【福島】磐梯熱海温泉 湯元元湯 共同浴場 ★★★★

福島県郡山市にある磐梯熱海温泉「湯元元湯」の入浴レポートです。

最終更新日  2023/2/2 訪問日 2023・2020・ 2017

【磐梯熱海温泉 湯元元湯】基本情報

ばんだいあたみおんせん ゆもともとゆ

住所:〒963-1309 福島県郡山市熱海町熱海4丁目22
TEL:0120-842-690
公式サイト

⇒「磐梯熱海温泉」へのアクセス詳細&宿泊予約はこちらのページへ

【宿泊料金】

なし 日帰り入浴専門

口コミ評価:Google 4.3点/5.0点

【こんな人におススメ】

◆磐梯熱海で営業時間の長い日帰り温泉を探している
◆レトロで渋い共同浴場が好き
◆ぬる湯とあつ湯の交互浴ができる温泉が好き
◆アトピーに良いとされる温泉を探している


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【日帰り入浴】2022.9.1改定

営業時間:6:00~19:30受付(20:00閉館)

料金
1回入浴・2時間まで(子供料金0歳~小学校6年生)
6:00~14:00 大人600円 子供300円
14:00~16:00 大人400円 子供200円
16:00~20:00 大人300円 子供150円

大広間利用込・入浴回数制限なし・飲食物持込可
6:00~16:00 大人1,100円、子供550円

アクセス

JR東北新幹線「郡山駅」乗換、JR磐越西線「磐梯熱海駅」下車、徒歩2分。
Yahoo!路線情報

地図

 

【あつ湯とぬる湯が楽しめる共同浴場 磐梯熱海温泉 湯元元湯】

 

「磐梯熱海温泉」は、郡山市の中心部から北西に車で30分、駅から徒歩圏内にある中規模の温泉街です。

磐梯熱海温泉は郡山の奥座敷と呼ばれ、どちらかというと団体さん向けの大型旅館や客室露天風呂付の高級志向の旅館が多い温泉街ですが、「湯元元湯」だけは違います(^^♪

ザ・昭和のレトロな共同浴場です!

2017年にリニューアルして綺麗になりました。

 

「磐梯熱海温泉」のお湯は一般的にはあつ湯なのですが、「湯元元湯」は源泉温度20度の超ぬる湯に、30度のややぬる湯、51度ある市営源泉の3本を使用しており、あつ湯とぬる湯の交互浴ができます。

鄙びた共同浴場というのと、温泉街では希少なぬる湯が楽しめるという点でマニアに人気の温泉です。

 

と書きつつ、実はぬる湯があるとは知らず・・・。

「元湯」と付いていればいいお湯に間違いなはいだろう、しかも共同浴場ならば「あつ湯」に違いない!

この日は雪のちらつく3月、最後に熱いお湯で身体を温めてから家に帰ろうと立ち寄ったのでした^^

※2023年訪問時には大雪の日なのに大盛況^^

場所は、磐梯熱海駅から徒歩2分という近さ。

駅から歩道沿いを歩いて3~4軒目にある食堂の路地裏に入るとあります。

「いらっしゃいませ アトピーの湯 浴場入口」と書かれた建物が湯元元湯です。

もともとは斜め向かいにある「湯元元湯旅館」というれっきとした温泉旅館だったのですが、現在は日帰り温泉だけ営業しています。

こちらが旅館の建物。

ナビで設定するとこちらの旅館の前のあたりで案内が終わり、隣りの路地は狭くて入れず、どこに入口があるのかと迷うかもしれません。

車は暗黙の了解なのか、地元の方は旅館の前に駐車していました。

5~6台分のスペースしかないので、混んでいる時には駅前駐車場を利用します(こちらも台数は少な目)。

旅館の方から歩いてくと「浴場入口」の看板が目に入ります。

受付の料金案内。

1回あたりの入浴は2時間以内。午後からは料金が安くなります。

受付のおじさんにお金を払って奥へ。

※浴室には石鹸やシャンプーはありません。受付で販売もしていませんので要持参。

受付から裏手に回ると鄙びた廊下に男女別の入口(2017年3月の写真)。

手前が男湯、奥が女湯入口。

リニューアル後は壁や手すりのペンキが塗られてちょっと綺麗になりました(2020年1月の写真)。

ドアを開けると黄色い下駄箱。その奥に脱衣所入り口(2017年3月の写真)。

源泉のお持ち帰り禁止と書かれています(2017年3月の写真)。

でも、脱衣所には誰かの忘れ物のペットボトルが・・・。(2017年3月の写真)

 

脱衣所には脱衣棚と無料ロッカー、体重計とゴミ箱。

小さな洗面台がだけでドライヤーはありません。

ウォシュレットのトイレはあります。

3回訪問したうち、2回は閉館間際でしたが、19時20分過ぎから駆け込み入浴の地元の方が多く、上がるのも早いです。

リニューアル後は鍵付のロッカーがありました(2020年1月の写真)。

床のフローリングは明るい色に張り替えられ、壁のペンキも淡いピンクでおしゃれに。

浴室入口のサッシ戸も新しくなっていました。

洗面台も新設。

 

それではお風呂へ。

「湯元元湯」の湯舟は大きなぬる湯と小さなあつ湯の2槽あります。

こちらがぬる湯。10~15人サイズ。

左から伸びているグレーの塩ビニパイプは加温浴槽から引いているちょっと温かいお湯。

壁側中央に2本の湯口があり、2つの源泉を使用しています(気温マイナス2度の日で左は25度くらい、右は18度くらい)。

 

外観から期待を裏切らない鄙びた浴室。

共同浴場独特のオーラを放っています。

 

良い感じの共同浴場だぁと湯舟に入る前にカランで身体を洗おうと思ったら、カランのお湯が冷たい!

湯舟でかけ湯をしようと思ったら、湯船も水風呂みたいに冷たい!

 

シャワーの蛇口の右側は赤いポッチがついていますが、冷泉の源泉しか出てきません^^

それで右往左往していると、どこから来たの?と地元の方に一見さん認定されます^^

 

この日は雪のちらつく日で外の気温は4度。

ボイラーが壊れていて加温されていないの?だから人がいないの?

などと疑いながら入浴していたら、そうではないということを後から来た地元の方に教えてもらいました(^_^;)

ほとんど下調べせずに、良さそうな温泉だなくらいで訪問したので・・・。

 

ぬる湯の名湯と知らずに行った人が口コミで「お湯がぬる過ぎる!2点」という評価を付ける時の心境はこんな感じなのだろうなと思ってしまいました。

手前の塩ビニパイプは、「温泉神社源泉」で実測30.9度(真冬はもっと冷たいです)。

真冬でも一応入れなくはない温度。

写真左の角からは隣のあつ湯の浴槽からパイプが引かれ、10センチ四方だけ38度のぬる湯になっていました。

ものすごい勢いでジェットバスのようになっています。

奥の湯口は壁のタイルの中からお湯が放出されています。

こちらは、湯元元湯の自家源泉で実測20.2度でした(真冬だとサウナの水風呂より冷たい)。

湯口の下にいるとプルプル震える冷たさです。

 

磐梯熱海温泉で温泉神社源泉と湯元元湯源泉の混合泉はここだけしかないお湯なので、冬だろうがこの湯口のそばに陣取る人が多いのだとか。

源泉で直に顏を洗わないでくださいと書いてありました。

 

お湯は良質なミネラルウォーターのようなさっぱりとした単純泉でしたが、冷たくてもなぜか体から毒が出て行くようなスッキリとした気分になりました。

奥にあるのは5~6人サイズのあつ湯。

市営源泉 泉温51℃と書いてあります。

湯舟の中は実測44.8度(真冬は44度あるかないかに感じました)。

あつ湯もぬる湯も極端な温度で、交互浴すると心臓が鍛えられそうでした!

 

地元のお客さんはあつ湯とぬる湯を行ったり来たりで1時間以上入浴している人が多そうでしたが、どちらも健康だからこそ入れる温度。

病み上がりで訪問すると体に負担がかかりました^^

湯元元湯のお風呂の説明

江戸時代初期・元和年間(1615年から1624年)から湧出している名湯。マムシにかまれた時やおでき等の皮膚疾患に良いとされ、薬では治らなかった人もこの温泉で湯治すると治ったとか。女性には美肌効果、交互浴で血行を良くし、血圧を安定させ、風邪予防にもなる、等と書かれています。

リニューアル後、廊下は元湯の歴史を紹介するコーナーになっていました。

100年前の写真

昭和30年代の様子

 

ちなみに、磐梯熱海温泉の宿でぬる湯があるのは冨士屋紅葉館きらくや四季彩 一力

露天風呂付離れのある高級宿で人気なのは離れの宿 よもぎ埜、温泉付のビジネスホテルのような素泊まりできる宿は先ほどの紅葉館きらくやです。素泊まりでもレストランで予約なしで定食を食べられるので、安宿派に人気のようです。

 

【磐梯熱海温泉 湯元元湯 温泉の感想】

磐梯熱海温泉の駅前は大型旅館が多く、いかにも観光地の温泉街という雰囲気でしたが、湯元元湯は旅館跡にしても浴場入口にしても、レトロすぎてそのギャップに笑ってしまうほどでした。

外見がボロイほどお湯が良いという反比例の法則を裏切ることなく、湯元元湯の温泉は癖になるお湯でした。

今回はかなりはしご湯した最後の温泉だったので少々体力が奪われましたが、次こそは熱い季節に再訪してみたいと思います。

⇒と言いつつ、結局3回目も気温マイナス2度の大雪の日でした。なぜか数年経って意識せずとも、場所によって行く季節が同じになるのはなんでかなぁと。

真冬でもなんだかんだで1時間半くらい、10回以上交互浴して出た後はサッパリスッキリしました。

 

泉質 ★★★★4.0

お風呂の雰囲気 ★★2.0(マニア的には4.5)

清潔感 ★★★3.0

接客サービス ★★★★4.0

 

⇒「磐梯熱海温泉の宿」をインターネットで予約する

 

【磐梯熱海温泉 湯元元湯 温泉情報】

◆お風呂

男女別大浴場 内湯各2

◆源泉

@ぬる湯浴槽&シャワー  R1.11月の分析書

源泉名「元湯混合泉」泉温29.5度(気温13度) 湧出量 測定不能-(-)
泉質:アルカリ性単純温泉(性性温泉)pH9.0
蒸発残留物 229.4mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)0.2980g/kg 成分総計0.2980g/kg
メタケイ酸38.0mg,遊離二酸化炭素ガス0mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし

@あつ湯浴槽 H26.6月の分析書

源泉名「郡山市営第1号泉、第4号泉、第5号泉、第7号統合泉(統合比 1,4,7号:5号=3:1)」泉温50.4度(気温28度) 湧出量 測定不能-(-)
泉質:アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)pH9.1
蒸発残留物 383.5mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)0.3880g/kg 成分総計0.3880g/kg
メタケイ酸60.2mg,遊離二酸化炭素ガス0mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし

 

*ブログの内容は掲載時の情報です。

基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。



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【福島】磐梯熱海温泉 湯元元湯 共同浴場 ★★★★」への2件のフィードバック

  1. お久しぶりです
    今年もよろしくお願いします。

    ここ行ったんですか
    冬に!?
    凄いなあ
    私は夏場にしか来たことありません。
    今度夏に行ってみてください。

  2. ミノムシ 様

    ご無沙汰しております。
    今年もよろしくお願いいたします。

    中ノ沢・沼尻温泉に泊るとちょうど帰り道なので立ち寄りました。
    にごり湯×雪見風呂が好みなので、中ノ沢の帰りに寄るとどうしても1月~3月になってしまうという。

    行った日は大雪だったので、空いているだろうと期待して行ったら
    結構混んでいて・・・。

    地元の人は平気でぬる湯の方に1時間以上入ってすごいなと思いました。

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