長野県諏訪市にある上諏訪温泉の一般人も利用できる共同浴場「大和温泉」の入浴レポートです。
最終更新日 | 2017/8/23 | 訪問日 | 2017/8月中旬 |
【上諏訪温泉 大和温泉】基本情報
かみすわおんせん やまとおんせん
住所:〒392-0024 長野県諏訪市小和田17―5
TEL:0266-52-3659
公式サイトなし
⇒「上諏訪温泉」へのアクセス詳細&宿泊予約はこちらのページへ
【宿泊料金】
なし 日帰り入浴専門
口コミ評価:google 4.5点/5.0点
【大和温泉はこんな温泉です】
◆上諏訪のジモ泉エリアにある一般人でも入浴できるな共同浴場
◆ほんのり硫黄臭のする淡いグリーンのお湯
◆場所は少し分かりにくい
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【日帰り入浴】
営業時間:7:00~22:00
料金:大人300円 小学生130円 幼児70円
アクセス
◆車
中央道「諏訪IC」から国道20号線経由、5キロ、12分。
ドラぷら
◆電車
JR中央本線「上諏訪駅」から1.2キロ徒歩15分、タクシーで5分。「上諏訪駅」から諏訪市コミュニティバス(かりんちゃんバス)・市内循環外回り線で「総合福祉センター」下車、徒歩1分。
Yahoo!路線情報・諏訪市コミュニティバス時刻表
◆高速バス
楽天トラベル高速バス予約・
地図
【ジモ泉密集エリアにある一般人も利用できる共同浴場 上諏訪 大和温泉】
「大和温泉」は、上諏訪温泉の地元民専用の公衆浴場が連なる住宅街の片隅にあります。
分かりにくい場所にあり穴場的な存在ですが、硫黄臭漂う薄緑色のお湯が特徴で、レトロな雰囲気も相まって温泉ファンに人気の共同浴場です。
前回は、すぐ近くにある似た泉質の「衣温泉」が閉館となるために立ち寄りましたが、「大和温泉」の方に未訪問だったので改めて訪問しました。
ナビでは表示されない場合には、すぐ向かいにある「総合福祉センター湯小路いきいき元気館 TEL:0266-54-7711」に設定しておけば大丈夫かと思います。
諏訪インターからナビに従ってやってくると、共同浴場らしい緑色の建物のある三画路地のあたりに来ました。
この緑色の建物は、地元の組合員しか利用できない小和田の「平湯」という共同浴場です。
テルマエロマエⅡでも主人公が力士に囲まれるという場面で出てきました。
「平湯」の正面から見て左側の道路には「福祉センター」、右側道路の4軒目あたりに「大和温泉」の入口があります。
「大和温泉」には駐車場がないようですが、入口とは逆の路地の左側に駐車場らしき2台分スペースに車が停まっていました。でも、そこに停めていいのか分からず・・・。福祉センターの方は利用者以外駐車禁止でした(^_^;)
徒歩10分くらい歩けばコインパーキングがあります。
福祉センターの方にも同じ源泉を使用した日帰り温泉がありますが、やはり共同浴場に比べるとお湯のインパクトは弱めだそうです。
写真左の三角屋根が「平湯」の浴場、右の灯が付いているのは「上湯」の共同浴場。
「上湯」の方も地元民専用です。写真は福祉センター側の路地から撮影したもの。
夕方だったので、子供の声が響いていました。
渋すぎる「上湯」と書かれた看板と入口
加盟社以外の入浴お断りの看板
湯小屋の片隅にある小さな祠にも4本の御柱が。さすが諏訪大社のお膝元です。
右側の路地に戻り少し進むと民家との間に細い路地があり「大和温泉」の看板が見えました。
車に乗っていたのではまず気づかないであろう奥まった場所に看板があります。
路地の入口
人が一人やっと通れる幅しかありません。
路地裏から中庭のような場所に出ると正面に温泉の入口がありました。
左が男湯、右が女湯。
脱衣所に洗面台がない代わりに表にありました。
後ろから声をかけられ振り返ると、民家の軒先に料金案内があり、ご主人が出てきました。
以前は大人230円だったようですが、300円に値上がりしていました。
それでも安すぎるほどですが。
浴室入口前にはウォシュレットトイレもありました。
女性用の脱衣所j内。
鍵なしロッカーとマッサージチェアだけで、洗面台もドライヤーもありません。
こちらが浴室。床も壁もみどり色。
手前にかかり湯と水道水の蛇口がありますが、カランやシャワーはありません。
もちろん、石鹸もシャンプーもないので要持参です。
ステンレスの縁に緑色のタイル張りのお風呂で5~6人サイズ。
男湯との仕切りの小窓には月やライオンの飾りがついていました。
中央のホースからはチョロチョロと源泉が出ています。
湯舟の温度は43度強で熱め。
源泉の温度からすれば先客さんが調整して行ってくれたのだろうなという温度でした。
源泉名「湯小路温泉」泉温68.9度 湧出量-(未測定、掘削による動力揚湯 ボアホールポンプ)
泉質:アルカリ性単純硫黄温泉(低張性アルカリ性高温泉)pH8.7
タイルが緑色なのでバスクリンのような色に見えますが、実際はうっすらと淡い黄緑色で「衣温泉」と同じような感じなのでしょう。
でも、たまご臭とヌルスベ感は3割増くらいに感じました。
良く温まるお湯で、身体からも硫黄の香りが漂い、家路につく前の最後の一風呂としては大満足でした♪
隣りに2つあるジモ泉も同じ源泉なのだと思いますが、入ってみたいですね^^
【大和温泉 温泉の感想】
諏訪市の中心部にほど近い場所にありつつも秘密基地のような裏路地にあり、レトロな雰囲気もマニア心をくすぐるのだろうなと納得。
泉質も上品な硫黄臭にヌルトロすべすべのお湯で文句なし。
近くにジモ泉とセンター系の温泉があるせいで穴場になっているため、一般客にはかえって利用しやすいのも良かったです。
夜10時までやっているので、ドライブの帰りに立ち寄るにもいいですね。
駐車場だけがやっかいですが。
泉質 ★★★★4.4
お風呂の雰囲気 ★★★3.8
清潔感 ★★★★4.2
接客サービス ★★★3.8
【大和温泉 温泉情報】
◆お風呂
男女別大浴場 内湯各1
◆源泉 H27.7月の分析書
源泉名「湯小路温泉」泉温68.9度 湧出量-(未測定、掘削による動力揚湯 ボアホールポンプ)
泉質:アルカリ性単純硫黄温泉(低張性アルカリ性高温泉)pH8.7
蒸発残留物 685mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)736.9mg/kg 成分総計737.7mg/kg
メタケイ酸76.1mg、硫化水素イオン4.6mg,チオ硫酸イオン0.4mg,遊離硫化水素0.1mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
【上諏訪温泉周辺の関連記事】
◆諏訪市 中央道 諏訪SA上り ハイウェイ諏訪湖温泉 日帰り入浴
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以前、北海道の鯉川温泉のコメントでお邪魔しました。
実はわたくし、実家が諏訪市なんです。
行かれましたか、大和温泉。
いいお湯でわたしも好きです。
ただ、温泉までのアプローチや建物には味わい深いものがありますが、湯ぶねがね・・・ちょっと興ざめ。
やっぱり雰囲気って大切です。
諏訪市の共浴はジモ専ばかりです。
これはもともとからそういう成り立ちなのでしょうがありませんが、
草津などの共浴は、以前は自由にもらい湯ができましたが、
今はほとんどが禁止になってしまいました。
外から入りに来られる方のマナーの悪さが原因です。
残念でなりませんが、
もともと地元の方が、生活の一部として汗を流す場所なのでいたし方ないとも思います。
お湯自体もそうですが、共浴は、はしごして建物や風情も味わいたいですよね。
・・・・さて、
その点、
下諏訪町の共浴はほとんど立ち寄りOKです。
下諏訪大社そばの菅野温泉は、とても雰囲気がある共浴でいちばんのおススメです。
機会があったら是非行ってみてください。
ちなみに、
私の実家は中央道諏訪インターの方なのですが、共浴の湯は完全に濁っています。足元は見えません。
40年くらい前はもっと赤さび色のお湯だったのですが、だんだんと昆布色みたいになってきました。
上諏訪温泉と言っても、ほんの数キロ離れただけで泉質も色もまったく違って、やっぱり温泉は生きてますね。
レポート楽しみにしています。
ではまたお邪魔します。
しまねこ5610 様
お久しぶりです。
しまねこ5610さんは、7月に北海道に釣りと温泉旅に行かれるということでしたが、楽しんで来られましたか?
鯉川温泉旅館もですが、北海道では昨年の台風の影響で
入れなくなってしまった野湯もいろいろあったのではないかと思います・・・。
しまねこ5610さんはご実家が諏訪市でしたか!
ちょうど、お盆前後にウロウロしていました^^
小さいころから共同浴場に慣れ親しんで温泉尽くしだったわけですね。
前回、衣温泉の閉館日に行った時には大和温泉を勧められ、
今回は、八ヶ岳の帰りに少しだけ寄り道したので、大和温泉にしか立ち寄れず。
そして、次は菅野温泉を勧められ(笑)
菅野温泉もチェックしていたところなのですが、温泉街に泊りで行かないとまとめて回れませんね。
大和温泉は確かに浴室がそっけなさ過ぎかもしれません。
場所は秘密基地みたいで面白かったですが。
大和温泉の2軒隣もでしたが、上諏訪の方はジモ銭が多いのですね。
近くに密集してても泉質が違うと入ってみたいですが、
部外者が入れないのも仕方ないと思います。
下諏訪の方は、いづれ毒沢鉱泉に泊まる機会があると思うので、
その時にでも、きちんと下調べをしてから共同浴場巡りをしたいと思います。
諏訪大社の下社二社に硫黄臭のする手水舎があったので、あんな感じのお湯なのかと想像しています。
まだ、去年の九州と今年の分と、レポートが溜まっていますが、
ゆっくりペースで更新していく予定ですので、またご訪問ください。
コメントのご返信、ありがとうございます。
同級生がとなりの共同浴場に加盟しているので、
2つとも入ったことがあるのですが、
お湯を引いている所が違うかもしれません。
となりの2つは湯の花が非常に多く、
ごく薄く白濁しているようにも見えるくらいなんです。
機会がったら調べてみますね。
ちなみにあの辺りは、
住所表記は小和田で終わりですが、
実はそのあとに「湯小路」と続きます。
・・・・地方に行って、お湯にまつわる住所表記があると
何だかうらやましいです。
ではではまたお邪魔します。
しまねこ5610 様
再度の情報提供ありがとうございます。
大和温泉の隣の二つは濁り湯なのですか。
すごく濃そうですね^^
「湯小路源泉」と書いてあったので気になりましたが、
もともとの住所から名付けられていたのですね。
たしかに、地名に「湯」という付いていると情緒があっていいですね。
思い返してみると、実家の方は温泉不毛地帯なので
「湯」とつく地名は一切聞いたことがないです・・・。