【宮城】吹上温泉 峯雲閣 日帰り入浴 & 宿泊 その3 お風呂編

吹上温泉 峯雲閣11

宮城県大崎市にある天然の滝湯で有名な、鳴子温泉郷「吹上温泉 峯雲閣」に入浴したレポートです。

吹上温泉 峯雲閣の口コミ評価:Google 4.3点/5.0点

最終更新日:2021/5/30
訪問日:2021/3・2016/5

【吹上温泉 峯雲閣はこんな温泉です】

◆観光ポスターにも登場する鳴子温泉郷の名物風呂がある宿
◆滝壺を目の前に天然の湯滝に入浴できる!
◆観光客でいつも混んでいて女性はちょっと入りにくいかも


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【日帰り入浴】

営業時間:10:00~13:00(13:00退館)
料金:大人500円 小人300円
湯めぐりシール利用可
定休日:不定休

*湯滝は6月~10月頃が適温、ただし夏は虫多し

*露天風呂はバスタオル巻・湯あみ着OK、水着×(宿泊者は湯あみ着レンタルあり)

 

⇒「吹上温泉 峯雲閣」へのアクセス詳細&宿の詳細はこちらのページへ

⇒「吹上温泉 峯雲閣」の客室情報はその1お部屋編へ

⇒「吹上温泉 峯雲閣」の食事情報はその2お食事編へ

 

【マイナスイオンたっぷりの滝湯! 吹上温泉 峯雲閣 お風呂編】

「吹上温泉 峯雲荘」は、鳴子温泉郷の最奥、鬼首温泉の間欠泉近くにある一軒宿です。

敷地内を流れる天然の滝湯が名物で、お風呂そのものが観光名所になっています。

横綱白鵬が入浴している大崎市の観光ポスターでおなじみ。

 

「峯雲閣」は宿自体も鄙びた風情があり、宿泊しても満足できそうでした(後日の宿泊レポは⇒こちら)。

日帰り入浴の場合は10時から13時までの3時間と短いので、鳴子周辺で湯めぐりする場合にはきちんと予定を組まないとなかなか訪問しにくい温泉です。

 

「峯雲閣」に初回に日帰りで訪問したのは5月下旬、2回目は宿泊で2021年は3月下旬の訪問でした。

ネットの口コミを見ると名物の滝湯は6月~10月頃の営業とありましたが、適温がその頃というだけで寒くても入る気があれば年中無休で入浴できます^^

 

ちなみに、3月下旬の気温は日中が15度前後で厚手のカーディガンなどの防寒着が必要、朝晩はストーブが必要という肌寒い日でした。滝湯は雪解け水で水温が18度前後。学校の水泳部が今日は寒いなぁと言いながらなんとか入れるくらいでしょうか。でも、女性で入っていた人もいるそうです。加温した露天風呂(42~3度)があるので、そちらに直行すれば湯上り後は快適です。

5月下旬になると日帰り客も10組前後はいて、ほぼ全員が滝湯に入れるコンディションになります。

鬼首温泉 地獄1鬼首温泉 地獄2

場所は、鳴子温泉郷のある国道47号線を鬼首方面へ、

「かんけつ泉」の看板に従って進むと宿の看板が出てきます。

 

2016年、日帰りで到着したの日は日帰り営業が終わる13:00の10分前。

受付の締切り時間は決まっていないようですが、

13:00が退館時間なので、それでもよければと入浴させてもらえました。

 

以前、盗撮騒ぎがあったそうで、玄関には撮影禁止の張り紙がありましたが、

今回は、フロントにカメラを預けるという措置はとられていませんでした。

(到着がギリギリだったせいもあるかもしれませんが)

 

2021年に宿泊した際にはまさかの貸切だったので撮影許可をいただきました。温泉の写真は2021年のものです。

 

さて、お風呂ですが、

玄関入って左の廊下を奥に進むと男女別の内湯があります。

滝湯へは各内湯から外に出られるようになっています。

1階廊下の奥

男女別脱衣所入口

(宿泊時は露天風呂の出入りが男湯の方が楽だというので右側を利用しました)

脱衣所内

棚と小さな洗面台だけでロッカーはありません。

ドライヤーは脱衣所を出てトイレ前の洗面台に1つあります。

男性用内湯(右に露天風呂への出入り口あり)

内湯の紹介はのちほど。

 

露天風呂エリアに出ると、滝湯の手前には15~20人サイズの長方形の露天風呂もあります。

どちらも混浴ですが、バスタオル巻、湯浴み着の着用はOKです。水着だけNGです。

時間も迫っているので、露天風呂へと直行です(^o^)

 

【吹上温泉 峯雲閣 混浴露天風呂】

男湯出入り口付近から見た露天風呂と滝湯

手前にある長方形のお風呂は42度弱で入りやすい温度でした。

真ん中のあたりある怪しげな洞窟

奥に湯舟があるわけではなかった。

 

【吹上温泉 峯雲閣 天然の滝湯】

続いて滝湯へ。

入口は砂利の浅瀬で、滝に近づくほど奥が深くなっています。

30人くらいは入浴できそうな広さです。

天然の滝なので、足元の石が少しヌルっとしていました。

5月は新緑と滝の水音で、見ているだけでも癒される景色ですが、ここに入浴もできるのか!と思うと、嬉しさ倍増です(^o^)

*3月は枯れ木で殺風景でしたが、自分一人しかいないという静けさを堪能しました。

滝自体は、落差も2~3mほどしかないので、

滝壺に近づくと流されてしまうような荒々しい滝ではありません。

ふんどしで滝に打たれても大丈夫そうでした。

一番深いところでも足はつきます。

入浴中のセルフタイマー自撮り

 

5月下旬の水温は40度弱くらい。

ゆっくり入るには寒すぎず熱すぎずちょうど良い温度でした。

 

3月下旬の水温は入り口付近で20度、真ん中あたりは17~18度くらい(おかみさん測定)。

気温が15度~16度くらいなので、入ってしまえば意外と中の方が寒く感じませんでした。

ただ、滝つぼのあたりは雪解け水でもっと冷たいです。

ちなみに、滝つぼを正面から見て右側には露天風呂の方からパイプを引っ張て来て岩が積み上げてある浴槽のようなエリアがあり、上がり湯になっています。

5月を過ぎればもう少し上がり湯の役割を果たす温度にはなっていると思います。

3月下旬で25度くらい。まだ気休めくらいの温度でした。

大きなオタマジャクシが泳いでいて、春の訪れを知らせてくれていたのかな^^

滝湯は藻が生えているからか、雪解け水の影響なのかは分かりませんが、モール臭のようなどことなく甘い植物の匂いがしました。

 

ちなみに、白鵬の入っているポスターは真夏の撮影で湯温も激熱だったと聞きました。

天然の滝湯なので、それだけ季節によって変化があるのですね。

 

【吹上温泉 峯雲閣 男女別大浴場】

露天風呂で遊び疲れたら、最後はゆっくり内湯で体を温めて。

男湯からはガラス越しに滝湯が見えました。

女湯の方も見えますね。

 

湯舟は変形5角形で6~8人サイズ。

3月に訪問した時には寒かったため、44度くらいに設定してありました。5月は42度くらいだったと思います。

 

お湯は無色透明、無味無臭でさっぱり、つるつるとした浴感です。

アルカリ性の単純温泉ですが成分比は、ナトリウム-塩化物・硫酸塩・炭酸水素塩泉の順になっています。

メタケイ酸が割と多めだからか、温泉水で洗顔をした後は顔がすべすべになりました♪

吹上温泉「吹上の湯 吹上第二源泉」泉温82.8度 湧出量?(自然湧出)
泉質:アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)pH8.5

洗い場にはシャンプーセットあり

 

宿泊すれば露天風呂も内湯も一晩中入浴できるので(チェックアウトギリギリまで)、人が少ないときにゆっくりしたい方は泊りがおススメですよ♪

 

【おまけ 鬼首温泉 地獄谷遊歩道】

吹上温泉の帰りではなく、往きに訪問したのですが、

吹上温泉手前の二叉路を左に進むと、鬼首温泉の「地獄谷遊歩道」の入口があります。

鬼首温泉 地獄4鬼首温泉 地獄6

遊歩道入口と川沿いの遊歩道。

地獄谷遊歩道10地獄谷遊歩道9

片道15分くらいの整備された遊歩道沿いには

湯けむりにボコボコ温泉の湧き出る「〇〇地獄」が10か所くらいあります。

 

「かんけつ泉」のように豪快に吹き上げていたのは1か所だけでしたが、

自然の中で野趣あふれる光景が広がっていました。

 

湯滝のある「吹上温泉」は、地獄谷の方に源泉があるのですが、

地獄谷の遊歩道を歩いていたら「吹上げの湯」というのもありました。

鬼首温泉 地獄8

ただ、どれがその「吹上の湯」なのか、よく分かりませんでしたが。

 

地獄谷遊歩道3

有名な「紫地獄」。

この手前の湯だまりに入ろうとする秘湯マニアもいるらしいです。

今回は、熱湯のような湯気が出ていて、とても入れる温度ではありませんでした。

地獄谷遊歩道6

こちらも有名な「卵湯」。

5分ほどお湯につけると自家製温泉玉子の出来上がり♪

誰が置いて行ったのか、ザルがありました。

地獄谷遊歩道5

「紫地獄」「卵湯」の看板。

鬼首温泉 地獄9

硫黄の匂いが漂っているので、白濁したお湯が出ているのと思ったら、

穴から見えるお湯も、川を流れているお湯も透明でした。

鬼首温泉 地獄10

「人追い地獄」と「まんだら地獄」の看板。

鬼首温泉 地獄11

「ワラビ湯」の看板。

鬼首温泉 地獄13鬼首温泉 地獄12

入口から10分ちょっと歩いたら、

間欠泉まであと200mのところで「立入禁止」になってしまいました。

 

突然、ジュボボボボーーッと音を立てて吹き上がる源泉があったのですが、

カメラを取り出すのが間に合いませんでした^^

 

鬼首温泉 地獄3

吹上地獄谷と鬼首伝説の看板。

 

 

【吹上温泉 峯雲閣 温泉の感想】

「吹上温泉」は、個性の強い鳴子温泉郷にありながら、

お湯自体はあっさりとした単純泉でした。

内湯も小さいので、やっぱり滝湯に入れないとつまらないですね。

 

滝湯の方は評判通り、迫力がありつつも癒される景色で、

滝を眺めながらずっと入っていたいお風呂でした。

観光客に人気なのも納得です。

 

脱衣所での会話によると、露天風呂は男性が10人以上、

女性で入浴していたのは1~2人で、もちろん裸のままの人はいなかったようです。

でも、バスタオルや湯浴み着を利用すれば何とか行けるんじゃないでしょうか。

 

泉質★★★★4.0

お風呂の雰囲気★★★★4.2(滝湯は4.8)

清潔感★★★★4.3(滝湯は3.0)

 

⇒「吹上温泉 峯雲閣」の詳細はこちら

 

【吹上温泉 峯雲閣 温泉情報】

◆お風呂

男女別内湯各1 滝湯1(混浴) 露天風呂1(混浴)

◆源泉 H30.7月の分析書

源泉名「吹上の湯 吹上第二源泉」泉温82.8度 湧出量?(自然湧出)
泉質:アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)ph8.3
蒸発残留物 771.9mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)895.1mg/kg 成分総計895.1mg/kg
メタケイ酸217.3mg,遊離二酸化炭素ガス<0.1mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし

◆参考 1つ前の分析書 H20.9月の分析書

吹上温泉「吹上の湯 吹上第二源泉」泉温82.6度 湧出量?(自然湧出)
泉質:アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)pH8.5
蒸発残留物 -mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)737.7mg/kg 成分総計737.7mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし

 

⇒「吹上温泉 峯雲閣」の客室情報はその1お部屋編へ

⇒「吹上温泉 峯雲閣」の食事情報はその2お食事編へ

 

*ブログの内容は掲載時の情報です。

基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。

 



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