【北海道】天人峡温泉 天人閣 宿泊 その1 お部屋編 ★★★ [閉館]

天人閣-部屋30

北海道東川町にある天人峡温泉「天人閣」の宿泊レポートです。

最終更新日 2022/9/27 訪問日  2015/6月中旬

【天人峡温泉 天人閣】基本情報

てんにんきょうおんせん てんにんかく

住所:〒071-1400 北海道上川郡東川町天人峡
TEL:0166-97-2111
公式サイト

*2018/12月に閉館しました

【宿泊料金】

1泊2食付4,320円~18,000円 お一人様〇 素泊まり〇 湯治対応〇 自炊×
素泊まり3,240~9,720円 1泊朝食付7,560円~10,260円

口コミ総合評価:楽天トラベル3.87点、じゃらん4.1点/5.0点/5.0点

【こんな人におススメ】

◆風光明媚で静かな環境、団体客のいない温泉が良い
◆ダイナミックな眺めの良い宿が良い
◆温泉重視なので設備の古さには多少目をつぶる


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→「天人峡温泉 天人閣」のお食事情報はその2お食事編へ

→「天人峡温泉 天人閣」の温泉情報はその3お風呂編へ

 

【日帰り入浴】

営業時間:12:00~17:00
料金:大人1,000円 小学生500円(フェイスタオル付)

アクセス

◆車
旭川方面:道央道「旭川北IC」又は「旭川鷹栖IC」から東川町経由、道道1160号・213号を旭川方面へ、忠別湖で天人峡へ、1時間。
富良野方面:国道237号線~美瑛経由、道道213号を旭川方面へ、忠別湖で天人峡へ。1時間~1時間10分。
ドラぷら
◆電車
JR「旭川駅」から宿の無料送迎バス「羽衣ライナー号」あり。
旭川駅前西武旭川店(宮下通り側)出入口付近より出発。1日2便。要予約。
Yahoo!路線情報
◆飛行機
旭川空港(JAL・ANA・コードシェア便含む)から77番線「旭川行」バスで「旭川駅前」下車。旭川駅前からは宿の送迎バスを利用。空港バス時刻表
◆高速バス
楽天トラベル高速バス予約mat=201OBE+9UUFMY+2HOM+BW8O1″ alt=”” width=”1″ height=”1″ border=”0″ />

地図

【天人峡温泉 天人閣 宿泊 その1 お部屋編】

天人峡温泉は旭川市内から車で1時間。

途中、大雪山旭岳方面と2差路に分かれる天人峡の秘境にある温泉街です。

 

温泉街と言っても4軒あった宿のうち、2軒は廃業してしまい、

現在営業中の宿は、

天人峡入口の「御やどしきしま荘」と一番奥に建つ「天人閣」の2軒だけとなっています(2019年以降は「しきしま荘」のみに)。

 

昔は団体ツアーも盛んだったのだろうなという少し哀愁を感じさせる寂れた温泉街です。

湧駒荘103

旭川方面から道道213号線を走っていると、旭岳温泉と天人峡温泉の分岐に出ます。

ここから8キロの一本道です。

天人閣-部屋60

忠別湖

 

旭岳温泉は登山にスキーと1年を通じて観光客で賑わっていますが、

天人峡温泉に向かう道は急に静かで人気のない秘境の雰囲気が漂ってきます。

天人閣-部屋1

通り沿いにはヒグマ注意の看板。

しばらくしてトンネルをくぐると天人峡に出ます。

天人閣-部屋2

トンネルから見える4軒の宿。

天人閣は一番奥の建物です。

天人閣-部屋59

温泉街に入ってまず驚くのが切り立った岩肌。

ダイナミックな景色が広がっています。

天人閣-部屋7

トンネルの上もこの通り。いつがけ崩れが起きてもおかしくない感じです。

天人閣-部屋8

近くには「羽衣の滝」という名所があり、遊歩道が整備されているのですが、

訪問時(2015年6月)には土砂崩れのため通行止になっていました。

天人閣-部屋58

天人峡温泉 周辺の観光案内図

周辺には羽衣の滝をはじめとする景勝スポットがあります。

天人閣-部屋12

温泉街の一番奥に行くと鉄筋コンクリート7階建ての天人閣の建物。

かなりの大型旅館であることに驚きです。

天人閣-部屋15

天人閣の玄関。

かなりくたびれた昭和時代の観光ホテルといった雰囲気です。

天人閣-部屋16

某バス会社のツアー。14日間の日程ってすごいですね(*_*)

 

とはいえ、滞在中は個人客しかおらず、

口コミを読んでいても団体客(特に外国人)がいてうるさかったという意見は見られませんでした。

周辺の観光スポットも土砂災害で通行止めだし、

温泉地としてはそれだけ寂れてしまっているのかな。

天人閣-部屋17

エスカレーターがあることに驚き。フロントは2階です。

昔はさぞかし賑わっていたのだろうなと、少しもの悲しさを感じました。

天人閣-部屋49

2階に上がると正面がフロント。

天人閣-部屋48

部屋着は作務衣なので、浴衣希望であればフロントで選べます。

 

今回は楽天トラベルのANA楽パックという航空券+宿1泊で予約しました。

宿だけの価格は、

「ビジネスマン応援プラン グラスビールサービス付」1泊2食付1名泊で10,800円

でした。

 

制服を着た従業員さんに案内されました。

どなたも感じが良く、丁寧な接客でした。

天人閣-部屋55

エレベーターに乗ると、こんなユーモアが書かれていました。

お風呂に向かう長い階段にも同じような下りがあり・・・。

設備の古さも愛嬌で乗り切っているなぁと感心してしまいました。

天人閣-部屋27

天人閣 館内案内図。

 

左が今回宿泊した本館客室です(エレベーターあり)。

お風呂は右奥の第3別館にあり、

本館からは第1別館の売店を抜けて階段を2階分降りる必要があります。

別館にはエレベーターがないので、足腰が弱い方にはちょっと厳しい距離です。

天人閣-部屋29

4階客室の廊下。

天人閣-部屋50

通された部屋はエレベーターの真向かいでした。

空いていたからか、便利な部屋に通された感じです。

天人閣-部屋19

こちらが客室。1人泊なのになんとトリプルベッド(笑)。

絨毯敷きの12畳にフローリングの広縁4畳分くらいあり、かなり広いです。

ただ、築30年くらいの古さを感じさせる雰囲気ではあります。

天人閣-部屋20

広縁にはテーブルセット、壁際には冷蔵庫とテレビ。

天人閣-部屋24

窓際には暖房専用のエアコン。

夏はクーラーはなく、扇風機はフロントで貸し出しています。

北海道でかつ標高600mあるので、真夏でも30度を超えることはないと思いますが、

暑がりな方だとちょっと辛いかもしれません。

天人閣-部屋23

壁際には中型の空の冷蔵庫、電気ポットと冷水ポット。

天人閣-部屋22

お茶セット。緑茶はティーバッグでした。

天人閣-部屋56

お茶請けは種なし梅

天人閣-部屋21

ベッドの横には暗証番号式の金庫がありました。

天人閣-部屋18

入口のドアの正面の通路の奥には洗面台と洗浄式トイレ、バスタブもあります。

古いですが、設備は十分整っています。

天人閣-部屋32

部屋着の作務衣とタオルセット。

作務衣は薄いジャージー生地のようなテロンとした素材でした。

アメニティは歯ブラシ、ヘアブラシ、カミソリ。

天人閣-部屋30

部屋からの眺めはダイナミック。

すぐ下を大きな川が流れているのですが、雨が続いた後だったからか、

結構な轟音で、窓を開けるとテレビの音が全く聞こえないくらいでした。

 

まだ6月中で寒く、さすがに4階なので虫は上がって来ませんでしたが、

夏場は窓を開けると虫が来るかもしれませんね。

 

お部屋の紹介は以上です。

 

天人閣-部屋33

こちらはロビー

天人閣-部屋34

コーヒーなどを注文できるカウンター

天人閣-部屋35

湯上りの冷水ポット。天人峡の天然水です。

東川町は上水道の普及率ゼロなので、飲料水は湧水を使用しています。

天人閣-部屋46

ロビーの裏は自動販売機コーナー。

ソフトドリンクとビールがありました。

フロントの横にもソフトドリンクとたばこの販売機があります。

天人閣-部屋47

隣りにはスナック菓子とカップラーメンのコーナー。

天人閣-部屋36

フロントのある本館とお風呂のある第3別館を結ぶ通路にある売店。

天人閣-部屋37

コンビニアイス

天人閣-部屋42

売店の奥にはゲームコーナー。

古い機種だけかと思ったら、どれも新しいです。

天人閣-部屋45

ザ・警察官2 全国大追跡スペシャル

最近、ゲームセンターが少なくなり、行く機会もほとんどないので、

どことなく懐かしさを感じてしまいます。

天人閣-部屋44

こんなところにまでいた(^o^)

天人閣-部屋38

ゲームコーナーからお風呂に向かう通路には、

「天人閣のあゆみ」と書かれた年表と写真がありました。

 

明治30年に温泉が発見され、転機は昭和9年に大雪山が国立公園に指定された時でした。

道路が整備され、バスの運行が始まり、昭和11年に天人閣の前身である建物が完成。

第二次大戦中は帰還兵で賑わい、高度成長期には観光ブームで次々と建物を増築していきました。

しかし、宿の歴史は平成9年で終わっています。

 

昔は観光バスで団体客が押し寄せる宿だったのでしょうが、

時代の流れは残酷というか、

シーズン前とはいえ、これだけの大型旅館に人が少ないのにもの悲しさを感じてしまいました。

天人閣-部屋43

現在こんな姿の宿だったら、逆に良い観光資源になりそうなのに・・・。

 

【取り壊しに10億円かかるというニュースが(2022年9月26日)】

⇒7年前に宿泊した女性として私が電話インタビューに答えています。客室と露天風呂の画像提供もしています。

【天人閣 お部屋の感想】

7階建ての立派な建物ですが、老朽化が激しく、あまり清潔感もありません。

とはいえ、大型旅館なので客室の造りは広く、

温泉や食事の質を考えれば値段相応に満足できるレベルでした。

 

フロントでも食事処でも、従業員の対応はとても良かったので、

最終的にはサービスで評価が決まると考えさせられる宿でした。

 

口コミ評価の点数が低いので、

覚悟をして出かけるとそれほど悪くないという感想になります。

何も知らずに出かけるとちょっとびっくりするかもしれません。

 

部屋の広さ★★★★4.6

設備★★★★4.0

アメニティ★★★★4.3

清潔感★★★3.6

接客サービス★★★★4.5

 

【天人閣 宿情報】

チェックイン/アウト 15:00~/~10:00

クレジットカード利用可

鉄筋コンクリート建 4階 全99室

エレベーターあり(お風呂の棟にはありません)

 

天人峡温泉 天人閣 宿泊予約サイト

→お問合せの前に*ネットでの宿泊予約が初めての方へ

 

→「天人峡温泉 天人閣」宿泊レポ その2 お食事編

→「天人峡温泉 天人閣」宿泊レポ その3 お風呂編

 

*ブログの内容は掲載時の情報です。

基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。



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