【熊本】黒川温泉 新明館 宿泊 その1 お部屋編 ★★★+

熊本県南小国町にある黒川温泉「新明館」の宿泊レポートです。

最終更新日 2022/2/11 訪問日  2016/12月上旬・2014/6月上旬

【黒川温泉 新明館】基本情報

くろかわおんせん しんめいかん

住所:〒869-2400 熊本県阿蘇郡南小国町黒川
TEL:0967-44-0916
公式サイト日本秘湯を守る会宿紹介ページ

⇒「山の宿 新明館」へのアクセス&宿泊予約はこちらのページへ

【宿泊料金】

1泊2食付 16,500円~25,100円 お一人様△ 素泊まり× 湯治対応× 自炊×
素泊まり11,000円~

口コミ総合評価:Google 4.3点/5.0点

【こんな人におススメ】

◆黒川温泉を象徴する人気の宿に泊まりたい
◆洞窟風呂に入ってみたい
◆民芸調のこじんまりとした宿が好き
◆食事が美味しくリーズナブルな宿が良い
◆ミシュランガイドにも掲載されてる宿に泊まってみたい


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→「黒川温泉 新明館」のお食事情報はその2お食事編へ 

→「黒川温泉 新明館」の温泉情報はその3お風呂編へ

 

【日帰り入浴】

営業時間:8:30~20:30受付(21:00退館)
料金:500円 手形利用可能
家族湯(かじかの湯) 13:00~17:30 1,500円/40分(手形利用不可)

【黒川温泉 新明館 宿泊 その1 お部屋編】

 

「黒川温泉 新明館」は、洞窟風呂でおなじみ、創業明治36年(1903年)の老舗旅館です。

 

今でこそ全国的、世界的に有名な黒川温泉ですが、昭和の半ばまでは山奥の無名の湯治場でした。

高度成長期に各地で大型旅館が乱立する中、自然との調和を生かした街づくりを目指し、

組合が一体となって露天風呂巡りの手形を発行するなど、

黒川温泉の発展に貢献したのが黒川温泉のドンと呼ばれる「新明館」の3代目館主、後藤哲也氏です。

 

当時から繁盛していた「新明館」ですが、

温泉街全体を盛り上げなければ意味がないと、今の黒川温泉が出来たわけです。

先見の明があるとしか言いようがありません。

(参考文献:黒川温泉のドン 後藤哲也の「再生」の法則 /2005年 朝日新聞社

 

「新明館」は黒川温泉の中でも予約の取りにくい宿の一つと言っていいと思います。

2016年後半は「九州ふっこう割」の影響もあって、半年間の間に数日しか空きがなく、

年末近くになりようやく宿泊できました。

 

「新明館」には家族が2泊、私は日帰りで訪問していますが、2年半ぶりの再訪となります。

黒川温泉街に来たことを実感する茅葺屋根のバス停。

温泉街の入口は国道沿いに2カ所ありますが、どちらからでも宿の案内が出ているので分かりやすいです。

「新明館」は、温泉街の入口を半周して「川端通り」という細い道の先にあります。

土日祝祭日の12:00~18:00は宿の方に下りるだけの一方通行になりますのでご注意ください。

地図の下の丸が「新明館」、右中ほどの赤丸はバス停です。*クリックで拡大できます。

「新明館」に宿泊すると、姉妹館の「山みず木」「深山山荘」の露天風呂も無料で利用できます。

連泊する場合には「深山山荘」のダイニングでランチできるプランもあります。

各宿を往復する送迎バスも出ています。

黒川温泉のシンボルともいえる「黒川温泉」の宿に架かる橋に到着。

この入り口を見ると黒川温泉に来たなぁと実感します。

橋の手前右側に新明館の宿泊者専用駐車場があります。

狭いスペースに縦列駐車になるので、チェックインの際には従業員さんが誘導してくれます。

車の移動が必要になるので、キーは預けます。

 

駐車が終わると男性スタッフが荷物を運んでくれ、

仲居さんが館内の説明をしながら部屋に案内してくれます。

この橋の入口に立つと何だかワクワクします。

橋の左の景色は新明館の宿泊棟、奥に露天風呂の入口が見えます。

右側にはもう一つ建物を繋ぐ橋があります。

橋を渡った先が「新明館」の正面玄関です。

玄関に入って左手に帳場、正面にロビーとお土産コーナー。

どことなく懐かしさを感じる民芸調の宿です。

玄関前の木彫りには「わしは、この付近に住んでいます。」って、黒川にも熊がいるんだぁ~。

*九州の熊は絶滅したと言われています

 

【今回利用したプラン】

今回利用したプランは、

平日1人泊 和室6畳間 1泊2食付 基本プラン 税込18,360円 でした(2016年当時。

2名利用の場合には税込15,120円~でした。

※2022年現在は、1名利用20,900円~、2名利用16,800円~となっています。

 

お部屋は6畳間又は8畳間、離れは8畳2間になっています。

6畳間といっても、広縁や洗面台のスペースは別にあるので、

2名までならば6畳間でも十分だと思います。

 

食事のグレードアッププランは、

夕食囲炉裏コース、馬刺しコース、肥後牛ボリュームアッププラン等があります。

 

じゃらんや楽天トラベルには一人旅プランが出ていなかったので直接予約しました。

一人泊は6畳間が空いている時にのみ受け付けているようです。

 

 

【黒川温泉 新明館 2階6畳間】

今回宿泊したお部屋は2階の奥にある「大仙」6畳間でした。

館内見取り図 *クリックで拡大できます

階段と2階客室前の廊下

客室入口

扉を開けると1畳間のスペース、左にクローゼットがあり、部屋に入る前にもう一つドアがあります。

メインの和室6畳間。

テレビ、エアコン、ヒーター、冷蔵庫、洗面台、トイレあり。

床の間側

お茶セット

食事の説明を受けながらお茶をいただきました。

部屋の隅には中型の殻の冷蔵庫、冷水ポット。

ドリンクの自販機は1階にあります。

タオルと浴衣セット

巾着袋には新明館入口のプリントが施されていました。

アメニティはヘアバンド、歯ブラシ、ヘアコーム、シャワーキャップ、ボディスポンジ、足袋靴下と、

女性だけなのか使いきりの化粧品4種、コエンザイムQ10の美容パックと十分すぎるほど揃っていました。

入口のドアのすぐ前にある2畳ほどのスペースの広縁。

灰皿が置いてあるので、禁煙・喫煙の区別はないようです。

喫煙スペースは他に外湯の露天風呂の前に2~3か所ありました。

広縁の奥には洗面台、備え付けのドライヤー。

*一部ドライヤーがない部屋もあるようです。

洗面台の奥には最新のウォシュレットトイレ。

6畳間の部屋としては十分すぎるほどの設備でした。

お布団を敷いたところ

マットレスなし、羽根布団でした。

チェックアウトまでお布団はそのままです。

「新明館」のチェックアウトは11時なので、朝食後もゆっくりできます。

部屋の窓からの眺め

湯小屋の屋根で川は見えませんが、奥に湯気が立っているあたりが露天風呂のようです。

川沿いの部屋からはもっと良い景色が見えます。

 

お部屋の紹介は以上です。

 

1階のロビーにはちょっとしたお土産コーナーがあります。

フクロウのマグカップや夕食でも出てくる陶器のコーナー

お土産のお菓子は少な目で、民芸品が中心です。

新明館のロゴ入りバスタオル 1,000円

入口の門のプリントと漢字の文字だったら買ったのに。

 

12月なので、新明館オリジナルのカレンダーも置いてありました。

ロビーの横には宿泊者専用セルフサービスのコーヒーがあります。

デロンギ社のエスプレッソマシーンとドリンクの自販機

ドリンクは130円~ ビールはアサヒ生1種類のみ300円だったかな。

お酒を飲む方は予め買ってきた方が良いかもしれません。

 

2階の休憩所周辺ではフリーwifiも利用できます。

 

【おまけ 新明館周辺のお店】

朝6時の黒川温泉街

懐かしい射的の看板。たばこの自販機まで徒歩2分。

 

実はこの自販機のあたりから「新明館」の露天風呂「天岩戸風呂」が見えるのですね^^

どう見えるのか確かめに行ってみましたが、

お風呂に人がいないのでよく分からず、脱衣所の出入り口だけ見えそうな感じでした。

足湯コーナー  8:30~20:30 料金100円(向かいの「旅館やまの湯」で受付

「新明館」のすぐ向かいにはソフトクリームが食べられるカフェ「湯音」

20mさきには「杉養蜂園」、「わろく屋」等、ちょっとした軽食や甘味処があります。

はちみつソフトを買いました♪

 

【黒川温泉 新明館 お部屋の感想】

「新明館」の館内は黒光りする廊下に落ち着いた民芸調で、

古すぎず、新しすぎず、どこか懐かしい感じの雰囲気でした。

客室は6畳間でもスペースがゆったりしていたので十分な広さでした。

 

夕方5時半頃までは露天風呂巡りの外国人で賑わっていますが、

その時間が過ぎると日帰りのお客さんは誰もいなくなりました。

 

部屋は満室だったと思いますが、食事処以外ではあまりお客さんとも会わず、静かな環境でした。

宿泊していたお客さんはほとんどが年配のご夫婦、一人旅は私と若いアジア系の男性だけでした。

温泉街の中心部にありますが、想像していたよりも静かでとても居心地の良い宿でした。

 

接客は駐車場からフロント、仲居さんに至るまでとても丁寧でした。

食事処では一人ずつお客さんの名前を呼んで対応していて、プロ意識の高さを感じました。

 

実は、3か月前に電話で問合せをした時、あまりにひどい対応だったので泊まるのやめようかと思いましたが、

滞在中はそれらしき人はおらず、あれは何だったのだろうと頭の中が???でした。

 

実際に宿泊してみると、居心地の良さが抜群でした。

食事も美味しく、お風呂もいろいろあって楽しめるので、口コミ評価が高いのも納得です。

 

秘湯っ子の父は新明館と山河にそれぞれ複数回宿泊していますが、

一人で泊る場合には新明館の方が気楽に過ごせるらしく、お気に入りらしいです。

 

部屋の広さ★★★★4.2(6畳間)

設備★★★★4.5

アメニティ★★★★4.5

宿の雰囲気★★★★4.5

清潔感★★★★4.5

接客サービス★★★★4.6

 

⇒「山の宿 新明館」をインターネットで予約する

 

【黒川温泉 新明館 宿情報】

全13室 和室6畳6室 8畳6室 8畳+8畳2間+風呂1室

チェックイン/チェックアウト 15:00~/~10:00
クレジットカード〇
エレベーター×
携帯電話送受信〇 wifi△(2階休憩所周辺)

 

→「黒川温泉 新明館」宿泊レポ お食事編 

→「黒川温泉 新明館」宿泊レポ お風呂編

 

*ブログの内容は掲載時の情報です。

基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。

 



 

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