北海道中標津町にある養老牛温泉「湯宿だいいち」の宿泊レポートです。
| 最終更新日 | 2020/8/21 | 訪問日 | 2020/2 |
【養老牛温泉 湯宿だいいち】基本情報
ようろううしおんせん ゆやど だいいち
住所:〒088-2684 北海道標津郡中標津町養老牛518
TEL:0153-78-2131
公式サイト
⇒「養老牛温泉 湯宿だいいち」へのアクセス詳細&宿泊予約はこちらのページへ
【宿泊料金】
1泊2食付13,540円~30,024円 お一人様△ 素泊まり× 湯治× 自炊×
口コミ評価:Google 4.6点/5.0点
【こんな人におススメ】
◆北海道で口コミ評価の高い宿を探している
◆野生動物をウォッチングしたい
◆団体客のいない落ち着いた宿が良い
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【日帰り入浴】
営業時間 *要確認
13:00~15:00(16:00退館)、19:00~21:00(22:00退館)
料金:大人600円、中学生500円、
定休日:週1回大掃除あり(14:00~15:00)
*本館のみ利用可(岩盤浴不可)
*2020/8/1から営業時間変更、夜の部はなくなりました
【養老牛温泉 湯宿だいいち】
北海道中標津町にある「養老牛温泉 湯宿だいいち」に一人で1泊してきました。
「湯宿だいいち」は、ちょっと前までは「日本秘湯を守る会」の宿でしたが、退会してしまいました。
退会の理由は分かりませんが、今と当時の様子はそれほど変わっていないようなのでオーナーさんも同じなのだと思います。
北海道の温泉関連のランキングで必ずベスト3位以内には入っていると言っていいほど、予約の取りにくい人気の旅館です。
現在のところオフシーズン(11月~GW前)しか一人で泊れないのですが、寒い冬の北海道にはなかなか行く気になれず5年くらい先延ばししてしまっていました。
でも、冬の北海道には流氷もあるし、北海道ならではのイベント(氷や雪に関する祭り)もあるということで行ってみることにしました。
1か月前に予約しましたが、残りは平日でも3~4部屋、翌日は1部屋しかなく、人気のほどをうかがえました。
部屋は本館、新館とあり、新館の方が広くてモダンな部屋でお値段も少々高めです。
部屋の造りは一つ一つ異なるので、リピーターにはそれぞれお気に入りの部屋があり、そういう人気の部屋は3か月以上先まで空いていないそうです。
でも、一人でも空いていればどの部屋でも泊まれるそうです。
中標津空港からは車で25分と近いのですが、冬は周りにはほとんど何もない場所なので、「湯宿だいいち」に泊まるならばゆっくり2~3泊して、野生動物(シマフクロウやエゾクロテンが来る)をのんびり眺めるというのが良いのかなと思いました。
今回は初めてということでとりあえず1泊のみ、一番安い本館の部屋にしました。
これだけ人気の宿にも関わらず、一人旅で15,000円(税別)で泊まれるなんて安いにもほどがある!というのが感想です。
どんな理由で人気があるのかなと、出かける前と後では感想が違ったのですが、「日本秘湯を守る会」の宿で強いて例えれば長野県にある「仙仁温泉 岩の湯」をカジュアルにアットホームにしたような感じ、「沓掛温泉 満山荘」が好きな方にも好みにマッチするタイプの宿ではないかと思います。
温泉はもちろん源泉かけ流し100%です!混浴もありますよ^^

養老牛まであと11キロ。

大平原の向こうに見えるのは斜里岳?
冬は本当に周りに何もない場所でした。
近くにある牧場も冬季は休業のようです。

隣の標津町から国後までは24キロ、肉眼でも見える距離です。
現在は養老牛温泉にある旅館は「湯宿だいいち」だけになっていまいました。

「湯宿だいいち」の入口

左右横に長い建物です。
左が駐車場ですが30台以上置けます。

正面は新館の建物
新館は2011年7月にオープンしたそうです。

右は本館の建物
(もしかしたら新館・本館が逆かもしれませんが)

玄関は奥ですが、現在は工事中です。
玄関の工事は2020年4月25日(土)までの予定。
チェックイン後はほとんど音は聞こえてきませんでしたが、翌朝は10時頃から工事していました。

閉館した隣の「養老牛ホテル」を買い取って、こちらの建物と繋げる工事をしています。
「養老牛ホテル」の方は6月にリニューアルオープンする予定ということですが、コロナの影響もありそうなのでどうなるでしょう。
オープンすれば通年で一人でも泊まれるシングルの部屋が増えるそうです。
中標津にある、養老牛温泉の湯宿だいいち。
冬に行った時には隣の元ホテル養老牛を工事中だったけれど、だいいちの建物に合わせてシックな外観になり改装工事が終わったようだった(3枚目)。
また泊まりに行きたい❣️ちょっと遠回りだったけど気になったので見てきた。 pic.twitter.com/bctygfg8RC
— 秘湯宿.com (@hito_yado) September 11, 2020

仮の玄関
歓迎のパネルを見ると外国人が多いです。
オーストラリアとイギリス、フランスからだと思います。
「湯宿だいいち」がBBC(World)で紹介され、それから外国人が増えたそうです。

仮の玄関はスキー帰りのお客さんのブーツを乾燥するような場所でした。
本来の「湯宿だいいち」とはちょっと違う雰囲気の入口から廊下を経てフロントへ。
館内にはスリッパはないです。

途中にはサイン色紙がたくさんありました。
読めたのはジェームズ三木、ラムサール条約の事務局の外国人でした^^
【養老牛温泉 湯宿だいいち ロビーでウェルカムドリンク】

フロント
日帰り入浴の券売機も置いてあります。

木のぬくもりを感じられるロビー。
太い柱は「いちいの木」だそうです。

ガラスの向こうに動物が遊びにやって来るので、夜はシマフクロウ目当てのお客さんで賑わいます。

ロビーの奥にある小上がり席で記帳。
こちらは朝食バイキングの会場でもあります。

窓からは標津川が。

ウェルカムドリンクはお抹茶にしました。

飲み物はこちらから選べます。

ついでに、夕食の選べるメニュー「焼物」・「釜飯」の3品から1つずつ選択します。
焼物はミルキーポークの串焼き、釜飯は花咲がにしました。
【養老牛温泉 湯宿だいいち 本館2階 洋室 トイレ付 12,000円~】

館内見取り図
左側が新館、右側が本館
フロント、ロビー、食事処、メインの大浴場は本館にあります。
新館にはお休み処、新館のお風呂があります。
新館のお休み処はお風呂編で書きますね。

エレベーターは本館と新館に1基ずつあります。
奥は喫煙コーナー。
喫煙所も本館と新館に一か所ずつありました。

本館2階に上がる階段と廊下
「湯宿だいいち」は廊下に絵画がたくさん飾ってあり、長い廊下も飽きずに歩けるのですが(笑)、その絵がとても素敵でした。

本館2階奥

こちらが宿泊した部屋です。
2階洋室 山側 セミダブル トイレ付 平日1名利用 1泊2食付き 16,500円(税込み)
2名利用の場合は13.200円(税込み)~
*公式サイトには出ていないタイプの部屋です。
通常一人で泊れる安い部屋は駐車場側で景色が良くないのですが、こちらは山側で景色が良い代わりに他の部屋に比べるとおしゃれ度は落ちます^^
ちなみに新館のおしゃれな部屋は1名で泊まると22,000円(税別)くらいということでした。
それでも安いと思います。

入口から見た客室
ドア⇒トイレと経てセミダブルのある寝室、窓際にはリビングがあります。
2部屋足して10畳あるかないか。

窓際から

ベッドはセミダブルだと思います。
寝返りが多いので1人で丁度良いサイズ。
2人だと狭いかもしれません。

3人サイズのソファ

テレビ、金庫、冷水ポット、下には空気清浄機

電気ポット、お茶セット(緑茶・コーヒー)、おまんじゅう、ティッシュ、アメニティ

空の冷蔵庫
館内にはドリンクの自動販売機があります。
コンビニや売店は空港の方まで戻らないとないのではないかと思います。

ソファの横にあるクローゼット

ロビーの奥で選べる浴衣の部屋から持ってきた色浴衣

クローゼットの内にはシマフクロウのイラストが入った浴衣(左)と岩盤浴用の浴衣(右)があります。
黒いバッグはお風呂セットの入れ物。

羽織を着るとこんなイメージ。

クローゼットの中にあったアメニティ
歯ブラシ、ヘアブラシ、ヘアクリップ、コットン、カミソリ、たび靴下、フェイシャルマスク

手0ブルの下にはまた別にコットン&綿棒、胃薬、ばんそうこう、爪切りがありました。

部屋のトイレと洗面所
温熱便座+シャワー式トイレです。

洗面台の横にはコーセーの化粧水と手指用の消毒用が置いてありました。
2月下旬でちょうど北海道でコロナが流行り始めた時です。

三面ガラス張りで自然との一体感が感じられる窓際の席
テーブルの上には全館・全室禁煙の案内がありました。

宿の前を流れるのはモリシベツ川(標津川)。
お風呂巡りと野生動物ウォッチングで部屋にはあまりいなかったので、やっぱり2泊したかったです。
【養老牛温泉 湯宿だいいち 他の客室一例】
ちなみに、新館の部屋はこんな感じになっているようです。
新館客室(じゃらんから)
新館客室(じゃらんから)
本館和室(JTBから)
![]()
【養老牛温泉 湯宿だいいち 共用スペース】

本館と新館を1階のつなぐ廊下

とにかく絵画がたくさん飾られています。

本館と新館の間には選べる枕のコーナーがあります。
自動販売機は本館、大浴場の近く他、3か所くらいありました。

清涼飲料水とビール

アイスクリームと清涼飲料水

お土産コーナーも充実しています。

中標津周辺の銘菓や瓶詰の食品

行者にんにく、昆布や海鮮の干物

化粧品

カップやフクロウグッズ

木彫りのフクロウ

フクロウのバッグ
【湯宿だいいちの夜は野生動物ウォッチングで更けていく】
夜の暖炉の前には国内外20名近いお客さんが集まり、固唾を呑んで動物が来るのを見守っていました。

夜はすばしこくて写真に収めるのは難しかったのですが、エゾクロテンが30分おきに餌を食べに来ていました。
姿を現すたびに、お客さんから「キター」と歓声が上がっていました。

もふもふの背中
私は23:30で退散しましたが、シマフクロウ目当てで宿泊していたお客さんは真夜中までレンズを構えていたそうです。

翌朝、朝食後のひととき。
小鳥が遊びに来るように餌箱もあります。

この鳥は?エゾオオアカゲラ?20センチ以上ある中型の鳥。
iphone11はズームの画像がダメ・・・。
せっかく一眼レフを持って行ったのに、極寒の知床で故障しました( ;∀;)
ガチで撮影に来ていたお客さんはバズーカのようなレンズを構えていました。

スズメより小さな鳥。
顔はあの白くてちっちゃいシマエナガに間違いなさそうですが、羽根が茶色いのは幼鳥なのかな。

テンと目が合ったぞー

ベストショット!
朝食後に誰もいなくなったロビーに安心してテンが何度も遊びに来ました。

30分ほどモグモグタイムが続きました。
といっても、警戒心が強いので一口つまんではデッキの下に隠れて、また出て来るを繰り返していました。
こちらはお客さんの撮影した写真

エゾクロテンはちょくちょく来ます。

シマフクロウ
夕食前に部屋に電話がかかってきて「今、ふくろうが来ています!」と教えてくれました。
2月は中旬まで毎日来ていたというのですが、見逃してしまいました。

真冬だったのでヒグマはいませんでしたが、冬眠から目覚めれば出るのかな!?
【養老牛温泉 湯宿だいいち 温泉の感想】
部屋の広さ ★★★★ 4.2
設備 ★★★★ 4.5
アメニティ ★★★★ 4.8
宿の雰囲気 ★★★★ 4.6
清潔感 ★★★★ 4.4
接客サービス ★★★★ 4.5
【養老牛温泉 湯宿だいいち 宿情報】
チェックイン/アウト 14:00~ / ~11:00
クレジットカード〇 キャッシュレス5%還元あり
エレベーター〇 バリアフリー△
携帯電話送受信 〇 wifi△(ロビー周辺)
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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