湯の峰温泉 世界遺産”つぼ湯”と公衆浴場”一般湯&薬湯” ★★★+

和歌山県田辺市にある世界最古の共同浴場「湯の峰温泉 つぼ湯&公衆浴場の入浴レポートです。

最終更新日  2018/3/12 訪問日  2014/9月下旬

【湯の峰温泉 公衆浴場】基本情報

ゆのみねおんせん こうしゅうよくじょう

住所:〒647-1732 和歌山県田辺市本宮町湯の峰110
TEL:0735-42-0074
公式サイト

*台風20号・21号の影響により2018年9月11日現在「つぼ湯」は休業中です。「一般湯・薬湯」は営業しております。最新の情報は公式サイトでご確認下さい。

⇒「湯の峰温泉」へのアクセス詳細&宿泊予約はこちらのページへ

【宿泊料金】

なし 日帰り入浴専門

口コミ評価:つぼ湯 google 4.6点、公衆浴場 google 4.3点/5.0点

【こんな人におススメ】

◆世界で唯一の温泉の世界遺産”つぼ湯”に入りたい
◆素朴な共同浴場が好き
◆源泉で温泉たまごを作りたい
◆公衆浴場で身を清めてから(湯垢離場)熊野詣に出かけたい


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【日帰り入浴】

◆つぼ湯
営業時間:6:00~21:00
料金:大人770円 小人460円
*一般浴場又はくすり湯1回入浴付

◆一般湯
営業時間:6:00~22:00
料金:大人250円 小人130円

◆くすり湯
営業時間:6:00~22:00
料金:大人390円 小人190円

◆くすり湯 家族風呂
大人510円 小人250円(1組30分)

広間休憩:500円/1時間

 

【世界最古の共同浴場&世界唯一の温泉”世界遺産” 湯の峰温泉 つぼ湯&公衆浴場】

 

湯の峰温泉は、熊野本宮大社から西へ5キロ、熊野街道の細い路地に旅館と民宿が13軒並ぶ小さな温泉街です。

渡瀬温泉・川湯温泉と合わせて「熊野本宮温泉郷」と呼ばれて、国民保養温泉地に指定されています。

 

湯の峰温泉の開湯は4世紀と古く、世界最古の温泉(の一つ)なのだとか。熊野詣の旅人を癒す温泉として数々の歴史書にその名が記されています。

温泉街には3つの共同浴場があり、

  • 世界遺産に登録されている「つぼ湯」
  • 公衆浴場の建物の中にある「一般湯」と「薬湯(くすり湯)」

があります。

特に「「つぼ湯」は、1日のうちに7色に変化するお湯だと言われ、観光客にも人気のお風呂で、タイミングによっては行列ができるほどです。

温泉街の中心部を流れる小さな川「四村川」。左に見える通が「熊野街道」です。

温泉街の無料駐車場は熊野街道の南側50mほどのところに20台分くらいあります。

公衆浴場の前には源泉の貯湯槽。

湯の峰温泉は硫黄泉なので、温泉街に到着すると辺りにたまご臭が漂っています。

川べりには温泉たまごを作る湯だまり(湯筒)があります。

湯の峰温泉は源泉温度が92度前後とほぼ熱湯に近いので、6~7分で美味しい温泉たまごができるそうです。

作りたい方は、生卵&ネット持参で。

近くの売店でも野菜や卵を販売しているそうですが、お店は閉まっていたので確認できませんでした。

川の上流を見ると岩場の隙間に「つぼ湯」の小屋が見えます。

温泉街の中ほどにある公衆浴場の建物

手前には「温泉くみとり所」があります。

10Lで100円なので、意外と安いです。

分析書が掲示されていましたが、持ち帰り用の温泉は公衆浴場の源泉とは異なるようです(2014年9月現在)。

くみとり湯は自然湧出、かつ硫黄成分は一番多くなっています。

 

【世界遺産”つぼ湯”の入浴方法】

お目当ての「つぼ湯」に入浴するには、公衆浴場の建物前にある券売機で入浴券を購入し、管理人さんから整理番号を受け取って「つぼ湯」の前で順番を待ちます。

公衆浴場の入口にある券売機。

湯の峰温泉にある3つの公衆浴場はそれぞれ別料金になっていて、「つぼ湯」だけ770円と高いのですが、「つぼ湯」を利用すると「一般湯」又は「くすり湯」のどちらか1回分の入浴料が無料になります。

3つのうち、シャンプーや石鹸が使えるのは「一般湯」だけです。髪を洗いたければ「つぼ湯」+「一般湯」を選ぶのでしょうが、お値段的には「つぼ湯」+「くすり湯」の方がお得感がありますね。しかも、「くすり湯」は加水なしの濃度100%源泉なので、泉質にこだわりのある人には人気があります。

 

3津の共同浴場の料金

◆つぼ湯 大人770円

◆一般湯 大人250円

◆くすり湯 大人390円

 

【「つぼ湯」の混雑具合は?待ち時間は?】

訪問したのは9月下旬の汗がにじむ夏日の午前中。

前泊の宿を少し早めにチェックアウトし、湯の峰温泉に到着したのが10:00少し前でした。

川岸から並んでいる人を見るとすでに4組いました!つまり、入浴中の人を入れると私の順番は6番目。

平日なのに何て暇人ばかりなんだ!(←自分もですが)

宿のチェックインの時間前後だったので、もしかすると一番混んでいる時間帯だったのかもしれません。

 

「つぼ湯」は1回の30分までの貸切制となっているので、1人1人がマックス30分利用すると最低2時間半はかかり、旅程を大幅に変更しなければならなくなります。さぁどうしましょう???

しかし、真夏ではその心配は無用でした\(^o^)/

理由は入ればわかります^^

 

【湯の峰温泉 世界遺産 貸切内湯 つぼ湯】

それでは料金を払って「つぼ湯」へ。

公衆浴場から川の上流側にそのまま歩いて30mほど進み「湯駒茶屋」を通り過ぎると待合所があります。

そば・うどん、温泉水を利用したコーヒー等を提供している「湯駒茶屋」

屋根の付いた「つぼ湯」の待合所。

ここで前の人がお風呂から出てくるまで待機します。

「つぼ湯」の建物は橋のたもとにあります。

川沿いの岩の間からお湯が沸いているので、湯船は川底とほぼ同じ高さにあります。

橋の上から見た「つぼ湯」の湯小屋。

2時間半かかるかと思ったら、40分で順番が来ました!

みんな出るのが早いです(゜o゜)

 

中に入るとその理由が分かりました。

まず、ドアの外で靴を脱ぎ、自分の番号「6」を入口に掲げて中へ入ります。

脱衣所には「つぼ湯」の心得なる案内がありました。外国人も多いので、英語でも併記されています。

湯舟の温度が熱くないか確認する、1回30分の制限あり、外で靴を脱いで番号を入口にかけて等々、普通のことが書いてあります。

 

焦っていたのか脱衣所の写真は撮り忘れましたが、スノコを敷いた簡易な棚があっただけだったと思います。

そして、脱衣所から4~5段降りた岩場に「つぼ湯」があります。

「つぼ湯」は本当に小さい! 観光協会では定員2~3人と書いてあったけれど、3人は無理ではないかと。

しかも、湯小屋の中全体が蒸し風呂のように暑く、立っているだけで汗が出てきました。

*外の気温は28度前後、小屋の中は35度くらい?。

体育座りをして入るとこんな感じに。入口が段差になっているので、つぼ湯内部は2人入ればいっぱいに。

この洞窟のような空間は、上高地にある「卜伝の湯」(中の湯温泉所有)を思い出しました。

岩の隙間から染み出る源泉。底の方からも熱い水流を感じます。

石にマジックで「水」と書かれていたので少しお水を足しました。

湯舟の中は45度くらいあり、前の人もかなり加水したでしょうが、どこからともなく湧いてくるお湯の量が意外と多く、あっという間に温度が上がってしまうようです。

お湯は青みがかっていますが、ほとんど濁りもない透明な状態。

朝早くだったからか、鮮度は良かったです。

硫黄泉は時間が経つと白くなることの方が多いので。

 

これで、前の人たちが1人5分~10分で烏の行水だった理由が分かりました。

夏場ではお湯が熱すぎて長居できないというのと、青いお湯を想像していたら違ったので、さっと入って写真を撮たら退散したのかなと。

湯舟からの眺め。

目の前に時計があって、早く出てねと急かされているようでした。

 

【つぼ湯の感想】

世界遺産に登録された唯一の温泉であるということと、まさに壺のような小さなお風呂という物珍しさから1度は入っておきたい温泉です。

今回は熱すぎたのと、並んでいる人が多かったので、お湯を堪能するまでには至りませんでしたが、ほのかな硫黄臭のするさっぱりとしたお湯で、東日本ならば「木賊温泉の岩風呂」に似ているかなという感じがしました。木賊温泉も朝は透明ですが、夕方過ぎには白く濁り始め、時々青くなるので、その点でも似ています。

訪問するタイミングに寄りますが、並んでいると1時間以上待つことになるので、人が多ければ先に公衆浴場に入ったり、温泉たまごを作って時間を潰すのもアリかと思います。

 

【湯の峰温泉 公衆浴場 一般湯】

続いて公衆浴場の一般湯へ。

「一般湯」と「くすり湯(薬湯)」は分析書を見る限り同じ源泉を使用しているようです。

何が違うかというと、「一般湯」の方は加水してありますが、「くすり湯(薬湯)」の方は水の代わりに源泉を冷ましたお湯を投入しているので、純度100%。薬効成分が多いので「くすり湯」ということなのでしょう。

「くすり湯(薬湯)」の方は洗い場はあるものの、石鹸シャンプーは使用できません。

先ほどの券売機の前に男女別の入口があります。

脱衣所には無料ロッカーと洗面台。ドライヤーなし。

こちらが一般湯のお風呂。桧なの槇なのか分かりませんが、年季の入った木造りの浴槽、壁のタイルは意外とモダンな感じ。

3~4人入ればいっぱいになってしまう小さなお風呂です。

お湯はうっすらと白濁しています。温度は41.5度くらい。加水してあるとはいえ、たまご臭も十分感じられます。

源泉名「なし」泉温89.6度 湧出量 87L/分(掘削自噴)
泉質:含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)pH7.8

お風呂からの眺め。

熱すぎたつぼ湯の後だったので、居心地の良い湯加減でした。

洗い場にはカランが8台くらい。石鹸、シャンプーは置いてないので要持参です。

 

【湯の峰温泉 公衆浴場 くすり湯(薬湯)】

最後に薬湯です。

入口

踊り場を経てさらに奥へ。

「くすり湯」の脱衣所は1.5畳ほどのスペース、ロッカーと洗面台があります。

洗面台の下には「冷やした源泉」と書かれたポリタンクが多数。

真水の代わりにこれを入れてお湯を冷ますということですね。

こちらが「くすり湯」の浴槽。

5~6人サイズの広さです。

湯口の周りは硫黄の成分で白くなっています。

浴槽の中も消しゴムかすのような湯花がたくさん沈んでいました。

湯舟の温度は43.5度。熱めですが、たまご臭も一般湯より強く、湯の峰温泉本来のお湯を楽しめます。

身体を洗う必要がなければ、やはり「くすり湯」の方がおススメだと思います。

洗い場にはカランのみ。

 

【湯の峰温泉 つぼ湯・一般湯・くすり湯 温泉の感想】

 

わずか100m足らずの街道沿いにある小さな温泉街ですが、湯けむりと硫黄臭が漂う様子は秘湯らしい情緒があって、とても雰囲気が良いです。

ここまで来たら「つぼ湯」には絶対に入っておきたいので、待ち時間を考慮してスケジュールを立てるのがおススメです。

 

泉質

つぼ湯 ★★★★4.2

一般湯 ★★★★4.1

くすり湯 ★★★★4.3

 

お風呂の雰囲気

つぼ湯 ★★★★4.3

一般湯 ★★★★4.0

くすり湯 ★★★3.8

 

清潔感

つぼ湯 ★★★★4.1

一般湯 ★★★★4.0

くすり湯 ★★★★4.2

 

接客サービス ★★★★4.4

 

⇒「湯の峰温泉」の宿をインターネットで予約する

 

 

【湯の峰温泉 つぼ湯&公衆浴場 温泉情報】

◆お風呂

つぼ湯:貸切内湯1
一般浴場:男女別内湯各1
くすり湯:男女別内湯各1
くすり湯貸切:貸切内湯1

◆源泉

◆「つぼ湯」の分析書なし

◆「一般浴場&くすり湯」の分析書 H13.11月のもの

源泉名「なし」泉温89.6度 湧出量 87L/分(掘削自噴)
泉質:含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)pH7.8
蒸発残留物 1,228mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)1,763mg/kg 成分総計1,781mg/kg
メタケイ酸162.8mg、硫化水素イオン2.8mg、チオ硫酸イオン2.0mg、硫化水素ガス0.5mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水あり、加温なし、塩素消毒なし(*くすり湯は加水なし)

◆「温泉くみとり所」の分析書 H18.3月のもの

源泉名「混合泉(上人湯・平成2号)」泉温59.0度 湧出量 20L/分(自然湧出)
泉質:含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(中性性低張性高温泉)pH7.1
蒸発残留物 1,185mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)1,412mg/kg 成分総計1,414mg/kg
硫化水素イオン1.6mg、チオ硫酸イオン6.1mg、硫化水素ガス1.3mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし

*ブログの内容は掲載時の情報です。

基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。



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