【鹿児島】新湯温泉 霧島新燃荘 日帰り入浴 リニューアル ★★★+

鹿児島県霧島市にある新湯温泉「国民宿舎 新燃荘」の日帰り入浴レポートです。

最終更新日  2022/3/24 訪問日  2016/9月下旬

【新湯温泉 国民宿舎 霧島新燃荘】基本情報

しんゆおんせん こくみんしゅくしゃ きりしましんもえそう

住所:〒899-6603 鹿児島県霧島市牧園町高千穂3968
TEL:0995-78-2255
公式サイト

【宿泊料金】

1泊2食付13,000円~ お一人様? 素泊まり× 湯治対応〇 自炊〇

口コミ評価:Google 4.5点/5.0点

【こんな人におススメ】

◆霧島温泉郷で泉質抜群の温泉を探している
◆濃厚な硫黄泉のにごり湯が好き
◆湯治の風情を残す宿が好き
◆混浴ファン


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【日帰り入浴】

営業時間:8:00~18:00受付(19:00閉館)
料金:大人600円 子供300円 幼児200円(30分以内)
休憩 8:00~16:00 1,000円(入浴料込)
定休日:火曜日(祝日の場合は翌日)、水曜日連休の場合あり

「九州温泉道」対象施設です

アクセス

⇒新燃岳の噴火情報

◆車
九州自動車道「えびのIC」から県道30号線、県道1号線経由30km
ドラぷら
新燃岳警戒情報(気象庁)
◆電車
JR日豊本線「霧島神宮駅」より林田温泉乗換、霧島温泉行きバスで40分、新湯入口下車、徒歩10分、又は林田温泉より車で7分
Yahoo!路線情報・いわさきバス時刻表
◆高速バス
楽天トラベル高速バス予約

地図

【新湯温泉 霧島新燃荘 日帰り入浴】

 

「霧島新燃荘」は、霧島温泉郷の最奥、霧島連山・新燃岳の西麓にある一軒宿の秘湯です。

霧島温泉郷随一の濃厚な硫黄泉のにごり湯で秘湯ファンに大人気の温泉です。

 

2011年の新燃岳噴火の影響によりしばらく休業し、その後何度かの休業を経て2019年4月に改装・リニューアルオープンしました。

訪問レポートは2016年当時のものです。

 

場所は、霧島神宮から北へ10キロ(車で30分)、霧島温泉街から8キロ(車で20分)、

鹿児島空港からは28キロ(車で45分)の距離にあります。

県道104号線沿いにある「新湯温泉」の看板。

県道から下りて行く周りは緑と山しか見えません。

 

霧島温泉というと、鹿児島県でも最も人気の温泉街であるにもかかわらず、

温泉街から少し入った県道沿いでは携帯電話(ドコモ)の電波も入らず、秘湯ムード満点の立地です。

 

県道から3分ほど下りて行くと駐車場があります。

 

お客さんは宮崎ナンバーと鹿児島ナンバーが半々でした。

コアな秘湯ファンばかりかと思いきや、小さい子連れファミリーや若いグループが多く、

一般人にも人気が浸透しているようです。

駐車場の横には湯けむりの上がる源泉。

川向には「国民宿舎新燃荘」と書かれた宿泊棟。

宿泊棟の左側には「新湯温泉」と書かれた湯小屋があります。

 

「国民宿舎」は少々古くても鉄筋コンクリート建てのホテルが多いですが、

「霧島新燃荘」は民営国民宿舎ということで、昔ながらの湯治宿風の雰囲気があります。

橋を渡って右手に宿泊棟入口と受付があります。

脱衣所にロッカーはないので、貴重品は受付に預けます。

常連客が多いのか説明はあっさりなので、分からないことはあらかじめ質問しておいた方が良さそうです。

 

入浴は30分までと時間制限があるとの説明を受けました(硫化水素ガス事故防止のため)。

脱衣所内にも休憩込の日帰りや宿泊者でも同じ条件で、

2回目以降の入浴は2時間以上あけてくださいと書かれています。

 

う~ん、ちょっと怖いけれどそれだけ成分の濃い温泉というわけですね。

受付の向かいが温泉の入口になっています。

壁には新聞記事やメディア掲載の記事。

「当泉は摩訶不思議な効能を秘めており昨年は延50,099人に愛され入浴をいただきました。」と書かれています(平成14年作成の看板)。

  • 毛細血管が著しく拡張、血行が良くなる
  • 全身の毛穴の脂肪が落ちて肌がつるつる
  • 化粧が良くのる

とのことです。

アトピー湯治で来るお客さんも多いそうです。

 

「霧島新燃荘」のお風呂は、

  • 男性用内湯1
  • 女性用内湯1
  • 薬用内湯 3
  • 混浴露天風呂1
  • 女性用露天風呂1
  • 飲泉所1

があります。

薬用内湯のうちの1つと女性用露天風呂は休憩利用者・宿泊者専用です。

 

お風呂は撮影禁止ということで写真はありません。

 

温泉の入口から階段を下りて行くと通路の突き当たり奥に混浴露天風呂があり、

通路の左側に手前から順に男性用、女性用の脱衣所・内湯、薬用風呂があります。

 

【霧島新燃荘 混浴露天風呂】

こちらは霧島温泉郷のポスターにあった「新燃荘」の混浴露天風呂を上から撮影した写真です。

混浴露天風呂はゆったり10人、めいっぱい20人くらい入れる大きさです。

思っていたよりも小ぶりなお風呂でした。

お風呂からの景色は建物しか見えません。

 

混浴露天風呂は写真の右下と左奥に2箇所入口があります。

右側の入口は狭い通路の両側に衝立があり階段を下りて入浴する形になっているので、

正面に人がいなければバスタオルなしでも見えずに入浴できる感じでした。

 

混浴露天風呂はバスタオル巻もOKです。

内湯の中にオレンジのバスタオルが掛けてあるので、それを利用できます。

バスタオルはみんなの使い回しなので濡れています(^_^;)

共用では嫌だという方は持参した方が良いかもしれません。

 

透明度20センチくらいで青みがかった綺麗な乳白色をしています。

浴感はなめらかでクリーミー。

湯口の周りはやや熱いですが、全体的には41度くらいで入りやすい温度でした。

弱酸性なのでほとんど酸味は感じませんが、エグミのあるたまご味がするお湯です。

 

源泉名「新湯2,3,4,5号泉」泉温62.7度 湧出量?(ー)
泉質:単純硫黄泉(硫化水素型)(低張性弱酸性高温泉)pH5.9

 

始めに混浴露天風呂に入浴しましたが、

霧島温泉郷を3軒回った後では「あぁ、少し濃いかな。」という程度で

ビックリするほど濃厚とまでは感じませんでした。

 

一番ぬるかったので、加水の量が多いのかもしれません。

 

混浴露天風呂の左奥には飲泉所もあり、お湯を汲んで帰れます。

 

【霧島新燃荘 女性用内湯】

 

女性用のお風呂は内湯が二つあり、入口は別になっていました。

 

一般の女性用内湯は8人サイズの木造りで温度は43度とやや熱め。

天井近くまで岩を組んだ湯口からはドバドバの豪快なかけ流し。

湯治場らしい風情のあるお風呂でした。

 

周りにはカランが4~5か所あり、石鹸、シャンプー類も置いてあります。

でも、30分しか入浴できないので洗髪する時間がもったいないです。

 

もう一つ、女湯の右隣には「薬用風呂」と呼ばれる3~4人サイズの小さな内湯がありました。

こちらは湯船が小さい分、お湯も44度と熱めでしたが、

鮮度は抜群、硫黄濃度も一番濃く感じました。

このお風呂を基準にすると、納得の「霧島一の硫黄泉」だなぁと思いました。

 

【新湯温泉 霧島新燃荘 温泉の感想】

 

「霧島新燃荘」は写真で見ていた通り通り、山の中にある鄙びた一軒宿の秘湯でした。

硫化水素臭が強く濃厚な硫黄泉。

泉質は間違いなく霧島イチだと思います。

 

ただ、人気があるせいか、週末だったためお客さんの出入りが絶えず、

タイミングによっては小さなお風呂で混雑するかもしれません。

 

それと、このあたりでは昔ながらの混浴風呂が少ないからか、

お風呂でいちゃつく非正規らしいかなり年配のカップルがいて(新婚ではないよなぁ)、

興ざめしてしまいました。

 

空いている時間帯に来るともう少し評価が高くなったと思いますが、

全体的には思っていたような風情や趣はなく、あまり居心地も良くなかったです。

泉質至上主義かどうかで評価は別れるだろうなと思います。

 

泉質★★★★4.6

お風呂の雰囲気★★★★3.8

清潔感★★★3.5

接客サービス★★★3.6

 

 

【新湯温泉 新燃荘 温泉情報】

◆お風呂

男女別内湯各2 混浴露天風呂1

◆源泉 H20.9月の分析書

「新湯2,3,4,5号泉」泉温62.7度 湧出量?(ー)
泉質:単純硫黄泉(硫化水素型)(低張性弱酸性高温泉)pH5.9
蒸発残留物 80mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)115.3mg/kg 成分総計164.8mg/kg
チオ硫酸イオン9.5mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水あり、加温なし、塩素系薬剤使用ありの表示(塩素臭なし)

 

新湯温泉 国民宿舎 新燃荘 宿泊予約サイト

  • 一般の予約サイトはありません。宿に直接お問い合わせください。
  • 国民宿舎 新燃荘 TEL:0995-78-2255

 

→お問合せの前に*ネットでの宿泊予約が初めての方へ

 

*ブログの内容は掲載時の情報です。

基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。



 

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