【新潟】松之山温泉 凌雲閣 宿泊 その1 お部屋編 ★★★

新潟県十日町市にある「松之山温泉 凌雲閣 」の宿泊レポートです。

最終更新日 2022/7/19 訪問日 2022/7・2017/6

【松之山温泉 凌雲閣 】基本情報

まつのやまおんせん りょううんかく

住所:〒942-1435 新潟県十日町市松之山天水越81
TEL:025-596-2100
公式サイト日本秘湯を守る会宿紹介ページ
「日本文化遺産を守る会」

1口5,000円から、宿泊費用の前払いとして支援できます。支払い証書は3年間有効。⇒「凌雲閣」の支援はこちら

⇒「松之山温泉 凌雲閣 」へのアクセス詳細&宿泊予約はこちらのページへ

【宿泊料金】

1泊2食付 11,880円~22,680円円 お一人様○ 素泊まり× 湯治× 自炊×
1泊朝食付7,560円~

口コミ評価:Google 4.2点/5.0点

【こんな人におススメ】

◆日本秘湯を守る会のファン
◆重要文化財の宿に泊まってみたい
◆アブラ&ナフタリン臭のするお湯が好き
◆山菜料理が好き


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→「松之山温泉 凌雲閣 」の食事情報はその2お食事編へ 

→「松之山温泉 凌雲閣 」の温泉情報はその3お風呂編へ

※お食事編・お部屋編に読者の方の2022年7月の宿泊レポがあります。

 

【日帰り入浴】

営業時間:12:00~15:00 *要確認
料金:大人500円 子供300円
定休日:不定休

【高台に建つレトロな有形文化財の宿 松之山温泉 凌雲閣 お部屋編】

「松之山温泉」は、草津・有馬と並ぶ「日本三大薬湯」の一つといわれる温泉です。10軒の旅館と2軒の日帰り施設があります。

「凌雲閣」は、共同浴場のある温泉街の中心部から1キロほど離れた高台にあります。「日本秘湯を守る会」の会員です。

昭和13年建築の本館は、渋川市の宮大工に依頼し部屋ごとに異なる意匠を凝らした趣のある建物で、国の有形文化財に登録されています。

重厚な木造建築が好きな私にとっては、部屋が楽しみの宿でした。

 

場所は中越の内陸部、越後湯沢と上越市を結ぶ中間あたりにあります。

「まつだい駅」方面から向かうと県道沿いにある松之山温泉の看板。

途中、二差路になっていて、右に向かうと温泉街の中心部、道なりに津南方面に向かうと「凌雲閣」と「旅館明星」の2軒があります。

県道沿いにある「凌雲閣」の看板

県道から坂を上った少し高台に建物があります。

駐車場からの景色。右奥は津南方面。

山の中のちょっとした盆地にある長閑な景色が広がっています。

坂を上りきると3階建てのレトロな建物が本館です。

周りは長閑な景色ながらも、舗装された道路のすぐ目の前に建っていることに違和感も!?

右側から

正面から

昭和初期の建築にしては思ったよりも古く見えます。外から見ると朽ちそうな気がしないでもない。

暗くなりライトアップされると「千と千尋の神隠し」のようでカッコいいです。

本館の右に見える3階建ての白い建物は新館の客室と大浴場があります。

新館はお風呂と食事処に近く、建築物に興味がない人や子連れファミリーには便利かもしれません。

「凌雲閣」の玄関

館内はリフォームされていますが重厚な雰囲気を保っています。

外観の古さと中のレトロモダンな感じは青森県の「蔦温泉(本館)」に似ている感じがします。

お出迎えは女将さんと法被を着た番頭さん。

右にフロント、新館に向かう通路、左にラウンジ、お土産ショップ。奥にエレベーターがあることにビックリ!!

木造3階建てでエレベーターがあるということは、外から見るより館内は頑丈に補修されているようです。

先にエレベーターに促されると、フットワークの軽い女将さんが荷物を持って先に階段で3階へ向かったので、えっ?となりました。

3~4人乗りの小さなエレベーターなのでそうしているのだと思います。

*新館にもエレベーターがあります

もちろん、黒光りしているレトロな階段もあります。

ギシギシ音はしますが、想像していたよりはしっかりしています。

 

本館の客室は2階と3階に和室14室、新館は和室2、和洋室1室で合計17室あります(本館案内板に表示されている5室は未使用?)。

今回は、平日1人泊1泊2食付 2階和室スタンダードプラン 税込15,120 円を利用しました。

空いていたからか、3階の部屋にしてくれました(^^♪

2階はシンプルな和室、3階の方がより趣向を凝らした内装で、眺めも良いです。

予約サイトによってはお部屋お任せプランしかない場合や、3階の方が1,000円高く設定されています。

2階の案内板

2階の案内板

3階は宮大工が競って趣向を凝らしたそうで、部屋によって内装が違います。

3階の廊下。ガラス戸の向こうには眺めの良い景色が広がっています。

夜は窓にカーテンがかかっていました。

裏庭と呼ぶには広すぎる森?

下には池もありました。

松之山温泉周辺ではホタルが見えるそうですが、敷地内で現れるのかな!?

消火器は雪国仕様になっていました^^

飾り障子に

飾り窓。

こういう飾りを見ると掃除が大変そうだなと思ってしまいますが、ホコリもなく手入れが行き届いています。

今回のお部屋

入口には茅葺屋根風の飾りもついています。

 

【本館3階 和室8畳+広縁 トイレなし、洗面台なし】

部屋の中に入ると1畳ほどのスペースはタイル張りに、右にはクローゼットがありました。

入口から見た客室。メインは8畳間。

昭和初期の建築でも室内はそこまでの古さを感じません。

床の間側にはテレビ、ポット。

廊下側にはお茶セットとグラスの入ったレトロな戸棚、鏡台、衣文掛け。

飾り窓は部屋の中から見ると庭の木が写っているかのような影絵に見えます。

3階の方がおススメということでしたが、欄干や飾り等細かいところにお金がかかっています。

お茶とお茶請け。

浴衣とタオルセット。

アメニティは歯ブラシとヘアブラシ(男性はカミソリも?)。

大浴場にシャワーキャップとヘアゴムがありました。

広縁は4畳半くらい。テーブルセット、金庫、冷蔵庫、冷房専用のエアコンがあります。

灰皿が置いてあるので、喫煙・禁煙の区別はないようです。玄関外にも喫煙スペースがあります。

中型の空の冷蔵庫。1階売店に自動販売機とお酒の販売もあります。

エアコンはクーラー専用でした。

冬はヒーターとコタツが用意されるのかな。

ガムテープとカメムシの捕まえ方が書いてあります。

秋から春にかけて外が寒くなると部屋の中に居つくこともありますが、6月だったからか見かけませんでした。

高台にあるので窓からの眺めも抜群です!

お布団は夕食後に敷かれます。

下は普通の敷布団、上は軽量羽根布団でした。

共同トイレは2階、3階の廊下の中央にあります。

深夜早朝は歩く音が気になるので、なるべくギシギシ鳴らない板を探しながら歩きました。

リフォームされたばかりなのかピカピカです。

温熱便座+洗浄式で快適。

1階の端の方だったか、1つのトイレはリフォームなしで和式でした。

新館はトイレ付の部屋もあるようですが、洗浄式ではないようです。

1階のお土産コーナー

自動販売機のドリンクは小が150円、大が180円前後

お酒は対面販売で缶ビール、新潟の地酒があります。

コンビニは温泉街との分岐点にデイリーヤマザキがあったと思います(徒歩8分くらい)。

お土産品は特産物や民芸品等

魚沼産コシヒカリの中では意外とお買い得?

松之山温泉特製のコスメもあり、フェイスマスクと入浴剤を買いました。

1階にあるラウンジ。この周辺ではフリーwifiが通っています。

お風呂編でも紹介しますが、新館の方にも広くて眺めの良いラウンジがあります。

本棚には雑誌「サライ」のバックナンバーが何年分もありました。

精巧にできている茅葺屋根の民家のミニチュア

薬師の湯で薬師如来(観音様)?)にご縁があるのか白磁の像がたくさん飾ってありました。

 

【松之山温泉 凌雲閣 お部屋の感想】

写真で見ていた限りでは、レトロな建物が山の中に静かにポツンとある印象でしたが、昼間は交通量も多い道路のすぐ向かいに建っていたのが意外でした。でも、館内に入ると道路側も裏側も山に囲まれて、澄んだ空気と秘湯らしい眺望を満喫できました。

本館は外から見ると、雪が積もったら建物に負担がかかりそうな古さ(危うさ)を感じましたが、中は思ったよりもしっかりした造りで、不便さは感じず、それでいてレトロ感も満喫できる落ち着いた雰囲気です。

本館と新館では時代が違う建物なので、どちらに泊まるかによって印象もかなり違うと思いますが、古い木造建築が好きな方ならば断然本館がおススメです!3階の方が雰囲気も眺めも良いと思いますよ。エレベーターもあるので、移動は苦になりません。

今回は本館に2組しかいなかったので静かでしたが、子連れファミリーで声や歩く音が気になる方、ベッドの方が良い、お風呂が近い方が良いという場合は新館の方がいいかもしれません。

 

接客に関しては、女将さんも番頭さんも物腰が柔らかく大変親切です。

今まであった要望を集約して、少ないスタッフでもシステマティックに運営されている印象でした。

お客はエレベーターで、女将さんは荷物を持って階段を駆け上がって先に到着していたり、案内もお客の側から不明点が出ないよう気遣いがなされていたり。

フロントには番頭さんがいるものの、一度部屋に入ればスタッフも気配を消していて、お客さんが十分にくつろげるような雰囲気づくりをしている宿だなという感じです。

 

温泉は日本海側の強烈なアブラ臭に比べると穏やかなので入りやすいです。人によっては物足りないと感じるかもしれませんが。

食事は山菜尽くしですが、普段は肉派の私でも満足できました。

 

温泉街の奥にはハイキングコースがあり、初夏はホタルも見れるそうなので、イベントに参加するのも楽しそうです。

 

部屋の広さ ★★★★ 4.3

設備 ★★★★ 4.2

アメニティ ★★★★ 4.0

清潔感 ★★★★ 4.3

宿の雰囲気 ★★★★ 4.4

接客サービス ★★★★ 4.4

 

⇒「松之山温泉 凌雲閣 」をインターネットで予約する

 

【松之山温泉 凌雲閣 お部屋情報】

チェックイン/アウト 15:00~18:00 / 9:00~10:00

クレジットカード×

エレベーター〇 バリアフリー△

携帯電話送受信〇 wifi△

 

→「松之山温泉 凌雲閣 」の食事情報はその2お食事編へ 

→「松之山温泉 凌雲閣 」の温泉情報はその3お風呂編へ

 

*ブログの内容は掲載時の情報です。

基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。



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