【佐賀】古湯温泉 鶴霊泉 宿泊 その3 お風呂編

佐賀県佐賀市にある古湯温泉「鶴霊泉」の入浴レポートです。

【古湯温泉 鶴の恩返し よみがえりの宿 鶴霊泉】温泉情報

ふるゆおんせん つるのおんがえし よみがえりのやど かくれいせん

◆お風呂

男女別大浴場 内湯各2(入替なし)15:00~23:00 7:00~9:00
貸切2(うち1つは別館専用)15:00~22:30(最終受付21:50)
足湯1

口コミ評価:Google 3.8点/5.0点

【鶴霊泉の温泉の特徴】

◆砂場と呼ばれる足元湧出のぬる湯が名物
◆庭園を眺めながら入浴できる貸切半露天風呂がある


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⇒「古湯温泉 鶴霊泉」へのアクセス&宿泊予約はこちら

→「古湯温泉 鶴霊泉」の客室情報はその1お部屋編へ 

→「古湯温泉 鶴霊泉」の温泉情報はその2お食事編へ 

 

【日帰り入浴】

営業時間:11:00~14:00受付(以降の時間は要連絡)
料金:大人 1,000円 小人 500円 (利用1時間以内)
貸切風呂「朝霧の湯」2,000円・「夕霧の湯」2,500円

昼食プラン 2,000円~5,000円
11:00~14:00(13:00L.O)
夕食プラン 5,000円~6,000円
17:00~20:00(19:00L.O)
*食事付プランは要予約、貸切風呂の利用は+1,500円

「九州温泉道」対象施設です

 

【古湯温泉 鶴霊泉 宿泊 その3 お風呂編】

「古湯温泉」(ふるゆおんせん)は、佐賀市中心部から北へ18キロほどの所にある小さな温泉街です。

隣りの熊の川温泉と並び、ぬる湯の名湯として昭和41年に国民保養温泉地に指定されています。

古湯温泉の歴史は古く、古文書によれば今から2,200年前、秦の始皇帝の時代に不老不死の秘薬を探しに来た徐福により発見されたと言われています。

その後、災害により温泉は埋没してしまいましたが、江戸時代・寛政3年(1791年)、岩間から流れる水に鶴が足を浸していたところ、数日して傷が全快し飛び立って行ったのを村人が見て不思議に思い、岩間を確かめたところ、ぬる湯が湧き出ており、さらに深く掘ると以前浴場に使われていた木材の破片が出てきました。これは徐福の発見した湯だということで「鶴の湯」と命名され再興されました。

「鶴霊泉」は、4つある古湯温泉の源泉の1つを持つ宿なのですが、もともとは公衆浴場として利用されていた場所に宿が建っています。

 

「鶴霊泉」のお風呂は、

  • 男女別大浴場 内湯各2(入替なし)
  • 庭園貸切風呂「夕鶴の湯」1(宿泊者無料)
  • 展望貸切風呂「朝霧の湯」1(別館専用)

があります。

 

「朝霧の湯」は、離れにある客室専用の貸切風呂ですが、日帰りでは有料で利用できます。

大浴場はフロント裏にある階段を下りた地下1階にあります。

入浴時間は15:00~23:00 7:00~9:00となっており、深夜早朝は利用できません。

脱衣所には脱衣棚とカギ付のロッカー、洗面台、ドライヤーがあります。

替えのフェイスタオル、シャワーキャップなどのアメニティも用意されています。

こちらが浴室。

歴史のある古い温泉の浴室とは思えないややモダンな造りで、黒いタイル張りのお風呂が2つあります。

バックライトのような青い光にやや違和感^^

 

以前は石畳の様なタイル敷きだったり、畳敷きだったこともあるようですが、

代替わりしてからモダンな感じに変わったのかな。

入口近くにある浴槽は加温したお風呂です。

 

4~5人サイズで、温度は42度強。

もともと成分の濃いお湯ではないので、加温するとほとんど温泉らしさは感じません。

加温循環ろ過、塩素消毒ありの表示ですが、塩素臭はまったくありませんでした。

 

先に加温浴槽に入ってしまうとぬる湯が冷たすぎて辛いので、

ぬる湯→加温風呂の順に入り、その後交互浴を繰り返すと良いそうです。

 

続いてぬる湯へ。

青い光に照らされたぬる湯は「砂場」と呼ばれ、浴槽の底にはサラサラした砂が敷き詰められています。

砂は源泉が湧き出る岩盤を保護するために敷かれています。

 

浴室が密閉されていてほどよく暖かいので、

36度のぬる湯とはいえ入ってしまうとそれほど冷たさは感じません。

 

お湯は無色透明、無味無臭ですが、とても柔らかく身体がほぐれる感じがします。

 

源泉名「富士町第二源泉(鶴霊泉)」泉温36度 湧出量-(自然湧出)
泉質:アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性温泉)pH9.28

壁にある湯口からも非加温の源泉が注がれています。

 

隣りの加温浴槽からも少しお湯が流れ出ているので、純粋なかけ流しではないのですが、

足元からも源泉が湧いているので、実質かけ流しと言って問題はないと思います。

砂底の岩盤の間のあちこちから10秒おきくらいにプクプクと泡が上がって来て

足元湧出の温泉であることが確認できます。

 

浴感はそれほど温泉らしい特徴はあまりないのですが、

なぜかとても居心地が良く、ずっと砂場の方にいました。

出た後は体がポカポカするので、加温浴槽に入る必要もないかなという感じで、一度入ったきりでした。

 

以前、高円宮様が宿泊された時もぬる湯にばかり入っていたそうですよ^^

 

源泉浴槽は短時間入浴しただけではただのぬるい温泉にしか感じないかもしれませんが、

夕食を食べすぎて苦しかったのに、浅間で熟睡、目覚めはスッキリ。

やっぱりただの温泉とは違うなと思いました。

 

今回は4~5組宿泊していましたが、誰と合うこともなく貸切でぬる湯に長居できました。

シャワー台

石鹸、シャンプーセットは置いてあります。

壁には不老不死の仙薬を求めて中国からやって来た「徐福」の伝説が記されています。

1枚目には徐福が来日した経緯、2枚目には古湯温泉発見の経緯、3枚目には案内役を務めた「辰」の悲しい恋物語が書かれていました。

浴室の向かいにある休憩スペース。冷水が用意されていました。

部屋の冷蔵庫には温泉水を冷やしたポットも用意されています。

 

【古湯温泉 鶴霊泉 庭園貸切風呂 夕鶴の湯】

続いて貸切風呂へ。

 

2箇所あるうちの「夕鶴の湯」は、宿泊者は1回無料で利用できます。

チェックインの時に予約時間を指定できます。

利用時間は15:00~22:30(最終受付21:50)まで、1回50分。

 

時間になったらフロントに告げるとお風呂まで案内してくれました。

 

「夕鶴の湯」は、俳優の仲代達也さんが命名したのですが、ほぼ毎年宿泊している常連さんだそうです。

「夕鶴の湯」はフロントから左奥の廊下へ、別館に向かう途中に出入り口があります。

 

一旦外に出て階段を下りると脱衣所の入口があります。

脱衣所内は1畳ほどのスペース。ドライヤー、フェイスタオルやアメニティも置いてあります。

こちらが「夕鶴の湯」

浴室は4畳半くらいの広さ、窓際に石組みの3~4人サイズのお風呂があります。

障子の向こうに怪しい光が見えますね^^

岩の間に湯口があり、加温されたお湯が注がれています。

 

温度は42度。塩素臭はありません。

同じ加温浴槽でも、大浴場よりも柔らかいお湯に感じました。

景色も見えるので、居心地は良いです。

岩場にはシャワー台とシャンプーセットが置いてありました。

入浴中に襖の向こうに見えるライトアップされた庭園の景色

七色のグラデーションに光っていて、数秒ごとに色が変ります^^

昼間はこんな落ち着いた日本庭園です。

池の奥に見える障子のある建物が「夕鶴の湯」です。

 

【古湯温泉 鶴霊泉 足湯】

中庭は庭園を眺めながら入浴できる足湯もあります。

 

【古湯温泉 鶴霊泉 食事付プラン】

「鶴霊泉」では、昼食又は夕食付のプランもやっています。

食事がとても美味しいので、おススメですよ♪

参考:「鶴霊泉」お食事編

 

【メニュー】

田舎御膳(ワンプレート 昼食2,000円

豚しゃぶ会席(8品) 昼食3,000円

おまかせ会食(9品) 昼食4,000円 夕食5,000円

佐賀牛会席(10品) 昼食5,000円 夕食6,000円

 

*食事は半個室の食事処 プランは要予約

*入浴料込、貸切風呂は+1,500円で利用可能

 

【古湯温泉 鶴霊泉 温泉の感想】

 

九州ではめずらしい足元湧出のぬる湯で、ぬる湯好きにはとても居心地のいい温泉でした。

逆にぬる湯の良さが分からないと、

あまり温泉らしさを感じないのでつまらないと思ってしまうかもしれません。

 

ぬる湯は長く浸かると良さが分かるので、「鶴霊泉」は宿泊の方がおすすめの宿だと思います。

 

泉質★★★3.9

お風呂の雰囲気★★★3.0

清潔感★★★★4.3

 

⇒「古湯温泉 鶴霊泉」をインターネットで予約する

 

【古湯温泉 鶴霊泉 源泉情報】

源泉名「富士町第二源泉(鶴霊泉)」泉温36度 湧出量-(自然湧出)
泉質:アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性温泉)pH9.28
蒸発残留物 -mg/kg 溶存物質(ガス性除く)mg/kg 成分総計192mg/kg
メタケイ酸51.5mg/kg
態様:砂場は源泉かけ流し、その他は加温あり、循環ろ過あり、塩素消毒あり(塩素臭なし)

 

→「古湯温泉 鶴霊泉」宿泊その1 お部屋編 

→「古湯温泉 鶴霊泉」宿泊その2 お食事編 

 

*ブログの内容は掲載時の情報です。

基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。



 

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