【長野】仙仁温泉 花仙庵 岩の湯 その2 お風呂編

岩の湯159

長野県須坂市にある一軒宿「仙仁温泉 花仙庵 岩の湯」の入浴レポートです。

【仙仁温泉 花仙庵 岩の湯】 温泉情報

せにおんせん かせんあん いわのゆ

◆日帰り入浴

不可

◆お風呂

男女別内湯各1 男女別露天各1 混浴内風呂各1 混浴洞窟風呂1
貸切内湯+露天風呂3 家族風呂1
離れの「仙山亭」に内風呂(源泉)
入浴時間 24時間(11:00~13:30の清掃時間を除く)

貸切風呂・家族風呂の予約不要

混浴風呂は使い捨ての湯あみを着用できます。

*2021/9/30で「日本秘湯を守る会」を退会しました

【岩の湯の温泉の特徴】

◆大人も子供も楽しめる洞窟風呂が名物
◆洞窟内はミストサウナのようで美肌効果あり?
◆家族風呂も充実している


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⇒「仙仁温泉 花仙庵 岩の湯」へのアクセス&宿泊予約はこちらへ

→「仙仁温泉 花仙庵 磐の湯」の客室情報はその1お部屋編へ

→「仙仁温泉 花仙庵 岩の湯」の食事情報はその3お食事編へ

→「仙仁温泉 花仙庵 岩の湯」の家族レポはその4へ

→「仙仁温泉 花仙庵 岩の湯」日帰りレポ ティールーム櫓はこちら

 

 【仙仁温泉 花仙庵 岩の湯】 宿泊レポ その2 お風呂編

 

*泉質情報はこのページの一番下にあります。

 

「仙仁温泉 岩の湯」について、

接客が完璧だとか、食事が旅館のレベルを超えているだとか、

温泉以外で話題に上ることが多いですが、

秘湯っ子は洞窟風呂の「仙人の湯」がとても気に入りました!

岩の湯205

洞窟風呂「仙人の湯」 の由来は、食事処の仙人像の上に書かれていました。

 

草津の放蕩息子が家を逃げ出した後、

行者になって白根から迷い込んだのが須坂の仙人厳でした。

見知らぬ老人から「お前が気に入ったからここに住め」と言われ、

行を積んで、やがて鬼や山神をも使役する仙人になったとか。

洞窟のヌル湯は、仙人になった行者が実家のある草津恋しさに、

山神を使って白根から遥々お湯を引いてきたということだそうです。

泉質は違うのに・・・(^o^)

 

チェックイン後、すぐに名物の洞窟風呂がある大浴場へ。

お部屋からは階段を下りて奥へずんずん進んだ突き当りです。

岩の湯59

手前にお稲荷様かな。

岩の湯58

飲泉所?内湯の中にもあったので飲まなかったです^^

 

【仙仁温泉 岩の湯 仙人風呂(洞窟風呂)】

岩の湯232

大浴場「岩窟 仙人風呂」入口

 

男女別の入り口で、左が女湯、右が男湯。

滞在中、入替はありませんでした。

入浴時間はチェックイン後、清掃の始まる午前11時まで。

 

*大浴場の写真撮影はNGですので、例のごとくパンフレットから。

 

脱衣所は棚に籐かごが20個くらい。

洗面台にはドライヤー2台とヘチマ水・パールミルク(乳液)、

ヘアバンド、ヘアブラシ。

浴室入口手前にバスタオル・ハンドタオルが常備されています。

 

浴室に入ると、目の前に飲泉所とかけ湯、

左側にカラン5台、うちシャワー4台。

岩の湯161

左奥のドアを開けると、12人サイズの石風呂内湯(43度くらい)。

写真は男湯かな?

 

さらにドアを開けて奥に進むと、

8人サイズの石組の立ち湯の露天風呂(42度くらい)があります。

女湯の露天風呂は2011年に新設されたそうです。

底は玉石をコンクリートで固めてあり、縁は岩風呂風になっています。

 

どちらもお湯は無色透明、無味無臭でした。

 

内湯の方は温度も高めで加温ありなので、

ピリピリと肌に刺激があります。

 

露天の立ち湯の方は温めで胸の高さまであり、ゆったりとできる感じ。

眺望はそれほどないのですが、杉林に囲まれていてとても落ち着きます。

まず、この露天風呂が気に入りました。

 

続いて洞窟風呂へ。

洗い場に湯浴みが置いてあるので、それを身に着けてドアを開けて入ります。

岩の湯194

湯浴み女性用:紺の半ズボン(紙製・使い捨てタイプ)、

上はカーテン生地のようなグレーの厚い生地。

タオル巻のようにして胸の部分をボタンで留めるタイプ。

湯浴み男性用:紺の半ズボン

子ども用もあります。

 

洞窟風呂の入り口を開けると、

人口の滝から足元にかなりの量のお湯が流れ出ていて、

その横にはまず温まるための加温風呂(6人サイズ、42度くらいの立ち湯)が

男性側・女性側にそれぞれ1つずつあります。

岩の湯162

入口の加温風呂(男湯側だと思います)

 

源泉温度が34度と聞いて、温まってからでないと寒いだろうなと思いきや、

洞窟で外気から遮断されており、

蒸し風呂状態で、少し暑い温水プールの室内にいるような感じ。

真冬(外気はマイナス7度)にもかかわらず、

お湯も気温も心地の良い温かさで、全く寒さを感じませんでした。

加温風呂にはほとんど入らなくても大丈夫なくらい。

岩の湯159

洞窟風呂入り口付近 手前は女湯側、奥が男湯側。

ここから奥へは左右に分かれており、洞窟風呂内は混浴になります。

写真奥に流れている滝も源泉です。

 

洞窟奥左側は奥行10mくらいで突き当りになり、

右側は30mくらい、源流を上って行く感じで、最後に滝つぼになっています。

昼間でも薄暗いので、

まるでインディージョーンズかグーニーズの世界(^_^)

 

入り口付近はやや人工的な造りですが、

奥に向かうにつれてだんだん野性味の溢れる岩窟風呂になっていきます。

底には細かい砂利が敷かれていて、段差も少なくずずんずん歩いて行けます。

 

岩の湯157

洞窟奥からの写真。

 

天井が低くなると、熱気がこもって温泉の匂いが増してきます。

内湯では無味無臭でしたが、洞窟風呂の奥ははっきりと硫黄の香りがします。

苦みも感じられました。

 

とくに、右側最奥部は生源泉!といった感じで、

お湯の鮮度もパワーも抜群です(^^♪

夜は静かすぎ&暗くてちょっと寂しいですが、

一旦外に出ても、やっぱりもう一度!と、

結局、奥に1時間以上居続けました^^

 

温度は34度とぬるいのですが、

湯上り後は洞窟風呂が一番温まる感じがしました。

無色透明の単純泉でも侮るなかれです♪

 

ちなみに、客室は満室だったと思いますが、

やはり洞窟風呂の最奥部が人気のようで、

チェックインから夕食前、夕食後22時過ぎ頃、

翌朝朝食前とチェックアウト直前は賑やかでした^^

 

チェックアウトは12:00で11:00からはお風呂の清掃時間なのですが、

その立て看板を知ってか知らずか、

11:00を過ぎても洞窟の奥には4~5人残っていました。

 

それにしても、これだけ広い洞窟風呂。

底に砂利が敷いてありますが、砂利も岩の表面も

まったくヌル付きがなく、

いったいどうやって掃除をしているのだろう???

と思ってしまいました。

この洞窟風呂の管理コストだけでも、

納得できる宿泊費なのではないかと思った次第です。

 

岩の湯57

湯上り後の休憩コーナー

岩の湯63

冷水と温かいそば茶が置いてあります。

 

廊下のドアは自動ドアが多いのですが、

こういうところにもお金がかかっているんだなぁという印象。

 

【仙仁温泉 岩の湯 家族風呂】

続いて、大浴場の少し手前、館内にある家族風呂

岩の湯54

入り口付近には2人サイズの丸いお風呂

岩の湯55

一段高くなった奥には2人サイズの石風呂

シャワーもありました。

グレーの大理石のような造りで見た目も若干地味で薄暗いです。

ここは眺望もなく、人気がないのか空いていることが多かったです。

貸切風呂が空いていなければこちらへという感じでした。

 

家族風呂・貸切風呂ともに予約不要で、

空いていれば鍵をかけて入るだけです。

タオルやアメニティもそれぞれ置いてあるので、

部屋から手ぶらで来てもOKです。

 

【仙仁温泉 岩の湯 3つの貸切風呂】

続いて、貸切風呂へ

岩の湯56

本館から大浴場へ向かう途中、 ドアの手前に階段があり、

そこを登って行くと貸切風呂が3つあります。

岩の湯201

一つ目。一番手前の「風姿の湯」

使用中の場合には、ドアの横に赤く「使用中」とランプが表示されます。

ドアを開けるとダークトーンの白木の脱衣所。

タオル、アメニティ、トイレも完備されています。

岩の湯202

内湯は楕円形で座るとちょうど首のあたりまでの深さがあります。

2人でゆったりと入れるサイズ。温度は43度とやや熱め。

加水用に水道の蛇口もあります。

蛇口の横のボタンを押すと、3~4分くらい下から泡が出てジャグジー風呂になります。

岩の湯203

一段高くなったところに石組の二人サイズの露天風呂があります。

温度は41度とややぬる目。

塀の隙間から山の景色を見ることができます。
「風姿の湯」から階段を数段上がると、湯上り処兼待合室があります。

岩の湯168

湯上り後も、貸切風呂の時間待ちにも便利な部屋です。

温かいそば茶と冷水が置いてありました。

 

ハンモックの椅子に木馬、絵本や宿泊者用のノートもありました。

大人が読んでも楽しそうな絵本。キリスト教の福音書も多かったです。

それと、宿泊者が書いたノートを読んでいると、

お子さんの書き込みが多く、しかもリピーターが多そうでした。

岩の湯196

湯上り処を通り過ぎた左角にある二つ目の「野守の湯」

待ち時間が多いため、後から増設されたお風呂だそうです。

岩の湯198

脱衣所と洗面所は他とほぼ同じ造り。

岩の湯199

内湯は木枠に石組、真ん中が深くなっていて、ジャグジーになります。

給湯口には温泉の成分が白く付着していて、

貸切風呂もれっきとした温泉なんですね。

岩の湯200

露天風呂は深いところと浅い所があり、

2人でゆったり、子供二人くらいなら家族4人でも入れるサイズ。

温度は41度くらいでぬる目でした。

お風呂からの眺望はありませんが、立ち上がると山の景色が見えます。

 

 

岩の湯229

さらに一番奥にあるのが「無想の湯」。

岩の湯230

内湯は「野守の湯」と似た感じで、中央部分が深くなっています。

岩の湯231

露天は、2人サイズと1人サイズのお風呂が段段になっています。

内湯からの眺望と解放感、居心地の良さは「無想の湯」が一番でした。

 

貸切風呂は、夜10時台と朝食後9時~10時台が混んでいて、

どこかが空くまで10~15分くらい待ちました。

待ち時間はあれど、短時間の時間指定で要事前予約だと、

時間に追われてゆっくりできないので、このシステムの方が良いのかなと思いました。

 

貸切風呂は、特に家族・カップル水入らずでというのでなければ、

どれか一つ入れば十分な感じでした。

実際には、女性同士のグループ3~4人が多かったですが。

 

満室の割にはお風呂で人と会うことがない・・・

とどこかのブログで読んだ気がしますが、

今回は早朝・深夜以外は、お風呂は混んでいました。

 

特に、夕食前の午後4時~5時頃は、

洞窟の奥に人が多くてなかなか行けず、

シャワーも埋まっていて順番待ちの状態でした。

従業員の方から、「お風呂はどうでしたか?」という感想を何度か求められましたが、

混んでいるかどうかアンケート替わりなのでしょうか。

 

とはいえ、部屋の静けさ&居心地の良さで十分くつろげるので、

お風呂が賑やかなのは特に気になりませんでした。

 

泉質にそれほどインパクトがないという前情報で行きましたが、

いやいや、洞窟風呂の楽しさと最奥部の生源泉はとても良かったです!

 

花仙庵 岩の湯 お風呂の感想

ハイクラスの宿なので、

部屋付の露天風呂や貸切風呂の方が人気があるのかもしれませんが、

加温してある貸切風呂にはあまり魅力を感じませんでした。

 

というわけで、泉質的には洞窟風呂の奥の方が一番良かったです!

 

1泊3万円以上する宿で、食事や部屋、接客が良いのは当たり前ですが、

かけ流し100%の温泉も備えている宿は珍しく(しかも天然の洞窟風呂!)、

そういったところも「岩の湯」の魅力かなと思います。

 

夜中に洞窟風呂で一人長居するために

また泊まってみたいと思ってしまうほどでした。

 

お気に入りのお風呂 → 女湯露天風呂・洞窟風呂の最奥部

 

泉質     ★★★★4.0点(洞窟風呂の奥4.3点)

リラックス度 ★★★★4.8点

清潔度    ★★★★4.6点

アメニティ  ★★★★4.3点

 

⇒「仙仁温泉 花仙庵 岩の湯」をインターネットで予約する

 

花仙庵 岩の湯 温泉情報

源泉:自家源泉2本 H17.5月の分析書

@洞窟風呂「洞窟仙人の湯」源泉温度 34.2度 湯量253L/分(自然湧出)
泉質:単純泉(弱アルカリ性張性温泉)ph8.4
蒸発残留物671mg/kg 溶存物質(ガス性除く)637.2mg/kg 成分総計640.1mg/kg

@内湯「ボーリング泉」泉温33.6度 湧出量175L/分(掘削自噴)
泉質:単純温泉(弱アルカリ性張性低温泉)ph8.4
蒸発残留物544mg/kg 溶存物質(ガス性除く)575.6mg/kg 成分総計578.5mg/kg
態様:源泉掛け流し・加水・加温なし(洞窟風呂)、加温あり(その他)
効能:神経痛、関節痛、うちみ・くじき、慢性消化器病、美肌効果、疲労回復、健康増進等

 

→「花仙庵 岩の湯」宿泊レポ お部屋編

→「花仙庵 岩の湯」宿泊レポ お食事編

→「花仙庵 岩の湯」の家族レポ

→「花仙庵 岩の湯」日帰りレポ ティールーム櫓はこちら

 

*ブログの内容は掲載時の情報です。

基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。

 



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