【福島】木賊温泉 岩風呂 24時間営業の共同浴場 ★★★★

木賊温泉7

福島県南会津町の西根川沿いにある24時利用できる共同浴場「木賊温泉 岩風呂」の入浴レポートです。

最終更新日 2021/11/4 訪問日 2017/7月中旬・2014/6月中旬

【木賊温泉 岩風呂】基本情報

とくさおんせん いわぶろ

住所:〒967-0347 福島県南会津郡南会津町宮里
TEL:0241-78-2546
公式サイト(南会津町)

2021/10/14 完全復旧しました

【宿泊料金】

なし 日帰り入浴専門

口コミ評価:Gogole 4.5点/5.0点

【木賊温泉露天風呂はこんな温泉です】

◆渓流目の前、自然のままの素朴な露天風呂で24時間営業
◆ほんのりたまご臭のする足元湧出の温泉
◆混浴だけれど近くの商店で湯浴み着もレンタルできる


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【日帰り入浴】

営業時間:24時間
料金:200円以上随意
湯浴みレンタル:200円

アクセス

◆車
東北道「西那須野塩原IC」から塩原温泉街を通りR400~R121(会津西街道)~R352~R350檜枝岐方面へ。西那須野塩原ICから90分、東京から約4時間30分。*冬期は冬タイヤ又はチェーン必携
ドラぷら
◆電車
浅草・北千住から東武線特急「リバティ会津」で「会津高原尾瀬口」下車、会津バス「檜枝岐行き」で「木賊入口」下車、バス停から7.4km、タクシーで15分。又は「会津高原尾瀬口」下車、会津バス「桧枝岐行き」で「舘岩観光案内所前」下車、南会津町乗合タクシー「宮下・下郷巡回路線」に乗り換え、「木賊中」下車、徒歩2分(本数少な目)。
Yahoo!路線情報会津バス時刻表南会津町乗合タクシー・会津交通タクシー舘岩営業所TEL:0241-78-2017
楽天トラベル高速バス予約

地図

 

【木賊温泉の岩風呂が復活 ~台風19号の影響から】

台風後の川の増水で流されてしまった岩風呂ですが、しばらくは屋根も囲いもない形で残っていました。

2020/12/16に訪問した方のお話では、すでに雪が降り積もる季節に入ってしまったため、建物の再建は2021年5月以降になる予定だそうです。

その当時の写真がコメント欄に載っていますので、一番下までスクロールしてご覧ください。

なお、2021/4/21現在、入浴禁止の立て看板が出ています。その様子は「井筒屋」のページのコメント欄に出ています。

 

その後、2021年10月14日に完全復活しました!

新しい小屋(2021年11月)

入口の手前に女性用の更衣室があります。

川側から見た小屋

浴室内

外の景色が見える窓が減ったようですが、基本的には以前と変わらないデザインです。

ぷくぷく泡が上がってくる様子

上流側は44度くらいで以前より気持ち温度が上がったような気がします。

 

以下は、2017年・2014年のレポートです。

【木賊温泉 露天岩風呂】

木賊温泉の「とくさ」の地名はとくさの群生地だったことに由来すると言われています。

開湯は平安時代。千年の歴史のある温泉です。

 

木賊温泉の露天岩風呂の目の前には西根川が流れていますが、

一度は川の氾濫で流されてしまい、

地元住民やファンの寄付によって再びよみがえり、今日に至っています。

 

栃木県側から行く場合には東北道の「西那須野塩原IC」からは73キロ約1時間半、

新潟県側から行く場合には関越道「小出IC」から113キロ約3時間。

昨今では秘湯と呼ぶにはアクセスの良い温泉が多い中、

木賊温泉は陸の孤島にある秘湯と言っても良いでしょう。

 

とはいえ、地元の方よりも遠方から何時間もかけて訪れる秘湯ファンの多い人気の温泉です。

木賊温泉1

西那須野塩原ICを出て塩原温泉街を通り抜けます。

通り道には「大網温泉 湯守田中屋」も。

木賊温泉3

西会津街道を通り過ぎて1時間。長閑な田舎道に入ってきました。

すれ違う車もないほど静かな田舎道です。

湯ノ花温泉を通り過ぎて「檜枝岐(ひのえまた)・木賊方面へ」

5月下旬だというのにしだれ桜が満開。ソメイヨシノも散って間もなくでした。

周辺の民家では芝桜も満開。

通りすがりには菜の花畑もありました。

 

関東の平野より1か月半、東北北部の平地よりも半月近く春の訪れが遅いようです。

豪雪地帯のため、冬は除雪車が来るまで道路に雪が1m以上積もっている日もあるほど。

 

 

木賊温泉に入ると「木賊温泉」の暖簾が町中に掲げられています。

ほどなくして岩風呂の入口に到着。

隣の雑貨屋さんの駐車場に停めます。

岩風呂へは渓流沿いに階段を降りること1分。

渓流に面した湯小屋

電球が付いているので、一晩中利用できます。

 

朝8時頃の到着でしたが、ちょうど地元の男性陣が出てきたところでした。

帰りは午後6時頃再び立ち寄りましたが、周辺の民宿に宿泊している方が入浴していました。

 

普段は朝食前と夕食前後に地元の方が入りに来ることが多いようです。

平日でも、お昼を過ぎるとバイカーや首都圏からの秘湯ファンがぼちぼち。

夏の観光シーズンは周辺のキャンプ場等から子どもがわんさか押しかけます。

 

貸切状態になるには、平日の日の出直後がねらい目です。

・・・と思ったら、2017年に近くの宿に泊まって朝4時半に行ってもポツポツ人が来て堪えない状態でした^^

 

岩魚等の渓流釣りスポットのため、釣竿片手にお風呂に入りに来るお客さんも。

夏は水風呂代わりに川に入るのも気持ちよさそう。

小屋の入口前

料金は協力金という形で200円以上随意の代金をポストに入れます。

2017年訪問時の案内

スナップショット 4 (2014-05-21 17-56)

記念に寄付をして行けば浴室の壁に名前も載ります^^

2017年に訪問した時には寄付者の札が増えていました。

宿で聞いたところ、2016年も秋の台風で小屋の屋根の上の方まで水が来たそうで、寄付金はとてもありがたいとおっしゃってました。

小屋の入口にある女性用の脱衣所。

以前は扉がなく丸見えだったそうです。

地元の方は小さいころから混浴に慣れているので、気にするのは観光客だけだったとか。

脱衣所の中は2畳ほどのスペースにカゴが置いてあります。

宿泊した際に夕方と翌朝入浴しに来ましたが、女性の姿はありませんでした。

 

男性は湯小屋の浴槽前で着替えます。

近隣の商店・民宿では女性用の湯あみ着をレンタルしています。クリーニング代として200円。

上の駐車場隣のお店でも借りることができます。

「旅館井筒屋」さんで貸してくれた湯浴み着は綿素材の長いエプロンの様な形で、胸の上でラップしてひもで縛るタイプでした。

 

ちなみに、2014年に訪問した時には自前の湯浴み着を持って行きました。

入浴は全裸のみかと思って周囲を伺いながら入っていましたが、後から湯浴みもOKと案内を読んで慌てて着用^^

 

その時には誰もいなくても、いつ誰が来るかもわからない状態なので、混浴慣れしていない方は湯あみを着用した方が無難です。

こちらは2014年に撮影した写真。

湯小屋に入ると左側にすのこ、脱衣棚、右側にデーンとそびえる大きな岩と2つの浴槽。

奥の方の湯船は足元湧出の浴槽になっており、手前の浴槽は上流側から流れてきたお湯が溜まっているのでややぬる目になっています。

それぞれ4~5人サイズの広さ、奥は43度くらい、手前は42.5度くらいでした。

手前の浴槽。

壁際の岩は自然のまま利用したもの、

浴槽の底は大き目の石が敷いてありコンクリートで固めてあります。

奥は足元自噴の源泉が湧き出ている浴槽。

お湯は透明ですが青みがかって見えます。

塩ビニパイプの湯口がありますが、ここからはお湯は出ておらず、全て足元自噴の源泉です。

石の間から間断なくポコポコと泡が上がってきます。

下から空気が上がって来る様子。

 

常連さんによると、

塩ビニパイプの方は、以前、西根川の川底から湧いていた温泉を引いていたそうですが、

現在は浴槽の下の源泉のみを利用しているそうです。

 

2014年に訪問した時に比べ、2017年はボコボコと大きな空気が上がってくる頻度が多く、湯量が増えたのかななんて思います。

 

 

お湯は、ぬるぬるすべすべ&硫黄の良い香りで、泉質はとっても良いです!

目の前が渓流で、大きな岩に囲まれた自然な露天風呂の風情ということの他に

お湯が良いというのが人気の秘密なのだと納得するお風呂でした。

上流側の湯船から見える景色。

小屋のすぐ外に座るのにちょうど良い大きな石があるのですが、ここで体育座りをして休んでいる人が宿から見えました^^

こちらは2017年の夕方6時前に訪問した時の写真。

手前の浴槽が青白く濁っていました。

和歌山県の湯の峰温泉にある「つぼ湯」みたい・・・。

入浴中

 

前回、2014年に訪問した時も早朝は無色透明なお湯で、夕方はやや白濁していましたが、青くなることもあるとは意外でした。

宿の方のお湯は夜でも無色透明なままだったので、お湯の流れと入浴者数の違いなんでしょうかね。色がついていると不思議とまったりとしたお湯に感じます。

上流には宿泊していた旅館井筒屋も見えます。

 

常連さんの話では、近隣で食事をする場合、岩魚フルコースのある「福本屋」がおすすめだそうです。

日帰り+昼食プラン3,000円でやっているそうです。

木賊温泉の宿で出てくる岩魚も福本屋のものらしいですよ。

 

 

【木賊温泉 岩風呂 温泉の感想】

小さな温泉街にある渓流沿いの素朴なお風呂で、自然と一体感を楽しめるだけでなく、たまご臭のする上質な硫黄泉で人気の秘密が分かる温泉でした。

再訪してみても、そこはかとなく癒される不思議な空間だなぁと思いました。

 

前回は日帰りで湯の花温泉~桧枝岐温泉にかけて湯巡りをしている途中に早朝と夕方に立ち寄りましたが、完全に一人になったのはほんの10分程度で、時間を問わず人の出入りの多い共同浴場だなあという印象でした。

なので、次は宿泊してゆっくり入ろうかと思い再度訪問してみましたが、宿から様子をうかがっていても平日にもかかわらず誰かしらいることが多かったです。

私が入浴した夕方6時前は先客さんが3人、出る頃にはまた2人やってきました。

翌朝は4時前に明るくなったので出かけて行きましたが、すでに先客あり、30分後には2人、3人と増えてきました。

ほとんどが60代前後の男性でおそらく釣り客なのだろうと思いますが、たまに若い人ライダー?の人もいました。

今回は女性が入っている気配はゼロ^^

 

夏場にはやや熱めのお湯なので、それほど湯船の中に長居できず。お風呂の縁や川べりで裸のまま休んでいる男性が多いので、入口からその姿が見えると女性は入って行きにくいかなぁとは思います。

でも、湯浴み着があれば自分の方は特に恥ずかしさも感じずに入ってられました。

逆に男性の方が遠慮をしてそっと出て行ったり、30分くらい後から来ましょうかと言われたり、かなり気を遣われました。

男性の場合は脱衣所が湯船の目の前なので、私が入っていると着替えにくそうに見え、壁の方に顔をそらしてお互い気遣いしながらという感じになりました。

せっかく遠くまで来て諦めて帰るのはもったいないので、女性の場合はやっぱり近くの宿に泊まって何度か試してみるのが良いかなと思います。

 

 

泉質★★★★4.5

ロケーション★★★★4.8

混浴難易度★★2.0(湯あみ着用) ★★★★★5.0(湯浴み着なし)

 

 

中の造りは動画が分かりやすいのでご覧ください。

 

木賊温泉 露天岩風呂 2014年の動画

 

木賊温泉~檜枝岐周辺の宿 ここから予約できます

 

→お問合せの前に*ネットでの宿泊予約が初めての方へ

 

 

【木賊温泉 岩風呂 温泉情報】

◆お風呂

混浴2

◆源泉

自家源泉 足元自噴 源泉温度44.8度 湧出量21L/分
泉質:単純温泉(低張性アルカリ性高温泉) ph8.6
態様:源泉掛け流し、加水・加温なし、塩素消毒なし

 

*ブログの内容は掲載時の情報です。

基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。



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【福島】木賊温泉 岩風呂 24時間営業の共同浴場 ★★★★」への2件のフィードバック

  1. 秘湯っ子様

    ヒロシです。木賊温泉 井筒屋に宿泊したときに、岩風呂の様子も見てきました。
    井筒屋の女将さんによると、今年は雪が降り始めてしまったので、建屋の再建は来年5月以降とのこと。

    現状の写真を載せておきます。
    雪が深々と降っていたので、温泉に入る勇気はありませんでした。

  2. ヒロシ様

    露天風呂にも訪問されたのですね!

    SNSで何度か吹き曝しの状態の写真を見たことがありますが、
    雪が降り積もっていると寒々しいですね( ゚Д゚)

    しばらくは、野湯だと思って開き直って楽しめるかもしれません^^

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