【奈良】上湯温泉 河原の露天風呂 リニューアルオープン! ★★★★

奈良県十津川村の上湯川沿いにある上湯温泉「河原の露天風呂」(リニューアル後)の入浴レポートです。

最終更新日 2020/6/27 訪問日 2018/2月上旬

【上湯温泉 河原の露天風呂】基本情報

かみゆおんせん かわらのろてんぶろ

住所:〒637-1558 奈良県吉野郡十津川村出谷220
TEL:0746-63-0200(十津川村観光協会)

*2020/7/1~10まではポンプ改修工事のため休館予定です。また、7/31までは県道工事のため11:40~13:30以外は通行止めとなります(日祝は規制解除)。

⇒「上湯温泉」へのアクセス&「神湯荘」の宿泊予約はこちらのページへ

口コミ評価:Google 4.5点/5.0点

【こんな人におススメ】

◆十津川温泉郷で日帰り入浴できる露天風呂を探している
◆川沿いの野趣あふれる露天風呂に入りたい
◆ヌルトロ、たまご臭のするお湯が好き


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→「上湯温泉 神湯荘」の客室基本情報はその1お部屋編へ

→「上湯温泉 神湯荘」の食事情報はその2お食事編へ

→「上湯温泉 神湯荘」の温泉情報はその3お風呂編へ

 

【日帰り入浴】

営業時間:9:00~17:00
料金:大人500円 小人300円
定休日:木曜日(夏休み中は営業) 悪天候時は休み

バーベキューセット:道具貸出3,000円、焼肉セット食材 1,500円/人(3日前までに要予約)

お問合せ:090-5009-9041(乾まで)

 

【2017年7月20日復活!上湯温泉 河原の大露天風呂】

「上湯温泉 河原の露天風呂」は、十津川の支流、上湯川に面した野趣あふれる露天風呂です。

名称は単に「露天風呂」、「大露天風呂」だったり、「川辺源泉露天風呂」と呼ばれたりしますが、ここでは分かりやすく「河原の露天風呂」と呼ぶことにします。

この「河原の露天風呂」は、すぐ上にある「神湯荘」が30年以上前から管理していた「外湯」で、十津川温泉郷の名物でした。しかし、2011年9月に紀伊半島を襲った豪雨災害により水没。しばらくは河原も立入禁止になるほど荒れた状態でしたが、このたび6年ぶりに地元の建設業者の方の尽力で復活しました!

前回、2014年に「神湯荘」に宿泊しましたが、ここが「神湯荘」の湯元でもあると知り、どんなお湯なのか気になって車を飛ばして行ってきました。

まだ雪の残る2月の十津川村。

昼間の気温はマイナス1度、夜はマイナス8度で雪の予報も出ていました。

レンタカーで凍結した道を走るのは不安だったので、思い切って自家用車で出掛け、600キロの道のりを車中泊しながら到着。

でも、道路は凍結しておらず、龍神温泉の方が夜間通行止めになっているだけでした。

奈良の五条から向かう途中、工事中で通行できない場所もありましたが、十津川温泉郷に向かう道は複数あるので、迂回の必要もなく走行できました。

奈良の大和八木から和歌山の新宮まで、日本一長い路線バスも走っています。最寄りのバス停は、「十津川温泉」バス停(奈良交通十津川営業所前)。上湯温泉まではタクシーで10分ほどかかります。村営バス・上湯川線に乗換えて「上湯」バス停を下りて目の前です。

 

十津川温泉からは、トンネル前~野猿を通り過ぎ川沿いの一本道を西へ向かいます。

「神湯荘」の手前500mほどの通り沿いに駐車場と公衆トイレがあります。

以前、ここには「出谷温泉つるつる乃湯」という鄙びた看板が出ていましたが、現在は撤去されていました。駐車場もトイレも「河原の露天風呂」に合わせて綺麗にされたのだと思います。

温熱便座(非洗浄式)のある新しいトイレ。外の水道は凍っていて出てくるまで少し時間がかかりました。

このあたりは谷間にあるのでお昼前後の数時間しか陽が射さず、冬はかなり寒いです。

駐車場から20mほど上流に向かうと自動販売機の横に「上湯温泉 この下」と書かれた看板があり、登山道のような階段がありました。私はココから上り下りしました。

でも、あまり足元が良くないので、もう少し先に進むと舗装された道路から行くのがおススメです。舗装された出入口があることは帰りに気づきましたが、砂利をならす工事をしていたので、そのうち受付の前に駐車スペースもできるのではないかと思います。

自販機のある入口からさらに100mほど進むと「上湯温泉この下」の看板とピンクの「露天風呂」のノボリ。ここが本来の入口です。

少し先には「神湯荘」に上って行く道路が見えます。

以前、「神湯荘」に宿泊した時には「つるつる乃湯」の看板しか出ていなかったので、こんなに宿の近くに「河原の露天風呂」があったとは知りませんでした。

車用の入口。少し急坂なので、四駆でないと帰りはちょっと不安かもしれません。

坂を下りると受付があります。ペットボトル飲料、缶ビール、ノンアルコールビールも売っているようです。

「河原の露天風呂」を復活させたご本人かもしれない男性がブルドーザーで作業中でしたので、箱にお金を投入してお風呂へ。

 

「河原の露天風呂」は、男女別の露天風呂が1つずつあります。

ただし、女性用は外から見えないように建物内にあり、男性用の1/3くらいの広さしかありません。そこはちょっと残念。

受付から下流側に進むと簡易トイレ、奥にお風呂があります。

右側のすだれがかかっているのが男湯、左の階段を上がった小屋が女湯です。

女子露天風呂入り口。

「水着での入浴は禁止」と書かれています。

 

【上湯温泉 河原の露天風呂 女湯】

中はコンクリート打ちっぱなしの洞窟風呂のような雰囲気。手前にスノコを敷いた脱衣スペースがあります。

脱衣棚にはカゴ、まさかの鏡とドライヤーまでありました!

掲示されている分析書は「神湯荘」のものと同じです。

こちらが女子露天風呂。

コンクリートに石組みの四角い浴槽で8~10人サイズの大きさ。

お湯はうっすらと白濁していて、たまご臭もなかなかのものです。

成分量の表示がないので、硫黄成分がどれだけ入っているのかは不明ですが。

 

自家源泉「上湯温泉」泉温76.6度 湧出量124L/分 (掘削動力揚湯)
泉質:ナトリウム―炭酸水素塩泉(低張性弱アルカリ性高温泉)pH8.3

石の間からオーバーフローしています。

左奥に湯口。

パイプから出てくるお湯は53度、湯船の中は42度とちょうど良い温度でした。

はじめニュルッと、後からツルスベ、とろみの強い浴感で、隣にあった「つるつる乃湯」のネーミングに納得してしまいました。

今回、紀伊半島の温泉巡りをした中では断トツで気に入りました!

 

以前、「神湯荘」に宿泊した時はこれほど特徴のあるお湯には感じなかったので、たった100mの距離でこんなに違うものなのか?と驚きました。

宿泊したのは夏場で加水によりいくぶん薄まっていたのかもしれませんが、長い間使われずにいたので湯質が濃くなったなんてことはあるのでしょうか(*7月~9月は20%加水あり)。

「神湯荘」の方は日帰り入浴をやっていないので、今回確かめようもなく残念です。仙人風呂を目当てに「川湯の冨士屋」に泊まってしまったので・・・。

浴槽から見た脱衣側

河原側は対岸の木々が見えます。

下を覗き込むと男湯の屋根と上湯川の流れ。

脱衣所の方から見下ろすと露天風呂が少しだけ見えました。

あっちにも入りたい~。でも、水着OKの混浴でもないと外から丸見えなので無理ですね。

 

といいつつ、景色は二の次でいいと思うほど良いお湯でした。

洗い場にはシャンプーセットあり。長いホースは加水用でしょうか。

 

【上湯温泉 河原の露天風呂 男湯】

男湯の方は入口からも浴槽がチラッと見えます。

登山道のような階段を下りてくると横が通路になっています。

山道の階段を下りてくると目の前に湯舟が見えました。ウ~やっぱり入りたい。

川が増水するとなかなか迫力がありそうな湯舟です。

帰りも階段をスタコラ登って帰りました。

 

階段の途中、分岐を左に行くと閉館してしまった「出谷温泉 つるつる乃湯」があります。

以前は河原が荒れていたので上から眺めただけでしたが、今回は中も見学してきました。

 

【上湯温泉 大露天風呂 温泉の感想】

 

十津川村は関西の中でも究極の秘湯といえる場所にありますが、さらに奥まった上湯川沿いにある露天風呂ということで雰囲気は抜群です!

男性用の露天風呂は最高でしょうよ(ー_ー)!!

 

でも、このヌルトロたまご臭は近隣では珍しい特徴的なお湯なので、女性用のお風呂でも十分満足できました。

また次の機会は何年後になるかというほど遠いので、本当に去るのが名残惜しく、予定より如何オーバーして長湯してしまいました。

 

十津川村では、宿泊すると路線バス往復代金をキャッシュバックしてくれるというキャンペーンを時々やっているので(2018年は3月末まで)、その時にでもまた「神湯荘」に泊まりに来ようかと。

「河原の露天風呂」は夏の方が気持ちが良さそうですが、虫が出たり、肝心のお湯が加水されたりと、条件的には寒い季節の方がおススメなのではないかと思います。

 

追記:うわさに聞くところによると、このヌルヌル具合は女湯の方が圧倒的だそうなので、景色がない分、泉質が上なら不満はありません・・・。

 

泉質 ★★★★4.3

お風呂の雰囲気 ★★★★4.2

清潔感 ★★★★4.2

接客サービス ★★★★4.3

 

⇒「上湯温泉 神湯荘」をインターネットで予約する

 

【温泉情報】

◆お風呂

男女別露天風呂各1

◆源泉 の分析書

自家源泉「上湯温泉」泉温76.6度 湧出量124L/分 (掘削動力揚湯)
泉質:ナトリウム―炭酸水素塩泉(低張性弱アルカリ性高温泉)pH8.3
蒸発残留物 -mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)-mg/kg 成分総計-mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし
*7月~9月は20%加水あり

 

→「上湯温泉 神湯荘」宿泊レポ その1 お部屋編

→「上湯温泉 神湯荘」宿泊レポ その2 お食事編

→「上湯温泉 神湯荘」宿泊レポ その3 お風呂編

 

*ブログの内容は掲載時の情報です。

基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。



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