【福島】会津西山温泉 滝の湯旅館 日帰り入浴 ★★★+

福島県柳津町にある会津西山温泉「滝の湯旅館」の入浴レポートです。

最終更新日 2020/12/16 訪問日  2017/3月中旬

【会津西山温泉 滝の湯旅館】基本情報

あいづにしやまおんせん たきのゆ

住所:〒969-7321 福島県河沼郡柳津町砂子原長坂829
TEL:0241-43-2311
公式サイトfacebook日本秘湯を守る会宿紹介ページ

2020/12/6~冬期休業中です

⇒「会津西山温泉 滝の湯」へのアクセス&宿泊予約はこちらへ

【宿泊料金】

1泊2食付13,500~14,040円 お一人様〇 素泊まり× 湯治× 自炊×

*2020/9月以降GO TO TRAVEL キャンペーン参加に向けて準備中です

口コミ総合評価:Google 4.1点/5.0点

【こんな人におススメ】

◆日本秘湯を守る会のファン
◆素朴な山の宿が好き
◆あつ湯が好き
◆混浴ファン


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【日帰り入浴】2020.4.1料金改定

営業時間:10:00~16:00
料金:大人600円 小人300円

 

【会津西山温泉 滝の湯 日帰り入浴】

「会津西山温泉」は、会津若松市内から只見方面へ車で45分、只見川の支流である滝谷川沿いにある宿4軒のみの小さな温泉街です。

西会津の柳津町といえば日本三大虚空蔵「福満虚空藏尊 圓藏寺」が有名で、春は桜、秋は紅葉の名所となっています。

福満虚空藏尊 圓藏寺 (画像は投稿者提供/じゃらん)

 

「会津西山温泉」の開湯は古く、8つある源泉のうち「神の湯」が発見されたのは1300年以上前の養老元年(717年)です。

「 圓藏寺」の宿坊として栄えた柳津温泉と比べると「会津西山温泉」はひっそりとした素朴な雰囲気ですが、各宿が自家源泉ももち、昔は「柳津温泉」へお湯を供給していたほど湯量が豊富です。現在は東北電力の地熱発電所もあります。

今回立ち寄った「滝の湯」は明治32年(1899年)創業の古い旅館で、「日本秘湯を守る会」の会員宿です。

県道32号線から赤い橋を渡ると「滝の湯」の建物が見えてきます。

少し上流から俯瞰してみると、川の周りには桜の木が見えますね。(画像は宿提供/JTB)

「滝の湯」に到着。

駐車場は宿の前に数台分あります。

建物自体はそれほど古くありませんが、玄関は明治創業の宿らしいなかなか渋い雰囲気です。

フロントとロビー

館内は昭和の香りのする旅館ですね。

 

「今日はお湯が熱いで水で薄めてください。露天風呂は・・・かなり熱いです^^」と説明を受けてお風呂へ。

 

「滝の湯」のお風呂は、

  • 男性用内湯1つ(荒湯源泉)
  • 女性用内湯1つ(滝の湯源泉)
  • 混浴露天風呂1つ(荒湯源泉)

があります。

 

「滝の湯」には2つの源泉がありますが、「滝の湯源泉」を使用しているのは女性用の内湯だけです。

日帰り営業時間帯は女性しか入れませんが、宿泊すれば男女入替えがあるので男性も入浴できます。

フロントから廊下の奥へ階段を下りると大浴場があります。

ちなみに、「滝の湯」の客室にはトイレがついていないようですが、共用トイレは最新式のウォシュレットでした。

階段を下りてくると正面に男女別の内湯の入口があります。

右側には混浴露天風呂の入口。

誰もお客さんがいなかったので先に露天風呂へ向かいました。

 

【会津西山温泉 滝の湯 混浴露天風呂】

混浴露天風呂のドアを開けると暖簾があり、隙間からお風呂が見えます。

こちらが混浴露天風呂。

畳15畳くらいのスペースに6~8人サイズの石組みの浴槽が一つ。

脱衣所はお風呂の目の前にあり隠れる場所がありません^^

もちろん、混浴露天風呂はバスタオル巻不可です。

 

今回は雪の降る平日で日帰り客は誰もいませんでしたが、先に男性のお客さんがいたら入るのは無理ですね~

宿泊すれば、19:00~21:00までの間は女性専用時間となりますのでご安心を。

湯舟の底は黒っぽく変色し、お湯は少し緑がかって見えます。

 

「荒湯」泉温71度 湧出量170L/分(動力揚湯)
泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物泉(硫化水素型)(低張性中性高温泉)pH6.5

湯口は入口側に一カ所。湯花で白く染まっていました。

うす塩味&微たまご臭のするお湯です。

西会津の湯めぐりは鉄臭のする茶褐色のにごり湯が続いた後だったので、合間に硫黄泉に入れるのはちょっと嬉しい♪

 

露天風呂は熱いと言っていたけれど入れるかな?

ゆっくり入ってみたところ、外が寒いので最初の2秒は熱さを感じませんでしたが、中央まで進んだところで激熱だったことに気づいて飛び上がってしまいました。

セルフタイマーで撮ったら、どじょうすくいの様な瞬間に撮影されてしまいました^^

露天風呂には加水用のホースもないのでかき混ぜ棒で思いっきり混ぜましたが、浴槽の表面も内部もあまり温度の差がなく、しびれるように熱かったです(@_@;)

湯口の温度は60.3度、湯船の温度は47度。

熱いですが、ほのかにたまご臭のするさっぱりしたお湯で、「地獄谷温泉」と似ているかな。

湯舟の中がぬるっとしていて滑りやすかったですが。

少し身を乗り出すと露天風呂からの景色もなかなかです。

入浴中の目線

正面には小さな滝が流れていて、その下に源泉らしい箱がありました。

対岸からは滝の前と少し左の内湯側に2本の源泉のパイプが通っていました。

 

今回はまだ雪のちらつく冬景色でしたが、宿の前には2本の桜の木があり、混浴露天風呂からもお花見が楽しめるようです。

宿の入口付近の川沿いと奥の駐車場にある2本の桜。

奥の駐車場側にある桜の木は露天風呂に接しています。(画像は宿提供/JTB)

西会津周辺の桜の開花時期は4月中旬~下旬頃、見頃は4月下旬~5月上旬頃です。

⇒柳津町のお花見スポット

 

【会津西山温泉 滝の湯 男女別内湯】

露天風呂は熱すぎて30秒の入浴を2~3回繰り返して断念。

続いて内湯へ。

女性用脱衣所内は棚があるだけでした。

洗面台とドライヤーは大浴場入口前にあります。

洗面台には滝の湯の温泉水を使った化粧水も置いてありました。

こちらが女性用内湯。浴槽は4~5人サイズ。

「滝の湯源泉」を使用しているのはこの浴槽だけです。

静かにサラサラとオーバーフローしていて、良い感じ。

 

かき混ぜ棒が置いてあるので、45度とやっぱり熱め。

でも、下の方は少しぬるく、かき混ぜると43.8度くらいになり何とか入れました。

 

自家源泉「滝の湯」泉温79.4度 湧出量-(自然湧出)
泉質:ナトリウム-塩化物泉(低張性中性高温泉)pH7.2

湯口

少し塩味のする美味しいたまご臭のするお湯。

露天風呂の「荒湯源泉」に比べると「滝の湯源泉」はナトリウムも多く塩味はやや強め。

「含硫黄」の泉質ではないのになぜかたまご臭も強め。

ツルスベ感もあって、とてもいいお湯です。

加水用のホースがあったので突っ込んでみると、水が出ている部分だけ色が違って見えて面白い^^

入浴中の目線

浴槽の中にはたんぽぽの花の様な白い湯花が舞っていました。

洗い場とシャンプー

 

【会津西山温泉 滝の湯の動画】

内湯⇒露天風呂の順に撮影しています。

露天風呂は熱すぎて一瞬しか入れなかったため見苦しい画像になっています^^

 

【会津西山温泉 滝の湯 温泉の感想】

 

「滝の湯」は建物もお風呂の造りも素朴で、静かにのんびり温泉に浸かりたい人には良い環境だと思いました。

内湯と露天風呂で2種類の源泉があり、微妙なお湯の違いを楽しめるのが良いです。

とくに「滝の湯源泉」を使用した内湯は良かったです。

 

いつも今回のように熱湯というわけではないので、もう少し入りやすい時にまたお邪魔したいです。

 

*2020年9月に宿泊された方の感想がコメント欄にあります。客室と食事の写真も掲載されていますので、ぜひご覧ください。

 

泉質 ★★★★4.1(露天4.0、内湯4.2)

お風呂の雰囲気 ★★★3.8

清潔感 ★★★3.7

接客サービス ★★★★4.2

 

⇒「滝の湯」をインターネットで予約する

 

【会津西山温泉 滝の湯 温泉情報】

◆お風呂

男女別内湯各1(入替制) 混浴露天風呂1(19:00~21:00女性専用)

◆源泉

@女性用内湯 H28.11月の分析書

自家源泉「滝の湯」泉温79.4度 湧出量-(自然湧出)
泉質:ナトリウム-塩化物泉(低張性中性高温泉)pH7.2
蒸発残留物5,070mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)5,375mg/kg 成分総計5,449mg/kg
メタケイ酸74mg,硫化水素イオン・チオ硫酸イオン<0.1mg,遊離硫化水素ガス<0.5mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし

@男性用内湯・露天風呂 H28.6月の分析書

「荒湯」泉温71度 湧出量170L/分(動力揚湯)
泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物泉(硫化水素型)(低張性中性高温泉)pH6.5
蒸発残留物2,392mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)2,708mg/kg 成分総計2,973mg/kg
メタケイ酸140.9mg,硫化水素イオン0.5mg,チオ硫酸イオン0.5mg,遊離硫化水素ガス1.6mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし

 

*ブログの内容は掲載時の情報です。

基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。



 

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【福島】会津西山温泉 滝の湯旅館 日帰り入浴 ★★★+」への5件のフィードバック

  1. 秘湯っ子様
    雲見園の女将さんから、秘湯の会のパンフレットをもらって眺めていたら「西」つながり…
    その中で気になった滝の湯に宿泊してきましたので、写真アップします。

    宿自体は鄙び系ですが、本館2階の部屋は自在館の大正棟のような雰囲気で、こっちに泊まれたなら印象が変わっていたかも。夏暑く、冬寒い。春秋はカメムシが入ってくるので、宿泊の部屋にしていないそうです。
    滝谷川が目の前を流れていて、ホタル出ますかと聞きましたが1・2匹見られたら、かなりラッキーだと。
    秋の紅葉の季節は、見ごたえありそうです。

  2. 夕飯
    会津の地鶏の陶板焼き+梅ソース、よもぎこんにゃく、天ぷら、車麩の揚げびたし、味噌しそ巻きともろきゅう、鮎の塩焼き、そうめんかぼちゃ(金糸瓜)のお浸し、サーモンのカルパッチョ風、きゅうりの漬物、冬瓜の煮物でした。
    そうめんかぼちゃはこの地域ではよく食べられていて、近くの道の駅でも売っています。
    車麩を卵につけて揚げ、出汁で煮込んだもので郷土料理です。
    日本酒は地酒がメイン。地元で作っている焼酎もありました。
    朝食もオーソドックスな料理です。

    吊り橋の奥の建物は下の湯で、時間があれば温泉巡りしてみたかった…
    gotoトラベルにも申請しているそうで、秋の紅葉シーズンは予約が取れなさそうな気がします。

  3. ヒロシ様

    「西山温泉 滝の湯」にも宿泊されたのですね!
    宿泊情報は貴重なので、とても参考になります!

    Go To トラベルが始まったら確かに混みそうです。

    「西」つながりで泊まっていくというのは面白そうですね。
    次に「西屋」に「にしやま旅館」もありうるわけですね(#^.^#)

    自在館の大正棟は鄙びた建物の例えには便利ですね^^
    私はまだ泊まっていませんが、通りがかった時の朽ち果てそうな木造のオーラを感じました。
    「滝の湯」の公式サイトを見たら、本館(旧館)は撮影やワークショップには使用できると書いてありましたが、
    あそこでどんな「ワークショップ」が開かれるのか面白そうです。

    蛍は見かけたらラッキーですか。
    川が大きすぎるというか、流れが速そうだからでしょうか。

    食事は確かにオーソドックスでね。
    写真写りが良いというか、美味しそうに見えます(^^♪

    温泉は熱くなかったですか?
    「滝の湯」では、それがとても印象に残っています。

  4. 本館二階はちょっとのぞかせてもらったのですが、きれいに手入れがされていて、良い印象を受けました。女将さんも宿泊できないのが、もったいないなぁといっていました。同じ福島の旅館二階堂が好きな人には、たまらないかもしれません。

    温泉は、露天風呂に入ったら激熱でした。
    湯かき棒が置いてあるなぁと、のんきに考えていましたが、そういうことだったのかと。
    痰きりの名湯だそうで、のどの調子が少し良くなった気がします。

  5. 部屋を普段空けてあるのはもったいないですね。

    露天風呂はやっぱり熱かったですか・・・。
    あれに平然と入れる人はすごいなと思います。

    痰きりの名湯とは知りませんでした。

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