【鹿児島】吹上温泉 湖畔の宿 みどり荘 宿泊 その3 お風呂編

鹿児島県日置市にある吹上温泉「湖畔の宿 みどり荘」の入浴レポートです。

【吹上温泉 湖畔の宿 みどり荘】温泉情報

ふきあげおんせん こはんのやど みどりそう

◆お風呂

男女別露天風呂各2 男女別大浴場 内湯各1 貸切内湯2
利用時間 チェックイン~23:00 6:00~チェックアウト

口コミ評価:google 3.9点/5.0点

【みどり荘はこんな温泉です】

◆石けん要らずのぬるすべする硫黄の香り漂う露天風呂が名物
◆内湯は墨のように黒い別源泉を使用


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⇒「吹上温泉 みどり荘」へのアクセス&宿泊予約はこちらへ

→「吹上温泉 みどり荘」の基本情報はその1お部屋編へ

→「吹上温泉 みどり荘」の温泉情報はその2お食事編へ

 

【日帰り入浴】

営業時間:平日10:00~19:30受付 土日祝~15:00
料金:大人600円 子供300円
家族風呂大人850円 子供350円/人
定休日:不定休

「九州温泉道」対象施設です

 

【吹上温泉 湖畔の宿 みどり荘 宿泊 その3 お風呂編】

 

もう15年近く前になりますが、「日本秘湯を守る会」の宿に初めて宿泊したのがみどり荘でした。

森の中にポツンと湯船だけあるお風呂で、設備は何もなし。

でも、小鳥のさえずりは聞こえ、ヌルヌルする不思議な浴感のお湯。

こういうところが「秘湯」というのか、と心に刻まれた温泉でした。

全国各地を回った今、どんな印象を受けるのかな?とお風呂に向かいました。

 

 

「吹上温泉 みどり荘」は、自家源泉と街の共同源泉の2本を使用しています。

 

自家源泉は敷地内の地下70mから自然湧出するお湯です。

この自家源泉は露天風呂で使用しており、無色透明でたまご臭のするヌルスベするお湯です。

みどり荘を定宿にしていた斉藤茂吉に「神の湯」と称えられました。

 

もう一つの共同源泉は内湯と貸切風呂で使用しており、黒っぽい透明なお湯です。

白と黒で色の違う硫黄泉が楽しめるのが「みどり荘」ならではの魅力です。

 

「吹上温泉 みどり荘」のお風呂は、

  • 男女別露天風呂各1
  • 男女別大浴場 内湯各1
  • 貸切内湯2

となっています。

 

どのお風呂も宿泊中の利用時間は チェックイン~23:00、 翌朝6:00~チェックアウトまでです。

宿泊者の貸切風呂の利用は無料、予約不要で空いていれば利用できます。

 

みどり荘マップ

下が敷地の入口、左が宿泊棟、右側がみどり池、お風呂は上半分に集中しています。

 

【吹上温泉 みどり荘 男女別露天風呂】

露天風呂へはみどり池の遊歩道を歩いて行きます。

男性用の露天風呂は宿泊棟から1~2分と近いですが、女性用の露天風呂は徒歩4~5分かかります。

宿泊棟から食事処の横と大浴場を抜けて遊歩道へ。

みどり池を一周できる遊歩道。

途中、「みどり荘別荘」、戦没者を慰霊する「吹上観音」があります。

女性用露天風呂の入口から入るとお風呂の奥に脱衣所の小屋があります。

脱衣所の中は棚とカゴ、扇風機、内線電話がありました。ドライヤーもあったかなぁ。

お風呂場は緑に囲まれていて虫が多いので、蚊取り線香の缶が置いてありました。

 

お風呂から脱衣所まで少し歩くのですが、

足ふきマットが小さいので、利用者が多いと足元が少し濡れて着替えにくいかな。

入口付近から撮影した女性用露天風呂。

6人~8人サイズのお風呂です。

石切風呂で、湯船の底はシマシマ模様になっています。

 

右側が遊歩道で、背の高い塀で囲まれています。

15年前に訪問した時のかすかな記憶では、こんな板塀ではなく生垣だったような。

お風呂に入っていると遊歩道を歩いている人の頭が透けて見えてビックリした覚えがあります。

入口も一歩踏み込めば中が見えるような造りで焦ったような。

でも、現在は外からは全く見えません。

塀側から撮影

 

女性用の露天風呂からはみどり池は見えず、森の中にポツンとある感じです。

以前訪問した時には後ろの斜面からウグイスの大合唱が聞こえてきて、

風流だなぁ~と思ったのですが、

今回は秋も近づく9月末なのに気温が30度以上あり、鳥のさえずりも聞こえませんでした(>_<)

奥から撮影

 

石のタイルがエメラルドグリーンですが、お湯も少しは緑がかっているのかもしれません。

桶に汲んでも色は分からない程度でしたが。

 

湯舟の温度は42度強あり、やや熱めでした。

最初はツルスベ、だんだんヌルスベしてくるとろみのあるお湯です。

 

硫黄成分もそこそもありますが、

ガツンとくるインパクトの強いお湯ではなく、上品でなめらかな浴感です。

このあたりで例えるなら、田之湯温泉の共同浴場のお湯を少し穏やかにした感じです。

 

前回訪問した時もそうでしたが、今回も温泉を目当てにはるばる遠くから泊りに来るお客さんが多く、

入りながら「いいお湯だ~ やっぱり一番だぁ~」と褒めたたえているのが印象的でした。

 

夏場なので気温も暑かったですが、ちょっと休んではまた入って、出たくないお風呂でした。

 

自家源泉「吹上23号」泉温59.6度 湧出量-
泉質:単純硫黄泉(低張性アルカリ性高温泉)pH9.0

湯口空の投入量はそこそこ。温度もそれほど変わらず。

右には蛙の親子が寝転がっています。

 

飲んでみても薄塩味の効いたゆで卵のようで、美味しいです^^

(飲泉許可は出ていませんので自己責任で)

 

以前は、黒いススのような湯花が舞っていたように思いますが、今回は見かけませんでした。

洗い場の横には50cm四方のかかり湯。35度くらいのぬる湯でした。

露天風呂には蛇口もシャワーもなく、この小さな湯だまりで身体や髪を洗います。

 

この設備にビックリして不満を漏らすお客さんもいそうですが、

良い泉質のお湯で髪の毛を洗うと、安いシャンプーを使ってもしっとりツヤが出るのですよ。

泉質にもよるので一概には言えませんが、一度やってみると病み付きになります^^

某宿の若女将に教わりました。

硫黄泉だと髪が臭くなりますが・・・。

 

洗い場に石けんは置いてませんでしたが、秘湯シャンプーくまざさセットはありました。

石けん要らずの湯というのは、硫黄成分が多いと石けんと同じ役目を果たすので、

あえて石けんでゴシゴシ洗う必要がないということです。

アルカリ度もやや高いので、石鹸を使うとかえって肌荒れしやすくなります。

ちなみに、夜の遊歩道はこんな感じです。

要所に街灯があるので足元は良く見えますが、周囲が森なのでちょっと怖いかもしれません。

夜の露天風呂。

 

遅い時間だったのでさすがに誰も来ないかなと思ったら、

お風呂目当てに泊まるお客さんが多いので、後からやってきました。

しかも、大浴場からバスタオル巻のままで。

奥様その格好で???とビックリ。

この日は男性客がほとんどおらず、私も誰もいなければやることがあるけど(笑)

 

気になる男湯の方は・・・。

こちらは遊歩道から歩いてすぐのところにある男性用露天風呂の入口。

男湯の方は入口から一歩入ると中が見えるます。

それがなければ、夜は女性でも入れそうなのに。

青い「ゆ」の暖簾があるのが脱衣所。

奥から撮影した男性用露天風呂 (画像は宿提供/じゃらん)

8~10人サイズで女性用よりも一回り大き目。

秋の露天風呂 (画像は宿提供/じゃらん)

目の前がみどり池なのでとても開放的です。

女性はこちらのお風呂に入れないのがちょっと残念。

通路から見えるので仕方ありませんが。

 

【吹上温泉 みどり荘 男女別大浴場(内湯)】

 

男女別の内湯は遊歩道を戻って食事処のすぐ奥にあります。

男性用の入口は露天風呂に近い側、女性用の入口は宿泊棟に近い側にあり、

それぞれの出入り口の横に貸切風呂が1つずつあります。

女性用の脱衣所

脱衣棚に100円のコインロッカー、ドリンクの自販機、洗面台にはドライヤーあり。

女性用の内湯。

みどり池に沿って横長の15~20人サイズのお風呂です。

目隠しのために窓の下半分に黒いフィルムが貼ってあります。

みどり池が黒っぽい池になって見えますが、昼間は明るいので景色も良く見えます。

男性用のお風呂には貼ってないそうです。

 

温度は41度ちょっと。

内湯で匂いが充満するからか、たまご臭は内湯の方が強い感じでした。

でも、ツルスベ感やお湯の鮮度は露天風呂の方が良かったです。

共同源泉「吹上21号」泉温36.4度 湧出量-(吸上ポンプ)
泉質:単純硫黄泉(低張性アルカリ性温泉)pH9.0

お湯の見た目は真っ黒ですが、湯舟の底が黒く着色しているからか、

手を入れてみると、それほど黒いわけではないようです。

内湯は共同源泉を使用していますが、温度が低いので自家源泉と混ぜているようです。

ススのような黒い湯花が舞っていました。

横から見た浴室。

シャワーはなくカランだけ。

カランからは冷ました自家源泉が出てきます。

ボディーソープとシャンプーセットは置いてありました。

 

【吹上温泉 みどり荘 貸切風呂】

こちらは、男性側にある貸切風呂。

浴槽は2~3人サイズです。

貸切風呂からもみどり池が良く見えます。

 

【吹上温泉 みどり荘 温泉の感想】

 

 

15年ぶりのみどり荘でしたが、相変わらずいいお湯でした。

日帰りの利用時間が長いので、夕方5時頃までは日帰り客も多かったようですが、

宿泊のお客さんは少なく、露天風呂も内湯もゆっくりできました。

 

泉質★★★★4.4

お風呂の雰囲気★★★★4.3(男性用露天風呂は4.9)

清潔感★★★★4.2

⇒「吹上温泉 みどり荘」をインターネットで予約する

 

【吹上温泉 みどり荘 源泉情報】

◆源泉 H24.3月の分析書

@露天風呂

自家源泉「吹上23号」泉温59.6度 湧出量-(-)
泉質:単純硫黄泉(低張性アルカリ性高温泉)pH9.0
蒸発残留物 319.8mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)359.8mg/kg 成分総計360.3mg/kg
硫化水素イオン30.1mg/kg チオ硫酸イオン1.0mg/kg 遊離硫化水素0.3mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし

@内湯・貸切風呂

共同源泉「吹上21号」泉温36.4度 湧出量-(吸上ポンプ)
泉質:単純硫黄泉(低張性アルカリ性温泉)pH9.0
蒸発残留物 298.2mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)318.3mg/kg 成分総計318.6mg/kg
硫化水素イオン12.1mg/kg チオ硫酸イオン1.4mg/kg 遊離硫化水素0.1mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし(自家源泉との混合)

 

→「吹上温泉 みどり荘」宿泊レポ その1 お部屋編  

→「吹上温泉 みどり荘」宿泊レポ その2 お食事編 

 

*ブログの内容は掲載時の情報です。

基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。

 



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