山形県尾花沢市にある銀山温泉の共同浴場「しろがね湯」の入浴レポートです。
最終更新日 | 2020/5/7 | 訪問日 | 2019/8月・2017/8月 |
【銀山温泉 しろがね湯】基本情報
ぎんざんおんせん しろがねゆ
住所:〒999-4333 山形県尾花沢市銀山新畑433
TEL:0237-28-3933(お問い合わせは銀山温泉観光案内所へ)
公式サイト
*銀山温泉の全旅館・公衆浴場・商店等が5月31日まで休業となります(2020/5/7)
【宿泊料金】
なし 日帰り入浴専門
口コミ評価:Google 3.7点/5.0点
【こんな人におススメ】
◆銀山温泉の共同浴場巡りをしたい
◆モダンな共同浴場に入ってみたい
◆建築家・隈研吾氏のファン
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【日帰り入浴】
営業時間:8:30~16:30受付(17:00閉館)
料金:大人500円 子供200円 タオル200円
定休日:2019年10月現在、原則無休
(それ以前は月・水 その他メンテナンス休業あり)
*休業日は銀山温泉の公式サイトで告知あり
地図
【温泉街になじむモダンな造りの共同浴場 銀山温泉 しろがね湯】
「しろがね湯」は銀山温泉に3軒ある共同浴場の1つ。
古くからある共同浴場ですが、2001年に建築家・隈研吾氏により斬新なデザインのお風呂にリニューアルされました。
他に有名な建物は、2020年東京オリンピックに使用される国立競技場、銀山温泉街にある「藤屋」旅館も隈研吾氏のデザインです。
銀山温泉に2017年夏に訪問した時には、まだ「かじか湯」(大湯)も営業していたので(現在は解体)、3つの共同浴場をはしごしようと、「能登屋旅館」をチェックアウトしてすぐに「しろがね湯」に向かいました。
しかし、営業時間中のはずがカギがかかっていて休館・・・。
温泉組合の持ち回りで管理しているらしいですが、チェックアウトの時間帯は宿も忙しいのか、観光客が来ないから開ける必要もないということだったのか・・・。
2年後の2019年には無事入浴することができました。
最近は、日帰り入浴情報は銀山温泉の公式サイトでこまめに更新されているので、遠方から出かける際には事前にチェックしてみてください。
場所は温泉街の入口に架かる「しろがね橋」を渡り、温泉街とは逆の左へ100mほど行ったところにあります。
「しろがね橋」より先は一般車両進入禁止です。
橋を渡ると「公衆浴場 しろがね湯 50m」の案内が出ていました。
温泉街は橋を渡って右側ですが、しろがね湯は左側にあります。
橋の左前には銀山温泉の観光案内所
ここも朝は無人でした。
橋を渡って左へ進むとこちらの方には旅館はありません(温泉街がほとんど見えない奥の方に「銀山荘」が一軒だけ)。
これかな?と思う黒い板塀が見えてきました。
上を見上げるとアクリル板に「しろがね湯」の文字
裏に回ると確かに「しろがね湯」と書いてあります。
『渡辺篤史の建もの探訪』の番組に出てきそうな角地に建てた住宅みたいです。
とてもモダンなデザインなので完成した当時は浮いていたのでは?と思いますが、19年も経つと古びているのでそれほど違和感はありません。
営業時間は8:00~17:00で、以降は住民専用になっています。
旅館の朝食を済ませてチェックアウトの前に急いで向かったところ、近くに軽トラが止まっていて管理人さんらしき男性が清掃中でした。
女湯は掃除が終わったところだというので入浴できることになりました。
「しろがね湯」は、
- 1階に景色の見えない内湯
- 2階にガラス越しに川沿いの景色が見える内湯
があり、日替わりで男女入替になっています。
今回は1階が男湯、2階が女湯でした。
ついでに男湯も見せてもらいました。
入口から中に入ると玄関のすぐ左側に受付があり、奥の白い階段の左側に1階の内湯、階段を上がって左に2階の内湯があります。
【銀山温泉 しろがね湯 1階の内湯】
1階の内湯
洗い場のスペースが2畳半、湯船が2畳半で4~6人サイズ。
黒い御影石のようなタイルに側面と壁はグレーのモルタルかコンクリート。
外壁も内部もモノトーンでまとめられているようです。
1階は上の方に自然光がはいるものの、コンクリート打ちっぱなしのような壁に囲まれていてやや閉塞感があります。
源泉の湯口からは60度近い熱い湯が注がれ、水道の蛇口でガンガン加水しています。
銀山温泉のお湯は熱いとしみるので、このくらいの加水は仕方ないです。
タイルが黒いのでわかりにくいですがお湯はほぼ無色透明です。
湯口に近づくとほんのりと焦げた硫黄の香りがしますが、外にある足湯の湯口に比べると香りは穏やかでした。
「銀山温泉 (協組2号・3号・6号源泉)」泉温63.8度 湧出量 -(足湯注湯口から採水)
泉質:ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(低張性中性高温泉)pH6.6
洗い場にはリンスインシャンプーとボディーソープが置いてあります。
1階はシャワーが一つ、カラン3つ。
カランも源泉と言っていたような。
【銀山温泉 しろがね湯 2階の展望内湯】
続いて2階へ。
階段の裏に回るとドアのない脱衣スペースがあります。
2階の脱衣所
脱衣棚と洗面台だけでカギ付きのロッカーもドライヤーもありません。
*別のブログでは受付で1台だけ置いてあり貸出できるとありましたので、必要な方は尋ねてみてください。
ドアを開けると1階とは全く別のデザインのお風呂が!
こちらに当たってラッキーでした。
外から見ると、入口の真上の三角の部分がそうです。
だからこんな変わった形をしているのですね。
洗い場は2畳半、お風呂は4~6人サイズ。
広さは1階とあまり変わらないと思うのですが、開放感があるのでだいぶ広く感じます。
外からはスモークの入ったガラス、さらにすだれがかかっているので見えないと思います。
黒い格子の壁はお風呂を全部覆っていないので、外を歩いている人にかかるからか、お湯をバシャバシャやらないようにと言われました。
湯船の手前には加水用の蛇口。
銭湯のカランのように節水仕様で一度押すとしばらくして泊るタイプの蛇口になっていたため、お湯がたまるまでは太い輪ゴムで固定してありました。
熱ければそのままで、ぬるければゴムを外して水を止められるという説明がありました。
ここまで加水しているのは朝イチで湯船が熱いからでしょうね。
入浴中の眺め
湯船の中は手前42度、奥が45度~46度。
奥の方は源泉が湧き出ていて熱くて近づけませんでした。
【銀山温泉 3つの共同浴場の動画】
共同浴場「しろがね湯」→「和楽足湯」→「かじか湯」→「おもかげ湯」の順に撮影しています。
【銀山温泉 しろがねの湯 温泉の感想】
2年越しでようやく入れたしろがね湯。
建築当時の尖った感じはなくなってしまいましたが、雰囲気も湯加減も観光客にはとっつきやすい共同浴場でした。
おもかげ湯は貸切で入れるものの料金はやや高いですし、かじかの湯は誰も入れないくらい熱すぎだったし(だから解体されたのではと思います)・・・。
銀山温泉は外国人にも人気がありすぎて、私の知る限りおひとり様の宿泊はできないので、観光ついでに日帰りで立ち寄る場合には旅館で日帰り入浴を受け付けているところもついでにチェックしてはしごするといいかもしれませんね。
宿のサイトではあまり宣伝していないかもしれませんが、銀山温泉の公式サイトでチェックできます。
泉質 ★★★★ 4.1
お風呂の雰囲気 ★★★★4.2
清潔感 ★★★★ 4.2
接客サービス ★★★★ 4.0
【温泉情報】
◆お風呂
男女別内湯各1
◆◆源泉 H21.4月の分析書(他の共同浴場と同じ)
「銀山温泉 (協組2号・3号・6号源泉)」泉温63.8度 湧出量 -(足湯注湯口から採水)
泉質:ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(低張性中性高温泉)pH6.6
蒸発残留物 2,021mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)2,155mg/kg 成分総計2,212mg/kg
メタケイ酸97.7mg、遊離二酸化炭素55.6mg,遊離硫化水素0.9mg,硫化水素イオン0.3mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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