【佐賀】古湯温泉 鶴霊泉 宿泊 その1 お部屋編 ★★★★

佐賀県佐賀市にある古湯温泉「鶴の恩返し よみがえりの宿 鶴霊泉」の宿泊レポートです。

最終更新日  2017/3/20 訪問日  2016/10月中旬

【古湯温泉 鶴の恩返し よみがえりの宿 鶴霊泉】基本情報

ふるゆおんせん つるのおんがえし よみがえりのやど かくれいせん

住所:〒840-0501 佐賀県佐賀市富士町古湯875
TEL:0952-58-2021
公式サイト

⇒「古湯温泉 鶴霊泉」へのアクセス&宿泊予約はこちら

【宿泊料金】

1泊2食付 10,800円~27,900円 お一人様〇 素泊まり× 湯治× 自炊×
1泊朝食付 7,900円~

口コミ総合評価:google 3.7点/5.0点

【こんな人におススメ】

◆ぬる湯が好き
◆料理のうまい宿が良い
◆男はつらいよのロケ宿に泊まってみたい


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→「古湯温泉 鶴霊泉」の食事情報はその2お食事編へ

→「古湯温泉 鶴霊泉」の温泉情報はその3お風呂編へ 

 

【日帰り入浴】

営業時間:11:00~14:00受付
料金:大人 1,000円 小人 500円 (利用1時間以内)
昼食・夕食付プランあり(要予約)

 

【古湯温泉 鶴霊泉 宿泊 その1 お部屋編】

 

「古湯温泉」(ふるゆおんせん)は、佐賀市の中心部から北へ18キロ、

嘉瀬川ダムにほど近いお宿13軒のみの小さな温泉街です。

 

古湯温泉の開湯は伝説によれば約2,220年前の紀元前!

秦の始皇帝の遣いで不老長寿の霊薬を探しに来た徐福により発見されたという言伝えがあります。

真偽のほどは不明ですが^^

 

「鶴霊泉」は、昭和36年(1961年)創業。

4本ある古湯温泉のうちの源泉1つを所有する宿で、

昭和の中期までは公衆浴場として利用されていた「鶴霊泉」の上に旅館を建てて今に至ります。

 

「男はつらいよ」第42作目「ぼくの伯父さん」にも登場するそうです。

後で見直してみるかな・・・。

 

当ブログでは佐賀県の温泉旅館は初登場です!

佐賀県の温泉と言えば、嬉野や武雄温泉が有名ですが、

「鶴霊泉」は足元湧出のぬる湯ということで気になり、今回宿泊して来ました。

 

「古湯温泉」は、長崎道「佐賀大和IC」を下りて15分ほどの所にあります。

国道323号線沿いを走っているとまず見えてくるのが「ONCRI」というやや高級志向のオシャレな宿。

更に1キロ弱進むと石畳みの細い通りに古湯温泉街があります。

こちらが「鶴霊泉」の外観

白い蔵造りのような建物です。

道路から見ると地下1階・地上2階建ですが、裏の庭側から見ると3階建てになっています。

 

表通りからはとても小さな宿に見えますが、裏側には中庭や離れの部屋があり、

館内に入ると意外と広い造りになっています。

 

宿の前には3~4台しか車は駐車できず、

宿の左斜め向かいにある「つかさ旅館」横の坂道を50mほど坂を登ったところに広い駐車場があります。

入口には「天然砂場 かけ流し温泉」と書いてあります。

 

「砂場」というと、指宿のような砂蒸し温泉を想像しますが、

「鶴霊泉」の場合は浴槽の底が砂場になっています。

お風呂の紹介はのちほど。

玄関脇にある薬師如来のお堂。

こちらには源泉の蛇口があり、お持ち帰りもできます。

10L 100円、20L 200円(代金はお賽銭箱へ)

休憩スペースと玄関前

玄関に入ると大きな有田焼の壺が置いてあり、佐賀に来たんだなぁと実感。

館内のあちこちに陶器が置いてあります。

フロントとロビー

 

宿は名物の女将さんと33代目の若夫婦、仲居さんで切り盛りしていました。

厨房には2代目のご主人が担当。

 

フロントには福岡ソフトバンクホークスの選手の写真が飾ってありましたが、

若旦那さんも野球をやっていたそうで、見るからに野球で鍛えた体格をしていました。

正面突き当りの庭側には食事処

 

フロントや食事処、和洋室はかなりモダンにリニューアルされています。

建物自体は古く、泊まる部屋によっては若干チグハグな感じもしますが、

老舗の高級旅館というよりも、基本的にはアットホームな雰囲気の宿です。

 

家族経営の宿なので、接客もフレンドリーでした。

 

【今回利用したプラン】

 

今回は楽天トラベルから予約。

 

平日1人泊 1泊2食付

「純和室(道路側) 季節会席佐賀牛しゃぶと石焼きプラン」 税込16900円

 

前評判では料理がとても美味しいということだったので、

部屋は一番安い部屋で、料理は一番上のプランにしました。

 

2名利用の場合は同プランで13,900円となります。

1名利用の場合の最安プランは14,900円になります。

食事と部屋のタイプで値段は変わります。

 

【古湯温泉 鶴霊泉 純和室 米寿】

純和室の客室は玄関の正面の階段を上がった2階にあります。

お風呂と食事の説明を受けながら部屋に案内してもらいました。

客室に向かう階段と2階客室前の廊下

廊下の左側は庭園が見えるやや高めの部屋、右側は道路側の部屋になります。

館内見取り図

 

見取図上部が2階の客室で、窓側には純和室「米寿」「卒寿」、スタンダード純和室「白寿」

庭園側には広めの和洋室「プレミアムクレイン」(クレインは「鶴」)という部屋が3室あります。

別館の離れには専用貸切風呂の付いた特別室「鶴千」「亀万」があります。

 

後から写真で見ると、「〇〇クレイン」という和洋室はかなりモダンで、

純和室に泊まっているとこんな部屋もあったのかと驚きました^^

宿泊した純和室「米寿」の入口

入口の扉は格子戸と襖になっています。

 

お客さんが多いと賑やかで声や音が響きそうですが、

今回は他のお客さんと部屋が離れていたので音は気になりませんでした。

 

奥の方では格子戸の鍵がかかりにくい部屋があったようで、

おじいさんが何度か悪戦苦闘していました^^

こちらが米寿の客室

メインの和室は6畳間、窓側に2畳の広縁、トイレ、洗面台、冷蔵庫、テレビ、エアコン、金庫あり。

中央にはちゃぶ台があります。

床の間側

「男はつらいよ」で寅さんの甥っ子「満男」(吉岡秀隆さん)が泊まっていた部屋だと女将さんが言っていたような、かなりお酒を飲んだ後なのでうろ覚えですが・・・。

そういえば、「ぼくの伯父さん」の回は、寅さんではなく満男の恋物語でしたね。

広縁側から見た客室

純和室は昔ながらの温泉旅館といった感じで、老舗旅館のような格式ばった感じはなく、意外と庶民的です。

2016年8月に全体をリニューアルしたばかりだそうで、畳や壁、障子は新しくなっていました。

2017年1月にも改修工事をやっていたようなので、どこかまた新しくなっているかもしれません。

お茶セットとお茶請け

箪笥の中には浴衣とタオルセット、お風呂用のバッグ。

アメニティは歯ブラシ、足袋靴下でした。

ヘアブラシやシャワーキャップ、カミソリは浴室に置いてあります。

広縁には中型の冷蔵庫。

中には冷やした温泉水が入っていました。

この温泉水が美味しくて、全部飲んでしまいました♪

 

ドンリンクの自販機は2階と地下1階の大浴場前にありました。

ルームサービスはありません。

広縁の反対側には小さな洗面台とトイレ

トイレはウォシュレットタイプでした。

広縁には1人掛けのソファーセット

窓から見える昼間の景色と夜の景色

宿の屋根と向かいの旅館が見えます。

庭の景色は貸切風呂や食事の際に見ることができるので、部屋から景色が見えなくてもまあいいかな。

お布団を敷いたところ

布団は夕食時に敷かれ、朝はそのままでした。

 

お部屋の紹介は以上です。

 

続いて共有スペースへ。

大浴場の前にある自販機

お値段は町の自販機とほぼ同じでした。

飲料水と紙パックのジュースだけで、ビールやチューハイはなかったと思います。

 

近所にコンビニは見かけませんでしたが、

温泉街の入口、徒歩2分のところにコープ、徒歩3分のところに酒屋さんはありました。

フロント前にあるお土産コーナー

干しイカや海鮮モノ、みかんまんじゅうなどの銘菓や化粧品が置いてありました。

こちらは池のある中庭。鶴はもちろん置物です^^

奥に見える白い障子がある建物は貸切風呂です。

住宅街にある温泉地なので、このような庭園があるのは「鶴霊泉」だけだそうです。

 

中庭には桜の木があるので、3月下旬頃は貸切風呂からも桜が見えるのかな。

ちなみに、夜は庭が七色にライトアップされます(^o^)

庭の裏には嘉瀬川が流れていて、川側から撮影しています。

奥に見えるのが鶴霊泉の建物。

古湯温泉には高円宮殿下や斉藤茂吉も宿泊したことがあるそうです。

斉藤茂吉の歌碑、宮の淵橋の案内が出ていました。

 

ちなみに、俳優の仲代達矢さんは毎年訪問するほどの常連だそうで、

貸切風呂は仲代さんが命名しています^^

チェックアウト後は女将さんの写真をパチリ。

食事の時には朝夕ともに鶴冷泉の話や観光スポットを教えていただきました。

とても元気で気さくな女将さんでした。

 

【古湯温泉 鶴霊泉 お部屋編感想】

 

「鶴霊泉」は老舗の旅館ですが、格式ばっておらず、

一人旅や子連れファミリーでも利用しやすいアットホームな雰囲気の宿でした。

 

プレミアムクレインの客室等を見ると、かなりモダンにリニューアルされていますが、

宿全体としては庶民的な感じで、一人旅なのに親戚の家に遊びに来たような感覚に陥りました。

 

予約サイトの写真はリニューアルした部屋がメインなので、

そのイメージだけで出かけると色々とギャップを感じるかもしれません。

評価が分かれているのはそのあたりなのかな。

 

温泉の方は30度前後のぬる湯なので、ぬる湯好きにはたまらないのですが、

知らないで訪問すると何でこんなに冷たい風呂なのかとビックリするかもしれません。

もちろん、加温浴槽はありますが・・・。

 

個人的には食事とぬる湯と居心地の良さでかなり気に入りました。

食事はめちゃくちゃウマいです(^^♪

佐賀県に行く機会があればまた泊まりたいなと思っています。

 

部屋の広さ★★★★4.0

設備★★★★4.2

アメニティ★★★★4.2

清潔感★★★★4.2

宿の雰囲気★★★★4.0

接客サービス★★★★4.5

⇒「鶴霊泉」をインターネットで予約する

【古湯温泉 鶴霊泉 宿情報】

チェックイン/チェックアウト 15:00~ / ~10:00
クレジットカード 現地決済(直接予約のみ)〇 ネット予約事前決済△
携帯電話送受信〇 wifi 〇(自前〇)
エレベーター× バリアフリー×

3階建て 全10室
純和室(道側)6畳+2畳 「米寿」「卒寿」2室 10,800円~
スタンダード和室(道側)12畳 「白寿」 1室 10,900円~
庭園和室「松」(庭側) 12畳 1室 11,900円~
庭側クレインプレミアムルーム(庭側/和洋室)「黒」「白」「赤」3室 13,900円~
別館 プレミアムスイート:鶴 千(和洋室/専用貸切風呂付)1室 18,900円~
別館 貴賓室:亀 万(和洋室/専用貸切風呂付)1室 21,900円~
団体和室 「楠」20畳 1室 10,900円~

 

 

→「古湯温泉 鶴霊泉」宿泊その2 お食事編

→「古湯温泉 鶴霊泉」宿泊その3 お風呂編

 

*ブログの内容は掲載時の情報です。

基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。



 

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