【山形】銀山温泉 古勢起屋別館 宿泊 その1 お部屋編 ★★★+

山形県尾花沢市にある銀山温泉温泉の「銀山温泉 古勢起屋別館」の宿泊レポートです。

最終更新日 2020/6/6 訪問日 2019/8月

【銀山温泉 古勢起屋別館】基本情報

ぎんざんおんせん こせきやべっかん

住所:〒999-4333 山形県尾花沢市大字銀山新畑417
TEL:0237-28-2322
公式サイト

2020/6/13より営業を再開する予定です。

⇒「銀山温泉 古勢起屋別館」へのアクセス詳細&宿泊予約はこちらのページへ

【宿泊料金】

1泊2食付 13,530円~24,200円 お一人様× 素泊まり× 湯治× 自炊×

口コミ評価:Google 4.3点/5.0点

【こんな人におススメ】

◆銀山温泉でレトロな宿に泊まりたい
◆源泉かけ流しの温泉のある宿が良い
◆食事が美味しい宿が良い


[スポンサーリンク]




 

⇒「銀山温泉 古勢起屋別館」の食事情報はその2お食事編へ

⇒「銀山温泉 古勢起屋別館」の温泉情報はその3お風呂編へ

 

【日帰り入浴】

営業時間:11:00~13:30受付(14:00退館)
料金:大人・子供700円
*レストラン「スワローネ」で食事をした場合は500円

 

【大正ロマンの風情漂う木造4階建ての純和風旅館 古勢起屋別館】

山形県尾花沢市にある「銀山温泉 古勢起屋別館」に泊まってきました。

訪問したのは2019年8月下旬。

「尾花沢花笠まつり」を見るためにやってきました。

 

スケジュールが決まったのが直前だったので慌てて宿探しをしたところ、空いていたのは「古勢起屋別館」と「古山閣」の新館「クラノバ」だけでした。

真夏だろうと真冬だろうと、なかなか宿が取れないのが銀山温泉です^^

この先しばらくは、おひとり様OKになることはなさそうですね・・・。

 

以前、「能登屋旅館」に宿泊した帰りに「古山閣」の外観がかっこよく、次はここに泊まりたいなんて考えていたのですが、新館の「クラノバ」はイタリアンのオーベルジュという位置付けだったので、高齢の父と泊まるには食べるものがないと文句が出そうだなということで「古勢起屋別館」にしました。

決め手はかけ流しの温泉と食事の口コミ評価が高かったからです。

「古勢起屋別館」は、温泉街の手前にある「銀山荘」の姉妹館です。

「銀山荘」は、ツアー客が多そうな近代的な観光ホテルですが、「古勢起屋別館」は江戸時代、天保年間(1831-1845)創業の古い旅館です。

元々は銀山開発当時は両替商を営んでいたそうです。

 

「古勢起屋別館」の外観は「古山閣」と似たような三角屋根の木造階建てでなかなか迫力のある和風建築ですが、山側奥の建物は鉄筋構造、館内はエレベーターもあり時代に合わせた造りになっています。

ただし、5階の客室以外はトイレは共同になっています。

今回は5階のトイレ付きの部屋でした。

2016年に大正ロマンのイメージに合わせてリニューアルされたそうです。

 

利用したプランは、

和モダン 禁煙 最上階 5階山側『浪漫客室』平日1泊2食付 16,000円/人(税別)です。

 

客室に関しては、4階建てと圧迫感というか迫力のある外観と、銀山温泉のイメージに合わせたレトロな客室は期待通りでした。

1階のフロント周りがそれに比べてちょっと貧弱というか、大正ロマンの風情がなかったのでそこだけもったいない気がしました。

温泉は一方はレトロで存在感あり、一方は寂れた共同浴場のような古いタイルの造りですが、どちらも加水は最小限に抑えお湯は熱めで鮮度も良く、たまご臭も気持ち感じられ、共同浴場よりも良かったです。朝晩2回男女入替になるのもポイントが高いです。

食事は何が出るのか全く下調べもせずに行きましたが、全品外れがなく味付けも絶妙で大満足でした。

銀山温泉の中では値段も手頃なのでコスパはまあまあ良いのではないかと思います。

銀山川の対岸から見た古勢起屋別館の建物

宿泊したのは上部屋根瓦の裏側、5階部分で奥から温泉街をのぞき込むような客室でした。

銀山温泉街は一般車両乗り入れ禁止なので、バス停の近くにある駐車場からしろがね橋まで1分くらい送迎があります。

「古勢起屋別館」の電話番号は「銀山荘」と共通でしたが、送迎車にも「銀山荘」の文字が。

「古勢起屋別館」のスタッフは最小限で、「銀山荘」のサブ的存在なのかなという感じがしました。

でも、温泉は間違いなく「古勢起屋別館」の方が良いです。景色は「銀山荘」の圧勝ですが。

「銀山荘」にも無料でもらい湯に行けたので比べてみた結果です^^

温泉街地図の真ん中のオレンジの丸部分が「古勢起屋別館」右下のPが駐車場

温泉街の入口、しろがね橋

橋を渡った観光案内所の前が宿の送迎者の発着所になっています。

ここから先は宿のスタッフが荷物を運んでくれます。

温泉街の左岸、徒歩1~2分で「古勢起屋別館」に到着。

カメラを横にしたのでは5階まで収まり切れない存在感。

「古勢起屋別館」近く

夜の温泉街はこんな感じでガス灯がともります。

夜の「古勢起屋別館」も存在感があります。

斜め向かいには「能登屋」

「古勢起屋別館」の玄関の前には源泉のつくばいがあり、アヒル隊長が浮かんでいました。

関東からのお客さんが多いですが、外国からはオーストラリア、台湾のお客さんもいました。

銀山温泉の宿の前にはこのような歓迎の看板が出ていますが、だいたい2組が外国人のことが多いです。

今のところ外国人の団体さんに当たったことはなく、雰囲気ぶち壊しということもなかったです。

夏よりも冬の方が外国人は多いのでしょうか・・・。

玄関から見たロビー

左手前の白い暖簾はカフェ、その奥左側にフロント、右側に男湯、奥の左側に女湯、廊下の突き当りにエレベーターがあります。

1階の施設はこれだけ。

建物の構造上、左右に部屋があると廊下のスペースはこれくらい狭くなってしまうようです。

「古勢起屋別館」の中では唯一不満だったフロント周り。

記帳をしてウェルカムドリンクをいただくロビーもなく、庶民的すぎる雰囲気だったことと、浴室入口が玄関から見える場所にあるので、お風呂の人の出入りが多いと、玄関に入った時の「あぁ、銀山温泉に来た」という感動が薄かったです・・・。

フロントには蝶ネクタイのホテルマン風のスタッフがいます。

部屋にアメニティは置いておらず、必要があればフロントのカウンターから持っていきます。

レトロな和風旅館ですが、スタッフが最小限なためかビジネスホテルのように簡略化されています。

フロントの向かいにはちょっとしたお土産コーナー

一番奥にあるエレベーター

館内見取り図

奥行きのない建物なので、各階に3~5部屋しかありません。

エレベーターを降りた5階の廊下

照明のデザインや壁の色合いが大正ロマンらしい感じがします。

 

【5階 浪漫客室 2間 和洋室 トイレ・洗面台付】

写真左中央が入口で、テーブルのある8畳間と奥にベッドの寝室があります。

ベッド側から見た客室

リニューアルして3年ほどが経っていますが、以前からこのような客室だったかのようなレトロ感があります。

8畳間は意外と普通な感じです。

お茶とお茶請け

スタッフは部屋の案内までで、お茶はセルフでした。

お菓子には「ヤッショーマカショ」という花笠の掛け声が書かれています。

浴衣とタオルセット

部屋にあるアメニティは歯ブラシと足袋靴下のみ。

必要があればフロントに置いてあるものを使います。

備品はすべて窓下の引き戸の中に収納されていました。

引き戸を開けるとテレビ

隣はお茶セット

こちらは金庫と空のミニ冷蔵庫。

自動販売機は食事処の横の2階にありました。

畳敷きのベッドルーム

色調がレトロです。

布団はこんな感じです。

リフォームのポイントはここかしらという西洋風の柱

中央には和風のステンドグラス

枕もとの明かりもステンドグラス

レトロな電話。

使いませんでしたが、これできちんとフロントに通じます。

部屋はレトロですが、宿独自のフリーwifiと銀山温泉街共通のフリーwifiの電波が飛んでいました。

和室の方にあるドアは洗面台&トイレ入口です。

紅白の市松模様とレトロなタイル、蛇口の洗面台。

袴に合わせる着物のようなデザインですね。

トイレは温熱便座+洗浄付きです。

部屋からの眺め

真下の屋根は「御宿やなだ屋」でしょうか。

向かいには「旅館永澤平八」が、その左隣には「能登屋旅館」が見えます。

山側なので建物の屋根に覆われて銀山川は見えませんでしたが、純和風旅館の正面玄関が見えるので銀山温泉にいることを実感できる眺めでした。

 

「能登屋旅館」の本館の裏に緑に隠れて上に伸びる縦長い建物が見えますが、最近新設された展望風呂に向かう階段です。外から見るとあんなことになっていたのか・・・。

 

【夜の恒例イベント 花笠おどり】

5月~10月までの間、毎週土曜日の夕食後、20:30から、温泉街の中ほどにある橋の上で「花笠おどり」が開催されます。

「花笠まつり」は、尾花沢が起源で、動きが激しく土木工事から生まれた踊りだというのが良く分かりますよ^^

本番の「尾花沢花笠まつり」は、尾花沢市内の中心部で、毎年8月28日・29日に行われます。

 

【銀山温泉 古勢起屋別館の動画】

 

動画の目次*数字をクリックすると好きな項目から再生できます

0:00 タイトル画像

0:14 駐車場から温泉街入口まで送迎

1:50 温泉街入口~古勢起屋別館前

2:44 古勢起屋別館の館内~客室前

3:15 古勢起屋別館 最上階「浪漫客室」室内

6:30 客室からの眺め

6:57 客室の備品

8:04 夜の古勢起屋別館前

8:48 温泉案内

9:03 ぬっくりの金太郎湯

10:45 ほっこりのちか湯

12:41 夕食

15:13 朝食

17:14 カフェスワローネで食後のコーヒー

18:13 姉妹館「銀山荘」の露天風呂

18:27 帰りの送迎バス

18:53 古勢起屋別館 営業案内

 

【銀山温泉 古勢起屋別館 お部屋の感想】

 

部屋の広さ ★★★★ 4.4

設備 ★★★★ 4.4

アメニティ ★★★★ 4.2

清潔感 ★★★★ 4.5

宿の雰囲気 ★★★★ 4.0

接客サービス ★★★★ 4.2

 

⇒「銀山温泉 古勢起屋別館」をインターネットで予約する

 

【銀山温泉 古勢起屋別館 部屋情報】

チェックイン/アウト 15:00~ / ~10:00
クレジットカード 事前決済〇 現地決済×
携帯電話送受信〇 フリーWifi〇(宿&温泉街)
エレベーター〇 バリアフリー△

 

⇒「銀山温泉 古勢起屋別館」の食事情報はその2お食事編へ

⇒「銀山温泉 古勢起屋別館」の温泉情報はその3お風呂編へ

 

*ブログの内容は掲載時の情報です。

基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。



【銀山温泉周辺の関連記事】

尾花沢市 銀山温泉の街並みと白銀の滝

尾花沢市 銀山温泉 能登屋旅館 宿泊

尾花沢市 銀山温泉 蕎麦と滝の宿 瀧見舘 日帰り入浴

尾花沢市 銀山温泉 共同浴場 しろがね湯 日帰り入浴

尾花沢市 銀山温泉 共同浴場 かじか湯

尾花沢市 銀山温泉 貸切共同浴場 おもかげ湯

河北町 海老鶴温泉 日帰り入浴

天童市 天童温泉 湯坊いちらく 日帰り入浴

南陽市 赤湯温泉 御殿守 日帰り入浴

山形県の混浴のある温泉

ブログ掲載 山形県の秘湯


[スポンサーリンク]




ブログ掲載の温泉 都道府県別
北海道 道南 道央 道北 道東
東北 青森県 秋田県 岩手県 山形県 宮城県 福島県
関東 栃木県 群馬県 埼玉県 茨城県 千葉県 東京都 神奈川県
甲信越 山梨県 長野県 新潟県
北陸 富山県 石川県 福井県
東海 静岡県 愛知県 岐阜県 三重県
近畿 滋賀県 京都府 奈良県 和歌山県 大阪府 兵庫県
中国 岡山県 広島県 山口県 鳥取県 島根県
四国 徳島県 香川県 愛媛県 高知県
九州 福岡県 佐賀県 大分県 熊本県 長崎県 宮崎県 鹿児島県
沖縄

 

TOP 入湯履歴 グルメ&観光 YOUTUBE温泉動画
日帰り温泉 にごり湯 混浴のある温泉 温泉グッズ

「日本秘湯を守る会」、源泉かけ流しの日帰り入浴・宿泊の口コミが気になったら、「秘湯宿.com」で検索♪

>>「日本秘湯を守る会」の会員宿 全国一覧

>>全国の源泉掛け流しのある温泉

食事もおいしい「日本秘湯を守る会」会員宿 ご飯も美味しい厳選宿のランキングを更新しております♪





(このページの閲覧者は 4,891 人です,本日は 2人です)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

アップロードファイルの最大サイズ: 30 MB。 画像, 動画 をアップロードできます。 ここにファイルをドロップ

wp-puzzle.com logo