【栃木】奥鬼怒温泉郷 加仁湯 宿泊 & 日帰り入浴 その3 お風呂編

栃木県日光市にある奥鬼怒温泉郷「加仁湯」の入浴レポートです。

【奥鬼怒温泉郷 加仁湯】温泉情報

おくきぬおんせんきょう かにゆ

お風呂

館内:男女別内湯
館内:女性用露天風呂1、混浴露天風呂大1 小5
屋外:混浴露天風呂大1、小1、貸切露天風呂3、プール1

*午前中はどれか1つ清掃あり、他は24時間利用可能

口コミ評価:Google 4.2点/5.0点

【加仁湯の温泉の特徴】

◆なめらかな肌触りの硫黄泉
◆自家源泉5本中4本が硫黄泉のにごり湯
◆混浴が多いが女性専用露天風呂もある
◆開放感と景観の良い第3露天風呂がおススメ!
◆夏季限定の温泉プールもある!


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⇒「奥鬼怒温泉郷 加仁湯」へのアクセス詳細&宿泊予約はこちらのページへ

⇒奥鬼怒温泉郷までの道のりはこちらへ

⇒「奥鬼怒温泉郷 加仁湯」の客室情報はその1お部屋編へ

⇒「奥鬼怒温泉郷 加仁湯」の食事情報はその2お食事編へ

 

【日帰り入浴】

営業時間:9:00~15:00
料金:大人800円 子供500円
昼食対応:12:00~12:50L.O. そば・うどん600円~
定休日:無休(一部の浴槽は午前中清掃中の場合あり)

 

【とにかく数が多い!露天風呂も充実! 奥鬼怒温泉郷 加仁湯】

江戸時代後期には利用されていたとされる加仁湯。

「加仁湯」の名前は、沢がにが多く生息していた場所から名づけられました。

戦後まもなくまでは、「岳人小屋 蟹湯」という名前でしたが、主人が兵役で不在の間も登山者によって黙々と守られてきたことに仁義を感じ、「加仁湯」の名に改められたそうです。

 

現在は、無色透明の温泉が1本、硫黄泉のにごり湯が4本あり、湯船にはそれぞれ違う源泉が使われています。

 

「加仁湯」のお風呂はとにかく数が多いのですが、

 

1、館内に

(1)男女別大浴場(内湯各1)

(2)第1露天風呂(女性専用露天 大)

(3)第3露天風呂(混浴露天 大)

(4)ロマンの湯(混浴露天風呂小浴槽5)

 

2、屋外に、

(5)第2露天風呂(混浴露天 大)

(6)カモシカの湯(混浴露天 小)

(7)貸切露天3(宿泊者専用)

(8)温泉プール2(夏季限定6~9月頃)

 

があります。

 

館内・屋外の区別の他に、入口の場所でエリアを頭に入れておくと分かりやすいかもしれません。

一度行ってみるとすぐにわかるのですが、静止画像と文章だけだと分かりにくいかもしれません。

その1お部編の最後に動画を載せていますので、よろしければご覧ください。

 

お風呂は、午前中にどれか一つの大きい露天風呂が清掃中になっていますが、それ以外は年中無休、24時間入浴できます。

フロントに「今日は〇〇清掃中」と札が出ています。

 

混浴露天風呂では、女性はバスタオル巻き、湯あみ着もOKです。

日帰りの場合、バスタオルは150円でレンタルできます。

宿泊の場合、チェックアウト後も入浴できるのですが、部屋には戻れないので、部屋にあるバスタオルを持ってきて良いそうです。

 

洗い場があるのは、男女別大浴場(内湯)だけです。

 

どこから入ろうか迷いますが、女性目線から入りたい順にご紹介します。

 

*日帰り入浴の場合は送迎は行っていないのでご注意ください。

 

【風情良し!女性も安心して入浴できる! 加仁湯 第1露天風呂 ~女性専用】

大きな露天風呂は第1、第2、第3とありますが、第1が女性専用となっています。

場所はフロントからまっすぐ奥へ、廊下を100mくらい歩きます(笑)

廊下の奥は手前に「第3露天」(混浴)、奥に「第1露天」(混浴)があります。

女性は奥の第1露天風呂に入った後、手前の第1露天風呂をちょっと覗いてみて誰もいなければ入ってみようかな?という感じになると思います。

大きな旅館ですが、お風呂の数も多いので、宿泊者が多くてもお風呂ではだれとも会わないタイミングがあります。

女性用の暖簾をくぐるとワイルドな岩に囲まれた通路へ。

その奥に棚と籠だけの脱衣所があります。

露天風呂には洗い場がないので、脱衣所には洗面台もドライヤーもありません。

入口から見た第1露天風呂

横から

奥から

入口側は屋根付きで湯口あり、奥は屋根なしで2槽に分かれています。

入口側

5~6人サイズの大きさ。

下の方に湯口が2~3か所あり、湯船の中は43度強とやや熱めです。

透明度は25センチくらいのにごり湯。

成分はそこそこ濃いですが、なめらかな肌触りで刺激も少なく、出た後はすべすべする硫黄泉です。

入浴中の目線

対岸の山の景色が見えて風情のあるお風呂です。

奥の浴槽は湯口は1本だけだったかな。手前からお湯が流れてくる感じで、気持ちぬるめの43度でした。

冬になるともう少しぬるく感じるかもしれません。

 

湯船に入りながら見える景色は隣の「第3露天風呂」がイチオシですが、混浴はちょっと恥ずかしいという方はこちらの「第一露天風呂」だけでも十分満足できると思います。

 

【使用源泉】H21.7月の分析書

源泉名「黄金の湯」泉温46.5度(気温22度) 湧出量 126.3L/分(動力揚湯)
泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)(中性低張性高温泉)pH6.4
蒸発残留物 941.8mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)1,152mg/kg 成分総計1,313mg/kg
メタケイ酸108mg,遊離二酸化炭素ガス151.3mg/kg
硫化水素イオン2.0mg,チオ硫酸イオン1.1mg,有利硫化水素ガス8.9mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし

 

【開放感と眺めは一番! 加仁湯 第3露天風呂 ~混浴】

続いてお隣の「第3露天風呂」へ。

以前日帰りで訪問した時も、今回宿泊と翌々日に日帰りで再訪した時も、この第3露天風呂ではだれにも会いませんでした。

景観と開放感はイチオシなのになぜ???

入口と脱衣所は男女別に分かれています。

こちらも洗い場のない露天風呂なので、脱衣所には棚と籠しかありません。

出入り口からチラ見してだれもいないか確認します。

広い!

でも、手前の渓流側には中央で岩の仕切りがあり、基本的には左が女性、右が男性エリアになっているので、それぞれ5~6人サイズくらいの広さです。

越境して女性用の出入り口にいたらヤバい人なので、時間を改めて来ましょう。

女性側入口

乳白色のにごり湯なので入ってしまえば基本的には見えにくく気にならないのですが、お湯を入れ替えたばかりだとほぼ透明で、時間が経つにつれて濁って来るという性質なので、日によってはバスタオルをガッツリ巻いても人目が気になるかもしれません。

渓流側から見た露天風呂

湯口は入口近くに1~2本ありました。

先ほどの女性用露天風呂と同じ源泉を使用していると書かれている貼り紙の他に、「奥鬼怒4号」の分析書もあったので、混合泉かもしれません。

温度は42度くらいで入りやすかったです。

濃すぎず、薄すぎず、長湯しても疲れなそうな硫黄泉でした。

見下ろすと鬼怒川源流が。

右にみえるカンヌキのある扉は貸切露天風呂かな?

対岸には小さな滝も流れていて景色も開放感も抜群です!

晴れていたらとにかく絵になるお風呂なので、女性も人がいない時を狙ってチャレンジしてみてください。

2014年の時の画像

 

【使用源泉】H21.7月の分析書

源泉名「黄金の湯」泉温46.5度(気温22度) 湧出量 126.3L/分(動力揚湯)
泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)(中性低張性高温泉)pH6.4
蒸発残留物 941.8mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)1,152mg/kg 成分総計1,313mg/kg
メタケイ酸108mg,遊離二酸化炭素ガス151.3mg/kg
硫化水素イオン2.0mg,チオ硫酸イオン1.1mg,遊離硫化水素ガス8.9mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし

【使用源泉】H21.7月の分析書

源泉名「奥鬼怒4号」泉温45.9度(気温22度) 湧出量 32.4L/分(掘削自噴)
泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)(中性低張性高温泉)pH6.6
蒸発残留物 941.8mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)1,139mg/kg 成分総計1,240mg/kg
メタケイ酸108.5mg,遊離二酸化炭素ガス94.1mg/kg
硫化水素イオン2.2mg,チオ硫酸イオン0.8mg,遊離硫化水素ガス6.2mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし

 

【第3露天風呂のあるエリアへ】

続いて屋外にある露天風呂を見に行ってみましょう。

 

屋内に、

ロマンの湯(混浴露天風呂小浴槽5)

 

屋外に、

第2露天風呂(混浴露天 大)

カモシカの湯(混浴露天 小)

貸切露天3(宿泊者専用)

温泉プール2(夏季限定6~9月頃)

 

と、色々なお風呂が集まるエリアですが、人がいると隠れる場所もないので、女性にとって優先度は若干低くなると思います。

唯一安心して入れるのは宿泊者専用の貸切露天風呂です。

後はちょっと見学して、写真を撮ってということになるかもしれません。

このエリアの入口はロビーから廊下をまっすぐ奥へ。30mくらい進んだ右側にあります。

扉を開けると左にさらに扉があり、屋外の露天風呂に出ます。

右のすのこの先は「ロマンの湯」という5種類の源泉をきき湯できる小さな露天風呂があります。

スリッパからサンダルに履き替えてすだれの通路を通り抜け、

さらに木の生い茂る簡易弾を下りると位置関係はこのようになっています。

振り返ると階段はこんな感じに。

階段を下りて左に曲がると男女別の脱衣所があります。

脱衣所内部は棚と籠だけです。

 

【宿泊者専用 貸切露天風呂 創穹の湯1~3】

貸切露天風呂は3つあり(1つは調整中でした)、無料ですが予約が必要です。

フロントで鍵を借りて入ります。

利用時間は8:00~22:00まで、1回50分以内。

脱衣所を通り過ぎると「創穹の湯」と書かれた矢印の方へ。

「いろは」と3つ扉がありますが、真ん中は調整中でした。

入ったのは一番手前の「いの湯」。

中は3畳くらいのスペースに1~2人サイズの小さな露天風呂があります。

小さな湯船に源泉のホースが入っているので、中は45度近くありました( ゚Д゚)

ただ、よくかき混ぜると少しはマシになるので入ることが出来ます。

入浴中の目線

大きな岩の間からちょこっと対岸の木々が見えます。

 

【使用源泉】H21.7月の分析書

源泉名「ガケの湯」泉温58度(気温22度) 湧出量 58.5L/分(掘削自噴)
泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)(中性低張性高温泉)pH6.4
蒸発残留物 1,233.2mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)1,469mg/kg 成分総計1,688mg/kg
メタケイ酸123.6mg,遊離二酸化炭素ガス208mg/kg
硫化水素イオン2.5mg,チオ硫酸イオン0.0mg?,遊離硫化水素ガス11.1mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし

 

【オープン過ぎてちょっと入りにくい!? 第2露天風呂】

先ほどの階段を下りて右側すぐには混浴の第2露天風呂があります。

渓流側から見た第2露天風呂

第3露天風呂とは違い、入口も湯船の中も隠れる場所がないため女性は入りにくいかもしれません。

以前訪問した時には、上の客室から見えるんじゃないかと思いましたが、夏で木の葉が茂っていたのでその心配はなさそうでした。

ただ、このエリアの通路からは丸見えです。

横から

この日は清掃日だったのか、お湯を張ったばかりでほとんど透明でした。

湯あみ着を着ていても誰かが着たら恥ずかしいかなと思って入れませんでした^^

2014年の時の画像

 

【使用源泉】H21.7月の分析書

源泉名「ガケの湯」泉温58度(気温22度) 湧出量 58.5L/分(掘削自噴)
泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)(中性低張性高温泉)pH6.4
蒸発残留物 1,233.2mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)1,469mg/kg 成分総計1,688mg/kg
メタケイ酸123.6mg,遊離二酸化炭素ガス208mg/kg
硫化水素イオン2.5mg,チオ硫酸イオン0.0mg?,遊離硫化水素ガス11.1mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし

 

【渓流に一番近い無色透明の湯 カモシカの湯(混浴)】

階段を下りてきて正面の渓流沿いにポツンとあるのが「カモシカの湯」です。

混浴エリアにあるので混浴に分類していますが、1組入っていたら他の人が入るのは不可能なので、暗黙の了解で貸切風呂になっているようなお風呂です。

入口はオープンですが、お風呂の周りは葉が生い茂った木があるので外から見えにくくなっています。

石切り風呂なんでしょうか。1人サイズです(親と子供なら2人入れるかな)。

すぐ真下に渓流があり、対岸の崖には小さな滝が流れているのが見えます。

温度は42度ちょっとで、加仁湯の中では入りやすいです。

 

脱衣所にあった分析書は「黄金の湯」と「ガケの湯」(どちらもにごり湯の硫黄泉)だけでしたが、無色透明のお湯だとするとロマンの湯にある樽風呂と同じ「たけの湯2号」かもしれません。

 

【夏季限定の温泉プール】

第2露天風呂からさらに右手に向かうと温泉水を使用したプールが2レーンあります。

私が宿泊した「積善館」という客室からは丸見えでした。

2021年は6月~9月まで営業する予定だそうです。

右側だけお湯が貼ってあったので手を入れてみたところ、30度あるかどうかのぬる湯でした。

ちなみに、某しずかちゃんはここで泳がされていましたが、少し藻が生えかけていたので私は遠慮しました(^^;)

 

使用している源泉は、一番利用頻度の多い「黄金の湯」です。

【使用源泉】H21.7月の分析書

源泉名「黄金の湯」泉温46.5度(気温22度) 湧出量 126.3L/分(動力揚湯)
泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)(中性低張性高温泉)pH6.4
蒸発残留物 941.8mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)1,152mg/kg 成分総計1,313mg/kg
メタケイ酸108mg,遊離二酸化炭素ガス151.3mg/kg
硫化水素イオン2.0mg,チオ硫酸イオン1.1mg,遊離硫化水素ガス8.9mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし

 

【きき湯ができるアベック風呂 ロマンの湯】

階段を戻りまして、先ほどすのこの通路があった先にある「ロマンの湯」。

加仁湯にある5本の自家源泉がそれぞれ5つの湯船に注がれ、源泉の違いを楽しむという上級者向けのお風呂になっています。

という説明がここ数年で追加されましたが、2014年に訪問した時には「アベックで入る小さな混浴」というお風呂に見えました。

あえて、「アベック」という言葉を使いたくなる雰囲気だったので。

以前はなかった「利き湯 ロマンの湯」のパネル。

そういえば、訪問する少し前に「秘湯ロマン」で加仁湯が取り上げられたので、その時に合わせて作られたのかもしれません。

その時の天候に合わせて混合泉にして入りやすいように調整してあると書いてありましたが、加水しないと全部熱いです( ;∀;)

モデルさん、よく入ったなぁ(笑)

ロマンの湯入口には飲泉所もあります。

右にある「ロマンの湯」は奥鬼怒の伝説にちなんだ説明が書いてあります。

脱衣所は男女別

「ロマンの湯」 仕切りのある湯船が並ぶ通路

 

【その1 たけの湯No.2】

だいぶ年季が入っている樽風呂ですが、中のお湯は加仁湯で唯一無色透明の源泉です。

成分的には他の源泉から硫黄だけ抜いた感じです。

ここは40度あるかないか、一番ぬるかったです。

源泉温度は高いですが、湯量が少ないのでお湯がたまるまでに冷めるのかもしれません。

【使用源泉】H21.7月の分析書

源泉名「たけの湯No.2」泉温50.2度(気温22度) 湧出量 9.8L/分(掘削自噴)
泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(中性低張性高温泉)pH6.7
蒸発残留物 902.3mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)1,124mg/kg 成分総計1,233mg/kg
メタケイ酸112.9mg,遊離二酸化炭素ガス108mg/kg
硫化水素イオン0.2mg,チオ硫酸イオン-mg,遊離硫化水素ガス0.4mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし

 

【その2 ガケの湯】

残り4つは見た目がほとんど変わらない1.5人サイズのお風呂です。

パネルの説明では、5源泉の中で2番目に溶存物質が多く、成分組成は「黄金の湯」と同じとのこと。

45度くらいあるので加水しないとつらいです・・・。

「ガケ(崖)の湯」の源泉は、先ほど外にあった第1露天風呂と貸切風呂にも使われています。

他の硫黄泉と比べると、元から透明度が高いみたいですね。

【使用源泉】H21.7月の分析書

源泉名「ガケの湯」泉温58度(気温22度) 湧出量 58.5L/分(掘削自噴)
泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)(中性低張性高温泉)pH6.4
蒸発残留物 1,233.2mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)1,469mg/kg 成分総計1,688mg/kg
メタケイ酸123.6mg,遊離二酸化炭素ガス208mg/kg
硫化水素イオン2.5mg,チオ硫酸イオン0.0mg?,遊離硫化水素ガス11.1mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし

 

【その3 岩の湯】

少し濁りが強く青みがかっています。鮮度の関係でたまたかなのかな?

パネルの説明では、5源泉の中で溶存物質が一番多く、泉温が高く、湧出量も多いそうです。炭酸水素イオンの比率が低く、食塩が主成分とのこと。

見た限り、「岩の湯」の源泉を使用しているのはここだけかもしれません。

【使用源泉】H21.7月の分析書

源泉名「岩の湯」泉温63.7度(気温22度) 湧出量 108.3L/分(掘削自噴)
泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)(中性低張性高温泉)pH6.3
蒸発残留物 1,472.4mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)1,728mg/kg 成分総計1,981mg/kg
メタケイ酸145.4mg,遊離二酸化炭素ガス237.4mg/kg
硫化水素イオン2.7mg,チオ硫酸イオン0.0mg,遊離硫化水素ガス15.5mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし

 

【その4 黄金の湯】

「黄金の湯」は、第1露天風呂、第3露天風呂、温泉プールと一番使用頻度の高い源泉です。

パネルの説明では、『溶存物質が1Lあたり1,313mgで適度な炭酸ガス及び硫化水素を含むため、湧出直後からコロイド硫黄成分による「濁り湯」が生じる。また、殺菌作用も強いために、皮膚病にも効果がある。』とあります。

殺菌作用はメタホウ酸のことを言っているのかな?26.8mg/kgあります。

説明では『濁り湯』とありましたが、たまたまなのか、底に湯花が沈んでいるのもありますが、綺麗なブルーの透明の湯でした。

鮮度が良すぎて激熱でした( ;∀;)

第1・第3露天風呂は綺麗な濁り湯でした。

 

【その5 奥鬼怒4号】

特急電車みたいな名前に聞こえます^^

説明分には『ほぼ黄金の湯と同じ組成だが、温度と湧出量が異なる。』とあります。

やや濁りありです。

第3露天風呂にも「奥鬼怒4号」の分析書があったので、混合しているのでしょうか。

【使用源泉】H21.7月の分析書

源泉名「奥鬼怒4号」泉温45.9度(気温22度) 湧出量 32.4L/分(掘削自噴)
泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)(中性低張性高温泉)pH6.6
蒸発残留物 941.8mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)1,139mg/kg 成分総計1,240mg/kg
メタケイ酸108.5mg,遊離二酸化炭素ガス94.1mg/kg
硫化水素イオン2.2mg,チオ硫酸イオン0.8mg,遊離硫化水素ガス6.2mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし

 

【唯一洗い場のあるお風呂 男女別大浴場】

内湯だけの男女別大浴場はフロントから1階下に降りたところにあります。

男女別入口 入替はありません。

脱衣所からお風呂はガラス張りで見えるようになっています。

脱衣所内には棚と籠、洗面台には販促品の化粧水。

ドライヤーは硫化水素ガスで故障するので、日帰りの場合はフロントで貸し出しています。

宿泊の場合は部屋に置いてあります。

ロッカーはフロントの階にある自動販売機コーナーにあります。

シャワー台の並ぶ洗い場を経て

さらに窓際にも洗い場があり、ぐるっと回ってようやくお風呂があります。

半円型の5~6人サイズのお風呂。

濁りは少なめな「ガケの湯」を使用しています。

46度以上あり、加水用のホースも見当たらず、入れませんでした( ;∀;)

さんざん露天風呂に入った後なので、ここで入れなくても別にいいやと髪だけ洗いましたが、先に温度を確かめた方がいいかもしれません。

 

【使用源泉】H21.7月の分析書

源泉名「ガケの湯」泉温58度(気温22度) 湧出量 58.5L/分(掘削自噴)
泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)(中性低張性高温泉)pH6.4
蒸発残留物 1,233.2mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)1,469mg/kg 成分総計1,688mg/kg
メタケイ酸123.6mg,遊離二酸化炭素ガス208mg/kg
硫化水素イオン2.5mg,チオ硫酸イオン0.0mg?,遊離硫化水素ガス11.1mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし

 

【奥鬼怒温泉郷 加仁湯 温泉の感想】

たくさんのお風呂を紹介しましたが、やっぱり女性の場合は女性専用の露天風呂が1番ですね。

その次に、人がいなければ隣の第3露天風呂に入って景色を楽しむ感じになるかと。

1泊ならばそれで十分だと思います。

泉質も「黄金の湯」が一番なめらかで硫黄もソコソコ濃く、バランスが良いと感じます。

好奇心がある方は、時間の許す限り色々なお風呂を試してみてください。

 

泉質★★★★4.3(第1・第3露天4.4)

お風呂の雰囲気★★★★4.1(第3露天4.6 第1露天4.5、他3.8~4.0点)

清潔感★★★★4.0(ロマンの湯は3.0)

 

⇒「奥鬼怒温泉郷 加仁湯」をインターネットで予約する

 

 

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⇒「奥鬼怒温泉郷 加仁湯」の客室情報はその1お部屋編へ

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*ブログの内容は掲載時の情報です。

基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。



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