの森」だけ少し離れています)。

「平澤屋旅館」は、中ノ沢温泉で唯一混浴のある宿です。

「平澤屋旅館」の外観

建物の1階部分から奥に通り抜け立処に駐車場があります。

公式サイトでは「懐かしい昭和の宿」と書いてありましたが、そこそこ古いものの大きな観光旅館でした。

この日は、法事なのか30人くらいのお客さんが宴会を終えて帰って行くところでした。

泊りのお客さんは70代過ぎの年配の方がほとんどでした。

 

大浴場はフロントから廊下の奥へ。

「平澤屋旅館」のお風呂は、

  • 男性用大浴場 内湯1
  • 女性用大浴場 内湯1
  • 混浴露天風呂1
  • 女性用露天風呂1

があります。

 

混浴露天風呂はバスタオル巻、湯浴み着の利用はできません。

 

【中ノ沢温泉 平澤屋旅館 男女別大浴場】

フロントから向かうとまず見えてくるのは男女別の大浴場(内湯のみ)です。

脱衣所には棚とかごだけでロッカーはなし。

洗面台にはドライヤーが置いてあります。

内湯はレンガ色のタイルで扇形の浴槽。8~10人サイズ。

男湯もほぼ同じ形です。

お湯は44度強とかなり熱め。白濁はしておらず、パウダー状の白い湯花がうっすら底に沈んでいるだけでした。

源泉自体は他の宿と同じですが、湯花は除去しているのか見た目がこれだけ違うのも面白いです。

成分は同じなので、キリリとレモン味のする硫黄泉です。

シャワー台とシャンプー。

脱衣所には「薬湯なのでせっけんを使わない方が効果がある」と書いてありましたが、酸性泉の場合には石鹸が解けて脂分だけになってしまうので、使っても意味がないです^^

 

【平澤屋旅館 露天風呂】

つづいて露天風呂へ。

大浴場からさらに奥に進むと女性用の露天風呂(左)と混浴露天風呂(右)の入口があります。

混浴露天風呂の脱衣所は男女共用です。

女性は混浴用の脱衣所で着替えてもいいですし、女性用の露天風呂からはカギのかかるドアがあるので、そこから混浴露天風呂に出入りもできます。

※後日訪問した日は大雪の後で女湯は使えず、混浴の脱衣所から入りました。

混浴露天風呂の脱衣所。

先客あり。男性でしょうね。あぁ、入れない。残念。

 

混浴といっても、この露天風呂は実質男性用ですね。

誰もいない、誰も来る気配がない時でなければ女性が入ることはほぼないんじゃないでしょうか。

この日は70代くらいの女性が10名以上いましたが、内湯の方にだけ入っていました。

女性用の脱衣所

洗面台、ヒーター、ベンチあり。

ドアを開けると長方形の桧風呂。1列に並んで4~5人サイズと小ぶりなお風呂です。

囲いの向こうは道路で、車やバイクの音が聞こえていました^^

湯舟の温度は45度ジャスト。湯もみしても熱いです!

湯口の周りは薔薇の造花に覆われています。

細かい湯花が舞っていて、内湯よりも少し白濁していました。

出てくるお湯は55度。熱い!

3月中旬でまだ雪も残っており、日中の気温も5~6度しかない日でしたが、夏場もこの温度なのかな・・・。

ふと後ろを見ると「混浴露天風呂」と書かれた扉が。

これが噂の出入り口ですね^^

そーっと開けてみると、囲いの向こうに青みがかったお風呂が見えます。

女性用の露天風呂よりも5~6倍広いです!

もうちょっと覗いてみよう・・・。

扉を出て板塀に囲まれたところをぐるっと回って露天風呂の縁に出るようになっているようです。

 

お風呂を見渡したら誰もいないので、おっ行けるかな?と思いきや、

囲いのすぐ真下に男性が・・・。

知ってか知らず果、広い湯船なのに女性用の出入口の真下にいるのはなぜ!?

危うく出て行くところだったです(@_@;)

 

40分くらい粘りましたが出る気配はなく、しばらくしたら泊りのおじいさんたちが入ってきたので断念しました(ー_ー)!!

 

ちなみに、「混浴露天風呂」はこんな感じのお風呂です。



10~12人くらいは入れそうですね。(画像は宿提供/JTB)

 

画像左奥の柱の後ろが女性用の出入り口です。

訪問した時にはもっと透明に近いお湯だったので、他に男性の客さんが居たら出入りするのは無理でね^^

でも、泊りならば夜に夫婦水入らずで入るのは可能かもしれません。


湯口はなぜか南国風。

 

↓後日、あさイチでいってしばし独泉できました(撮影許可済み)

湯口は南国風ではなかったです^^

 

内湯は44度くらいで熱めでしたが、露天風呂は外気が低いせいもあり42度と適温。

下に沈んでいる湯花を混ぜると透明度5センチ未満のにごり湯になり、浴感はまろやかでした。

 

露天風呂の隣にある湯上りスペース。

冷水などは特に用意されていません。

 

帰りはお土産処を物色。

銘菓や名産品の他になぜかぬいぐるみが多かったです。

コンビニアイスもありました。 1つ140円。

 

【中ノ沢温泉 平澤屋旅館 温泉の感想】

館内は一昔前の観光ホテルという感じですが、「ザ・昭和」というほどの古さではありませんでした。

日帰り客も積極的に受け入れているので、対応も良かったです。

気さくでアットホームなお宿です。

 

内湯はかなり熱めなので、慣れていないと無理かもいうレベルでした。だからあつ湯が好きそうな年配のお客さんが多いのかなぁ。

 

女性は混浴露天風呂に入れないと露天は小さな浴槽しかないので、ちょっとつまらないですね。

閑散期の平日でもないと、日帰りで女性が混浴に入るのは無理なのではないかと思います。

今回は平日だったのでお客さんはそれほどいないかなと思いきや、宴会や連泊の人でごった返していました^^

全国的にはあまり知名度のない中ノ沢温泉ですが、地元では人気のようで、それはそれで良かったです。

 

追記:再々訪問の時にようやくあさイチで行って混浴に入れましたが、独泉だと広々と開放感を楽しめて最高でした♪

混浴の露天風呂には入れれば★4つ、入れないと3つ半くらいの感想になります。

 

泉質 ★★★★4.2(後日、露天は4.3)

お風呂の雰囲気 ★★★4.0

清潔感 ★★★★4.0

接客サービス ★★★★4.0

 

⇒「平澤屋旅館」をインターネットで予約する

 

【平澤屋旅館 温泉情報】

◆お風呂

男女別大浴場 内湯各1 女性用露天風呂1 混浴露天風呂1

◆源泉 H26.6月の分析書

源泉名「沼尻元湯」泉温68.3度 湧出量13,400L/分(自然湧出)
泉質:酸性・含硫黄-カルシウム・アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉
(硫化水素型)(低張性酸性高温泉) pH2.1
蒸発残留物2,509mg/kg 溶存物質(ガス性除く)2,662mg/kg 成分総計2,761mg/kg
メタケイ酸155.4mg 硫化水素イオン
態様:源泉かけ流し、加温なし、塩素消毒なし

飲泉可能

 

*ブログの内容は掲載時の情報です。

基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。



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