【栃木】塩原 塩の湯温泉 明賀屋本館 宿泊 & 個室付日帰り入浴 その3 お風呂編

栃木県那須塩原市にある「明賀屋本館」の入浴レポートです。

【温泉情報・利用時間】

男女別大浴場 内湯各2 15:00~翌9:30 入替なし
混浴露天風呂5 24時間 7:00~8:00女性時間
女性専用露天風呂1 14:00~翌10:00
貸切2 14:00~20:45、7:00~8:30 予約制 1回1,000円/45分

混浴はバスタオル巻き、湯あみ着OK、水着×

口コミ評価:Google 3.6点/5.0点

【明賀屋本館の温泉の特徴】

◆観光ポスターに使われたこともある風情のある川沿い露天風呂が名物
◆金気臭の強い熱めの湯
◆透明~茶褐色~笹にごりとその日でお湯の色が変わる温泉が良ければ他に多くを求めない
◆露天風呂までは階段が88段あるので上り下りは大変


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⇒「明賀屋本館」へのアクセス詳細&宿泊予約はこちらのページへ

⇒「塩の湯温泉 明賀屋本館」の客室情報はその1お部屋編へ

⇒「塩の湯温泉 明賀屋本館」の食事情報はその2お食事編へ

 

【日帰り入浴】

営業時間:11:00~14:30受付
料金:2名以上1,500円/人 1名2,000円/90分
タオル・浴衣・個室休憩付
定休日:休前日、繁忙期はお休み

 

【女性は泊まってゆっくりしたい川岸の露天風呂 塩の湯温泉 明賀屋本館】

塩の湯温泉は塩原温泉街のメインストリート(国道400号線)から1本入った、箒川の支流、鹿股川渓流沿いにある2軒のみの小さな温泉街です。

明賀屋本館は創業300年の歴史を持つ旅館で、渓流沿いの混浴風呂は栃木県の観光ポスターにも使われるほど風情のある温泉です。

大型観光ホテルが多い塩原温泉郷の中でも、携帯電波もほとんど届かず、お風呂まで88段の階段を上り下りしなければならないという「秘湯」というイメージがぴったりの宿です。

 

「明賀屋本館」へは2014年日帰り入浴で、2019年に宿泊で2回訪問しています。

日帰り入浴の時は料金も高く、混浴も満足には入れず不満が残る訪問でしたが、宿泊の時はお風呂も貸切状態、口コミで見るよりもサービスも良く居心地が良かったです。

画像とレポートは日帰り入浴のものですが、大きな変更点があったところは2019年の情報を元に写真を追加しています。

⇒2019年の宿泊動画はこちら

宿泊のレポートの準備ができましたら他の写真も差し替えますので、しばらくお待ちください。

 

【2014年⇒2019年変更点】

  • 日帰り入浴の利用時間・料金が変更になった
  • 混浴のバスタオル巻き不可⇒OK、湯あみ着OKになった
  • 露天風呂の撮影は条件付きでOKという掲示があった
  • 女性専用露天風呂横の脱衣スペースは撤去された
  • 一人旅の料金が割安になった

撮影の貼り紙ですが、「入浴中のお客様がいる場合は写真撮影ご遠慮ください」とあったので、独泉なら特に許可を得なくてもOKという意味です。

 

【塩原温泉郷 塩の湯温泉 明賀屋本館 個室付日帰り入浴】

塩原温泉病院から1キロほど細い一本道を入ったところにある「明賀屋本館」

宿の前とフロント周辺はドコモの4G電波が入りますが、客室は3Gもアンテナ1本か圏外、ソフトバンクは国道の方まで1キロほど戻らないと全く電波が入らないそうです。

*現在、「明賀屋本館」の少し北側に共立メンテナンスの大型ホテルを建設中なので、ホテルが完成したら電波が入るかもしれませんが(2020年秋開業予定)。

明賀屋本館入口

宿泊客の名前が何組か書かれていました。

 

【日帰り入浴が1人3,000円(税別)だった時代の訪問】

るるぶの本でざっくりと日帰り入浴の情報を把握してから電話をかけたところ、

「日帰り入浴のお値段はご存知ですか?」と言われ、

高いのは承知しているけれど他に何かあるのか?・・・と思ったら、

「お一人様の場合は個室利用で2時間3,150円(2014/3現在)です。」と言われて、

やっぱり高いわぁ~と思いましたが、

一応貸切以外の温泉は全て利用できるということで向かいました。

 

2時間というのを強調されていて、なおかつ金額を高めに設定しているので、

クーポン等で安く利用&長居するお客はお断り!という方針なのでしょうか。

お風呂がそれほど広くはないので、混雑しないのは良いと思いますが。

 

*2014年当時の日帰り入浴料金と時間

10:00~18:00
15:00以降は内湯も入浴可能
料金2名以上 2,000円/人(税別)2時間
1名 3,000円(税別)2時間

 

⇒2019年12月現在は利用時間が90分に短縮されたものの、料金は値下げになりました。

 

フロントでお金を払うと、大浴場の近くにある日帰り専用の個室に通されました。

途中の廊下はギャラリーのようになっていて、書がたくさん飾ってありました。

 

廊下が少し暗くて、個室の周辺は換気が悪いのか、タバコ臭かったです。

日帰り入浴用の個室(鍵つき)

6畳間に14型のテレビ

相田みつをの掛け軸

バスタオルとフェイスタオル、浴衣。

まだ雪の降る季節なのに、浴衣の上着がなかったので湯上り時は寒いです。

こういうところで気遣いがないと、今度は是非とも泊まってみようという気が起きないと思うのですが・・・。

お茶セット

牛蒡のお煎餅  これは美味しかったです♪

 

2時間なので個室で休んでいる暇もあまりなさそうということで、

さっそくお風呂へ向かいました。

渓流沿いの露天風呂へは88段の階段を降りて行きます。

入口からして歴史を感じさせる造り。

最初の階段がもっとも急です。

すぐ下の踊り場の左側には貸切露天風呂(宿泊者用、1,000円/45分)があります。

川岸の露天風呂よりも大分高い位置にある感じです。

さらに続く通路&階段。

4階建ての建物を上り下りするくらいの感覚です。

もちろん、上りの方がきついのですが、途中にベンチがあるので休み休み登れます。

さらに階段でようやく渓流が目の前に。

一番下に下りる手前左側に女性用の脱衣所が、一番下まで下りると男性用の脱衣所があります。

2014年訪問時は女性用露天風呂の前にオープンスペースの脱衣棚があったので、お風呂に下りてから目の前で着替えることができたのですが、2019年に訪問した時には露天風呂の前の脱衣所はなくなってしまい、ここで着替えてから階段を下りていくようになっていました。

冬はここまで戻ってくるのが寒いので、お客さんもいなかったことからお風呂の前まで着替えました。結局誰にも会わず・・・。

女性用の脱衣所。

露天風呂を1階とすると、ここは2階の高さがあるので、湯上り後の移動は寒い季節にはつらいです。

 

日帰り訪問時には混浴風呂に男性の先客がいるようだったので、とりあえず奥の女性専用風呂へ。

女性専用のお風呂に到着

浴槽は6人サイズくらいの木のお風呂で、

お湯は灰色とややみどりがかったにごり湯でした。

お風呂のサイズは小さくても、景観や開放感は悪くありません。

奥から見ると、混浴風呂との境目に棚があって簡易な脱衣所になっています。

覗こうと思えばお互い覗けます^^

しばらくお風呂に入りながら、先客さんはまだ帰らないかなぁ~と覗いたところ、

目が合ってしまいました(^_^)

混浴側の男性が覗き込む心配はほとんどないと思いますが。

 

⇒2019年現在は川岸ぎりぎりまで壁ができていたのでそのようなことはなさそうでした。

女性専用露天風呂の前の脱衣所は撤去されていました。

入口はシーツのような白い布に覆われ、混浴の出入り口にはドアができ、女性側からはかんぬきがかかるようになっています。

温度は42度弱で快適でした。

2014年は金気臭のする笹にごり湯でしたが、2019年はほぼ無色透明の湯でした。

源泉を変えたわけではなく、天候その他の条件によってお湯の色は違うそうです。

湯口

女湯からの眺め

 

混浴が無人になるまで待とうかとしばらく景色を眺めていました。

渓流との一体感と静けさは素晴らしいのですが、

隣が廃墟のような感じ&お風呂の残骸のらしき跡が残っていたり鄙びた雰囲気が特に好みの方でないと、

女性はちょっとキビしいかなと思いました。

川の向こう岸にある細い管と使われなくなったポンプ?

電線のように見えるけれど、細い管が川を渡ってこちら岸へお湯を供給している?

こんな華奢な配管で大丈夫なのかなぁ・・・と勝手に心配になったりして時間を過ごす^^

 

さきほどの混浴の方ですが、まったりと堪能されているようだったので、

お風呂だけ見させてくださいとお邪魔しました。

*混浴浴槽でのタオル巻や湯浴みの利用は2014年当時不可でしたが、2015年からOKになりました。

バスタオルのレンタルはありますが、湯あみ着は持参になります。

こちらが混浴の全景(パンフレットより)

混浴の雰囲気は写真の通り趣があって、秘湯好きにはたまらない感じでした。

 

渓流側には2~3人サイズの小さな浴槽が2つと

一番奥にある岩風呂

壁側には4人サイズの浴槽と1人サイズの浴槽

湯口の周りの変色が凄いです。

 

今回は特にイベントもない3月の平日午後3時過ぎ。

日帰り客は帰った後でしたが、宿泊中のお客さんが入れ替わりに入っていたので、

女性が日帰りで混浴に入るのはちょっと難しいかなと思いました。

 

宿泊した場合には、朝6:00~8:00は女性専用時間になります。

それと、夕食直前は人が少ないので入りやすいようですが、

階段が暗いので夕方以降はちょっと怖いかもしれません。

 

残り1時間を切ってしまいましたので、内湯を覗きに行きました。

内湯は15:00~入浴可能になります。

女湯入口

脱衣所

シャンプーはリンスインシャンプーでした。メーカーは不明。

ピーリングジェルとかかとキレイ

 

内湯は浴槽が二つあり、それぞれ源泉が異なるのでお湯の色にも違いがあります。

左側4人サイズの浴槽は、川岸露天風呂と同じく、

うっすらと緑がかった灰色のお湯。

右側の8人サイズのお風呂は、墨のように真っ黒なお湯。

前日宿泊した大出館を彷彿とさせます。

 

夕方近かったせいか、内湯の方は窓もなく薄暗いので、あまり落ち着きませんでした。

日帰りで立ち寄るならば、川岸露天風呂だけで十分ですね。

一度館内に戻ってきてしまうと、また階段を上り下りするのも面倒ですし(-“-)

 

 

【明賀屋本館 女性専用露天風呂の動画】

【明賀屋本館の感想】

電話の対応で、「日帰り客はあまり歓迎していないがお金を払うならどうぞ。」

という印象を受けた以外、

いざ宿に到着してからは特に接客が悪かったということもなかったです。

 

ただ、値段を高めに設定している割に、

温泉以外に次は泊まってみたい!と思わせるような要素が少なく、

日帰り自体も高いので、次回はしばらくいいやと思わせてしまっていて、

宿の狙いは失敗に終わっている感が否めません^^

 

とはいえ、川岸露天風呂は写真通りに来て良かったと思うお風呂だったので、

とくに女性の場合、ゆっくり堪能するには初めから日帰りよりも宿泊が良いかもしれません。

 

ネットの口コミでは、宿の予備知識もないせいか辛口評価が多いですが、

温泉だけを目的に割り切って期待せずに行くならば

それほど悪くもないのかなと思います。

 

⇒2019年はまさにその通りで、何も期待せずにお風呂にゆっくり入れたら良いなと思って泊まりましたが、

露天風呂への上り下りが大変だった以外は特に不満もなく来て良かったと思いました。

宿泊の感想はまた後日に。

 

泉質★★★★4.2

お風呂の雰囲気★★★★4.4(露天)

宿の雰囲気★★★3.8

接客サービス★★★3.0

 

⇒「明賀屋本館」をインターネットで予約する

 

【塩の湯温泉 明賀屋本館 源泉情報】

◆源泉

自家源泉2本 /共同源泉3本

新源泉@H24.12月の分析書

源泉名「明賀屋源泉①」泉温53度(気温6.7度)湧出量135L/分(自然湧出)
泉質:単純温泉(低張性中性高温泉)pH6.8
蒸発残留物476mg/kg,溶存物質(ガス性除く)630.5mg/kg,成分総計1,104.5mg/kg
メタケイ酸191mg,二酸化炭素ガス474.0mg,

旧源泉@H13.12月の分析書

源泉名「刈子の湯」泉温60.3度(気温25度)湧出量326.7L/分(掘削自噴)
泉質:ナトリウム-塩化物温泉(低張性中性高温泉)pH6.1
蒸発残留物4,452mg/kg,溶存物質(ガス性除く)4,618mg/kg,成分総計5,136mg/kg
メタケイ酸130.9mg,二酸化炭素ガス517.9mg,遊離硫化水素ガス0.1mg/kg

 

・共同源泉「山水荘源泉」  ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物泉 (中性低張性高温泉)
動力揚湯 源泉温度52度 湧出量86L/分  pH6.81

・共同源泉「塩釜区左岸源泉」 ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩・炭酸水素塩泉 (中性低張性高温泉)
自然湧出 源泉温度67度 湧出量362L/分 pH6.8

・共同源泉「親抱の湯混合泉」 ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩・炭酸水素塩泉(中性低張性高温泉)
自然湧出 源泉温度67度 湧出量362L/分 pH6.8
態様:源泉掛け流し、加水・加温なし、塩素消毒なし

*夏季又はお客さんによる加水あり

 

 

⇒「明賀屋本館」の客室情報はその1お部屋編へ

⇒「明賀屋本館」の食事情報はその2お食事編へ

 

*ブログの内容は掲載時の情報です。

基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。



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