秋田県湯沢市にある和モダンな宿、小安峡温泉「多郎兵衛旅館」の入浴レポートです。
最終更新日 | 2022/4/18 | 訪問日 | 2016/5月中旬 |
【小安峡温泉 多郎兵衛旅館】基本情報
おやすきょうおんせん たろうべえりょかん
住所:〒012-0183 秋田県湯沢市皆瀬湯元121−5
TEL:0183-47-5016
公式サイト
【宿泊料金】
1泊2食付11,550円~26,400円 お一人様△ 素泊まり〇 湯治対応 自炊×
口コミ評価:楽天トラベル4.45点、じゃらん4.7点/5.0点
【こんな人におススメ】
◆小安峡で口コミ評価の高い宿を探している
◆モダンで風情のある温泉旅館が好き
◆皆瀬牛ステーキを食べてみたい
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【日帰り入浴】
営業時間:10:30~14:30受付(15:00退館)
料金:500円
アクセス
◆車
秋田道「湯沢IC」から国道398号線経由、30キロ40分。
東北道「一関IC」から須川温泉経由、60キロ、1時間30分。
東北道「築館IC」から栗原市、温湯温泉経由、64キロ、1時間30分。
東北道「古川IC」から鳴子温泉郷経由、70キロ、1時間40分。
栗駒高原から県道282号、国道398号線経由、18キロ、30分。
*一関~須川温泉~県道282号線は例年11月~5月末まで通行止めです。
ドラぷら
◆電車
JR奥羽本線「湯沢駅」下車、羽後交通バス「湯沢・小安線」で「元湯」下車、すぐ。
Yahoo!路線情報・羽後交通バス時刻表
◆高速バス
楽天トラベル高速バス予約
地図
【小安峡にあるモダンな和風旅館 多郎兵衛旅館 日帰り入浴】
「小安峡温泉」は、湯沢市の中心部から車で40分、栗駒山の西麓にある温泉地です。
湯沢~小安峡は、稲庭うどんで有名な「佐藤養助」の本店や、
ブランド牛の「皆瀬牛」等のグルメが楽しめたり、
お湯を噴き上げる間欠泉、秋は紅葉狩りと、
観光、デートドライブでも人気のエリアです。
小安峡には10件の宿泊施設と、温水プール付の市営日帰り入浴施設があります。
今回は、ガイドブックで見て気になっていた「多郎兵衛旅館」に立ち寄りました。
小安峡からは、泥湯温泉、川原毛大湯滝(野湯)も30分圏内です。
個性の違う温泉が集まっていて、湯巡りするには最適なエリアです。
温泉街の中心部にある足湯(温度が低くてお休み中でした)。
温泉街でひときわ目立つ「多郎兵衛旅館」の建物。
二つ巴の家紋が目印です。
外観からすると、日帰りお断りと言われそうな雰囲気ですが、
玄関前にはきちんと案内が出ていました。
フロントとロビー周りはすずらん柄の赤じゅうたんが敷かれていて、
観光地らしい温泉旅館の雰囲気です。
日帰りで利用できる「多郎兵衛旅館」のお風呂は3か所あります。
- 「薬師の湯」男女別内湯各1
- 「風の湯」露天風呂
- 「陶喜の湯」内湯は男女入替え制
- 「三宝の湯」館外男女別内湯各1
【多郎兵衛旅館 薬師の湯(男女別内湯)】
まずは、「薬師の湯」から。
フロント右手の廊下を入ってすぐに男女別の入口があります。
建替えかリフォームしたばかりなのか、床はピカピカです。
脱衣所と貴重品ボックス。
間接照明でとてもいい雰囲気です。
こちらが、「薬師の湯」の内湯。
8~12人サイズの石切風呂です。
窓枠のデザインはどこかで見覚えがあるような・・・法師の湯ですね^^
石切風呂は阿蘇周辺の温泉に似ている・・・。
でも、ガイドブックでこの湯殿の写真を見て、ここに行きたい!と決めたのでした(^_^)
お湯は無色透明、ほぼ無味無臭、ほんのわずかに塩味がします。
単純泉らしいさっぱりとした浴感です。
源泉温度は高いですが、湯船の中は42度前後に保たれています。
奥の竹筒と、浴槽の底にある穴からお湯が出ていました。
掲示では、加水あり、循環ろ過、塩素消毒ありとありましたが、
完全な循環湯のようなお湯のなまりはなく、塩素の臭いも皆無でした。
底には排水用の穴はなく、外に流れていたので、
循環ろ過装置があったとしてもかけ流しと併用かもしれません。
小安峡温泉「皆瀬1号、2号井混合泉」泉温87.5度 湧出量測定不能(自然湧出)
泉質:単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)ph8.4
洗い場と冷水(かけ湯かと思ったら冷たかったです)。
【多郎兵衛旅館 風の湯&陶喜の湯】
続いて、男女入替え制の内湯と露天風呂です。
廊下の突き当たり左に離れの「三宝の湯」、
右に男女入替え制の内湯と露天風呂があります。
暖簾は「薬師の湯」になっていますが、正式には、風の湯&陶喜の湯です。
こちらの露天風呂が「風の湯」
すだれがかかった半露天風で、多郎兵衛旅館で一番開放感のあるお風呂です。
お湯も若干オーバーフローしているので、かけ流しなのではないかと思われます。
内湯の「陶喜の湯」。
産山温泉「やまなみ」や、黒川温泉「新明館」の貸切風呂、壁湯温泉「福元屋」の内湯に似ているなぁ・・・。
こういう造りのお風呂は東北にはないので、やっぱり黒川・くじゅう周辺のデザインを参考にしているのかな。
【離れ 三宝の湯(男女別内湯)】
「三宝の湯」は一旦外に出ます。
途中には囲炉裏付の東屋がありました。
先ほどの石切風呂といい、黒いモダンな民芸調の館内といい、
久住山周辺や黒川温泉によくある造りですね。
離れの階段を上がって2階に男女別の内湯があります。
貸切風呂のようなこじんまりとした造りです。
浴槽の縁は秋田杉でできています。
こちらは完全にオーバーフローしていたので、かけ流しではないかと思われます。
シャンプーはPOLA製でした。
日帰りでは利用できませんが、
「三宝の湯」と同じような造りで「子宝の湯」という貸切風呂もあるようです。
【多郎兵衛旅館 温泉の感想】
どこかで見たような造りでしたが(笑)、
風情のあるモダンな建物とお風呂で、カップルや女性受けしそうな雰囲気の宿でした。
さっぱりとした単純泉で、お湯自体にそれほど特徴はないのですが、
お風呂の雰囲気が良かったのと、
濃い~お湯の泥湯や須川温泉帰りに一休みするのにちょうどいい温泉だと思います。
接客も丁寧でしたし、雰囲気の割には1泊12,000円前後と安いので、
評判が良いのも分かるような気がしました。
夕食では別注で皆瀬牛180gのステーキもあるそうです。
泉質★★★★3.9
お風呂の雰囲気★★★★4.3
清潔感★★★★4.6
接客サービス★★★★4.4
後日、JAL国内線の機内番組で秋田特集をやっていたのですが、稲庭うどん「佐藤養助本店」~「大湯温泉 阿部旅館」~「小安峡 多郎兵衛旅館」と私が回ったのと同じルートで紹介していて何だか笑いましたw
【小安峡温泉 多郎兵衛旅館 温泉情報】
◆お風呂
男女別内湯各2 内湯2露天風呂1(男女入替え制)
「薬師の湯」ー男女別内湯各1
「風の湯」-露天風呂1 「陶喜の湯」ー内湯1
「三宝の湯」ー男女別内湯各1
◆源泉 H26.6月の分析書
小安峡温泉「皆瀬1号、2号井混合泉」泉温87.5度 湧出量測定不能(自然湧出)
泉質:単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)ph8.4
蒸発残留物 560mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)563mg/kg 成分総計564mg/kg
態様:表記では源泉かけ流し、循環ろ過併用、加水あり・加温なし、塩素消毒あり
小安峡温泉 多郎兵衛旅館 宿泊予約サイト |
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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